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フランカー2



フライトシュミレーターである。
日本では、あまり人気のないジャンル。
おまけに、パソコン版、さらに英語版、
しかも、始める場合には、英語キーボートしか操作を受け付けないため
、 キーボードドライバーを入れ直し、再起動。
日本で手に入れている人はそんな苦労をこなして、やっているのです。

でも、だからこそ、このページに説明が載るわけで。
さらに、だ。
このゲームに登場する自分の機体は、ロシア製なのである。
ヘッドアップディスプレイ、ロシア語。
たはははは・・・・・。

軟弱者なので、英語にしてますけどね。

さて、このゲームの主人公は、「フランカー」と総称される、
Su−27と、33。
「スホーイ」とよばれる、ロシアの「MIG(ミグ)」とならぶ、
戦闘機系統樹の最新鋭機である。
これがもう、美しい。
個人的に、世界で最も美しい現用戦闘機No.1の称号をあげよう。
ま、これは人によってはいろいろあるでしょうが。

Su−27フランカーはF15に対抗するために作られた戦闘機で、
でかくて武器がいっぱいつめて、遠くまで行けて、かつ小回りも利く、
という、F15と同じ、
「金かけてもいいから、とにかく強いの作れ」という
コンセプトで作られた、戦闘機である。
まぁ、その後いろいろ改修を加えられて、いろんなところで使われています。
33は、フランカーの艦載機バージョン。
27もいいんですが、33は、カナードといわれる、
機体の前の方に、主翼とは別に小さな翼を備えています。
理屈はいいから、かっこいい。俺これ好き。
という、まあ、「アニメ野郎」な感覚で、この戦闘機は大好き。
しかもお尻には、空母着艦用の、ランディングフックだって装備だし、ぞくぞく。

友達に言わせると、「ロシアは技術的に劣ってるからでかくなってしまった」
といわれるフランカーではあるけど、
でかいからこそこの機体のバランスが取れてるし、
しかも、操縦が難しいのである。・・・・・だろう。

さて、ゲームの説明いこうか。
「大きくなったら、飛行機のパイロットになる!」とさけんで、
子煩悩の親を無駄に喜ばせた前科を持つ子供は、決して少なくないはずである。
そして多くの子供が挫折する。
で、さらにそのこの好みが二つに分かれていく。
ジャンボジェットのりてぇ、と、とにかく敵飛行機に鉛玉とミサイルぶち込みてぇ。
という、人にである。
そう。両手操縦器系と、片手操縦器系である。
でまあ、俺は後者な訳で。
で、極めた人は、基地まで写真取りに行ったりとかするんだけど、
俺は、そうではなかった。
とにかく、乗りたい、飛びたい。
それが、かなう時代なのである。モニターの中で、だけどね。
コンピューターの異常進化競争が生んだ利点は、グラフィックの描画速度
という形で、僕たちゲーム好きに恩恵をもたらしている。
航空写真と同じレベルまでなら、グラフィックで再現可能な時代になったのだ。
空を飛ぶ、山が近づく、山の峰を飛び越える、その向こうに街が、海が、雲が広がる、
というところまでなら、「目で見える」のである。
加えて、ネットワーク。
A:「方位120、俺のレーダーがミグとらえました。迎撃行きます!」
B:「ラジャー、すぐ追っかけるよ。」
C:「うひひひ、安全なように、出来るだけミサイル相手にうたせといてね」
A:「うう・・・・・ら、らじゃ」
とかいう会話を、架空の戦場で出来る。

まぁ「ごっこ遊び」が、よりリアルに出来るようになっただけなんだけどね。
「小さい頃さ、友達と模型手に持って、『ギューン、バリバリッ』って
やってたのが、コンピューターで出来る訳ね」
と、母に実に的確に言われてしまいましたが。

納得できるルールと、それなりにリアリティーがあるわけで、
このゲームはやはり、それなりの年齢と知識が必要になるわけではある。

で、このゲームの前のにやってたフライトシム、USAF。
このゲームは傑作。戦闘が楽しいフライトシムだ。F15に、16に、
22に、乗れるしね。
グランドキャニオンの隙間にフルスロットルで突入して、
追っかけてくる敵のミサイルまくんだよ。
これこそ夢のシチュエーション、だよね。

しかし、人の欲望には、際限なんかないわけで、
ちょっぴり、不満がある訳よ。
1つの戦闘機に集中して、乗って、ミッションをこなしてぇ。
USAFは、衛星写真を元に起こして、地上の建物を起こしてるんだけど、
基地周辺以外はポリゴンで描いてないんだ。
ビルの隙間、飛んでみたいじゃん?
あとは、USAFって、アメリカ空軍なのよ。エア・フォースね。
だから空母への離着陸が、ないんだ。
ヤマト・マクロス世代としては、
「ランディング・タッチダウン! ウェルカムホーム!」
って、やりたいのよ。

で、一番かっこいいと考えている、フランカーが、翼たたんで、
空母に止まってるこの「フランカー2」のパッケージには気絶寸前の興奮覚えてね。
もう、買います、買うですぅぅぅぅ。と、なってしまったんだな、これが。

さて、購入してから1ヶ月。
未だに敵戦闘機を、バルカンで落とせません。とほほほ。
泣くほど難しいのよ、これ。
やっとレーダーロックのやり方覚えたよ、3日前。

しかしね、しかしだよ、放り出す気に、なれないんだな。
このゲームほど、飛ぶのが楽しいゲームは、やったことがないよ。
今までやった家庭用フライトシムは論外として、USAFですらね、
「重い鉄の塊」が、「無理矢理ものすごい力で、後押しをすることによって」
飛ぶ、というのを再現してはいなかったと思う。
どこか見えない手の上に乗っかっているような機動をするんだ。
ところが、このフランカーは違う。
半径を小さくした旋回をしていると、浮力を失って、落ちちゃうんだ。
おちかたもかっこいい。木の葉のように、ふらふらと落ちていく。
ラダーを必死に操って、逆方向のねじれを加えさせ、
緩急をつけたエンジン操作で立て直すこの感覚。
うん。大気圏に引かれるガンダム立て直すアムロな感じでしょうかね。
「と、止まれぇっ」とかいっちゃったりして。
あきらめて脱出しちゃうことも多いんですがね、実は。
空を、「飛んでいる」という気持ちがすごくするんだ。
対地速度の描画もいいんだ。
フランカーは、いろんな建物がポリゴンで書いてあってね、
USAFと違ってシャープではないんだけど、ミニュチュアの中を
飛行機とばしているような感じがするんだ。
少し安めのセットではあるけどねぇ。
でも、USAFに比べて、地をはう感覚がいい。一長一短なんだけどね。
飛行機の機動が実に「らしい」。
フランカーで一番好きなのが、ここなんだ。
雲を切り裂き、高圧電線の鉄塔を飛び越え、建物すれすれにすっ飛ぶ。
海の上の空母のすぐそばをアフターバーナー前回で駆け抜け、
急旋回で、着陸態勢にはいる。
うーん、楽しい。

まだ戦闘も出来ないし、空母の着艦だって、出来ない。

USAFとは全然違って、操作系はわかりにくいし、
とても友達に勧める気にもなれない難しいゲームだ。
だけど、このゲームのマニアックさは、僕を魅了してやまないんだよね。

で、もし買っちゃった人がいたら、
オリオンさんのところのページを参考にするといい
。 俺もあと1ヶ月くらいしたら、対戦できるくらいにはなるかも。たははは。
んじゃ、参考リンク載っけとくね
。 オリオンさんのとこ以外は、無断だ。うははは。

オリオンさんのホームページ
Orion's Room

秋葉のフライトシム専門店「インターセプト」の
フランカー紹介のページ
ここだ!

実機の航空ショウの、実験機、Su−37の紹介
。 推力可変ノズル。ヴァルキリーはもうすぐだ!
ここだ!

ああ、飛行機は、いいよねぇ。