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六六六・・・鞠家 伽夕子
その光。
眩いばかりの、その光。
それは、決して、美しくは、ない。
しかし、人を誘って止まない、その光。
そして、人は、その光に逆らうことは、できない。
心の深くに蠢く欲望のために。
時間が止まる。
何も、見えない。
何も、聞こえない。
誰も、いない。
まわる。まわる。まわる。
まわる。まわる。まわる。
まわる。まわる。まわる。
さらに輝く光!
勝たねばならない!
終焉の時を迎えるその前に!
666。
666。
666。
第7の天使が、ラッパを吹く前に。
祈りを込めて。
我が手中に、勝利を!
あぁ。
あぁ、それなのに、人は、滅ぶ。
誰も、人を救いはしない。
敗れ去る、祈り虚しく。
人は、ただ、嘆くのみ。
本日の確率変動「666」。
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Au plaisir de vous revoir !
鞠家さん、ありがとうございました!