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風呂
やっぱり、日記というか、具体的なエピソードがないと、
ネタがつづかんですなぁ。
ま、それはそれとして。
動物園をはじめとして、この世界にはたくさんの名所がある。
ウルティマの中には世界観を補強するために本があって、
とれる本棚からは、街に関する物語、とか色々あるんですけどね、
英語なので、読めません。しくしく。
いろんな面白い話や、歴史があるんだろうになぁ。
んで、結局この世界にある物の情報は、人からの伝聞、のみになる。
ウルティマ関係のページによって得た知識、
そのページで紹介されている名所を友人に聞いて、案内してもらう。
普通のRPGでも、マップが広いゲームだと、
攻略本や、NPCからの情報に従って歩を進めて、
表れてくるグラフィックに感嘆の声を上げることがある。
ウルティマは、それを共感できる友達がいるのだ。
ま、動物園と同じなんだけどさ、感覚としてはね。
う、統合的にしようと思ったけど、面白い話があるや。
何だ、ネタいっぱいあるじゃん。怠慢だぞ、俺。
いろんな名所を言おうと思ったけど、この雑文は一つに絞りますわ。
へこきんぐ 「バッドヘッド」氏 に連れていってもらった、
「風呂」の話だ。
ウルティマには、でかい桶にはしごがかけられて、水が張ってある、風呂がある。
さすが西洋を表現した世界。一つの街にしかないんだよね。
まあ、これだからペストが大流行するんだよね、不潔な世界だ。
しかも、この風呂、一般の方はご利用できません。
何故か?
死ぬほど危険なところにあるからなのである。
「バッカニアーズ・デン」という街がある。
この広大なブリタニアの世界の中で、唯一、
「犯罪者が利用できる街」
なのである。
普通の街は、犯罪を起こしたプレイヤーはたちまち街の守護者、
「ガード」にたたき殺される。「瞬殺」されるんだ。
ところが、このバッカニアーズ・デンには、「ガード」がいないのだ。
無法者の街、っていうか、無法の街なんだ。
ここには、誰も裁くものがいない。
隣の人間ぶっ殺しても、オッケーなのだ!
まぁ、街以外の所なら、どこでも同じ条件なんだけど、特筆すべきは、
ここが、無法の「街」だってこと。
つまり
普通の街を利用できない「危険な人達」が街の施設を利用できる、
そーゆー人達の集う場所なんである。
正直、僕はびびっていた。
「りん」から、この街の怖さは、さんざん聞かされていたのだ。
島に上陸したらいきなり攻撃された話。
風呂を見に行って、殺された話などである。
この世界、死はかなり軽い意味しか持たない。だとしても、
わざわざ殺されるような所に近付くなんてのは、愚か者の行動他ならない。
おまけに友人が殺されたという場所である。
でも、見たかった。この世界に、一つしかない、「風呂」を!
「バッドヘッド」は僕の頼みを快諾してくれた。
島に上陸をした僕は、びくびくきょろきょろしながら、
バッドヘッドの後ろをついていった。
他の人は、そのまま、恐怖の対象なのである。ダンジョンより、こわかったよ。
風呂を見つめて、裸になって、入れないのに、こつこつギャグをやって、
近くにある鏡台に座って、ぼけたりつっこんだりした。
んでそこでやることはやりつくした、後だ。
「銀行に行こう」ってことになった。
「銀行」・・・・全てのプレイヤーの集まる場所。
犯罪者の街で、溜まり場に行こうてのよ。
「危ないとこには、行っちゃいけません」
これに逆らうのは、やっぱり子供なんでしょうか、僕は?
っていうか、危ないとこがいやなら、こんなゲームやってないよね。
心臓ばくばくですが、何かわくわくでした。
犯罪者じゃない人が談笑をしていました。しかし、油断は出来まへん。
そして、横のバッドヘッドが、突然叫びだしたのです。
「毒塗りますよぉぉぉぉぉ!」
ぎゃああああああ、なにをゆってんのこんひとはぁぁぁぁ?
バッドヘッドの塗る毒は、「致死毒」なんです。
塗って上げた毒で、気まぐれにぶったぎられれば、即死です。
大受けしました。
やっぱりこの人にはかなわねぇ。
と思い知らされたエピソードでした。