診察と体内潜入

○まずは、患者さんの名前から。

男は「清水 弘司(少年)」「生駒 順(少年)」「川越 城太(学生)」「尾口 正夫(学生)」「荒川 高史(会社員)」
「十文字 洋一(学生)」「西尾 耕作(年配)」「高松 清(年配)」「田辺 竜太郎(高齢)」「岩国 広家(高齢)」
(急)明石 正吉(会社員)」「(急)平内 雄一(少年)」

女は「八尾 麻衣(少女)」「綾部 由未(少女)」「佐倉 紗紀(学生)」「高月 妃香莉(学生)」
「国見 彩(社会人)」「福山 あゆみ(社会人)」「白沢 昌子(主婦)」「石狩 喜子(主婦)」
「茂木 ゆず(高齢)」「竹富 牛子(高齢)」「(急)大泉 清美(学生)」「(急)大月 姫乃(少女)」
(急)シャーロット・ゲイル(社会人)」

彼らが病院を訪れる。なお、(急)と名前の前に書いてあるのは、突然急患で運ばれてくる人だ。
治療すれば通常の患者となる。しかし急患はもう一人いる。その人は治療しても通常患者にならず、治療すれば
一応エンディングなのだが・・・・プレイすればわかる。まぁ、別記のカルテでおおよそ見当はつくか。
診察の順番として・・・・顔色は肌色→赤色→紫色の順に悪くなっていき、
体調はおとなしい→息が荒い→首を振る→痛みで暴れるの順に悪くなるので、
具合の一番悪い人から診察するのだ。なお、1日に一人しか治療できない。日曜休診なので、
一週間に6人までだ。


○現実の診察のように、患者の話を聞いて患部の見当を付けていく。そうしてカルテを見て、体温・血圧・心拍数
といった数値や、体内の通りやすいルートを調べる。もし必要なら注射をする。
「ヒエヒエ(体温を36.5℃に)」「ドックン(血圧を最高120/最低60に)」「バクチン(心拍数を60回/分に)」の3つのうち
どれか1つだけしか打てない。特に脳が患部になっているときは数値が2つも3つも異常になっているので
よく見定めること。なお、注射は楽に打てる人(痛がらない)と打ちづらい人(痛がる)がいる。
これは注射器が光らないタイミングで全部一気に打つのだそうだ。
(しかし、実際の注射はやはり痛い。献血を頻繁にやっててもそう感じるから。)
ヒートラは体温・ニドルスは心拍数・ゾルタンは血圧に影響を及ぼすらしい。
急患はすぐさま治療するのでカルテも注射もない。

○準備を整えたら体内潜入だが、ここで治療用バクルスを持っていくのだ。まあ、手持ちの3系列すべてを
持って行けばほとんどけりを付けられる。まずドクターランクが低いうちは首筋からの内臓内しか潜れないが、
高くなるにつれ、足首の骨沿いにも、そして心臓近くの血管からも行けるようになる。
この血管ルートが患者への負担を少なく済ませられる。
※なお、三角ボタンのヒストリーロール機能は最大8箇所前までの後戻りを可能にする。
ただし、血管などは一方通行が多いから注意せよ。

○さて、患部への行き方だが、胃の時は首筋から食堂を下ればすぐに着くが、体力消耗を避けるなら心臓・左心室
からそのまま血管へ出て行く方法もある。肝臓は、十二指腸から小さい穴に入って上るが、血管からも行ける。
腸の時、胃から十二指腸を抜ければ空腸(小腸の一部)に出るが、実は大腸の手前に回腸がある。ここにいく時は
空腸の内壁の奥・絨毛の中を抜けて一旦小腸の外側へ出るか、大腸に着いたら盲腸を抜けて逆行するしか
ない。大腸は血管を通れればすぐ着く。足の時は足首からならすぐだが、そうでないなら背骨から
骨盤を伝って足の骨へ降りるか、大腸・横行結腸から腹部の血管へ入って足首へ抜けていくことになる。
肺のときは背骨を腰のほうへ行き、肩甲骨から鎖骨、肋骨へ回って入るか、心臓の中央の仕切りを
右心室へ抜けてそのまま肺動脈へ出て行くのだ。さらに、肺から肋骨、鎖骨から肩を通って、腕にも行ける。
腎臓は血管に入れるランクになっていればすんなり入れる。膀胱のときは腎臓から尿管を降りていくか、
足首から骨を伝って骨盤の腸骨からS字結腸へ出て、直腸から入り込む形になるのだ。
心臓は、入れるランクになっているだろうが、3箇所あったりする。出口の弁・
仕切りの筋肉・右心房の洞房結節だ。しかもバクルスが強くなってきている。
脳の場合は厄介だ。何しろ、いつもは関門機能で通れないところが6箇所もあるのだ。
血管・左右の耳・眼球・鼻腔・延髄のどれか一つからしか入れないし、しかもバクルスによって
違う。まず入り口を探し回ることになる。探し当ててようやく奥へ進めるが、
大脳は左右の頭頂葉・左右の側頭葉・前頭葉・後頭葉の6つに分かれている。
ここでも患部を探すことになる。そうしていくうちに患者の体力消耗が進み治療失敗という事も
珍しくないのだ。だからバクルスにダメージを与えるファージや好中球を持っていけ。
※血管内の移動は体力消耗が少なめで、しかもファージや好中球を
確率高めで入手できる。特にファージは途中に生まれた脂肪を溶かせる。
しつこいようだが流れゆえに一方通行もかなり多い。

○患部へ行くまでの間にいろいろなトラブルもある。わかっているものは

「タンパク質・インターロイキン1による体温上昇(前もってヒエヒエで抑えられる)」
「アドレナリンによる血圧上昇(前もってドックンで抑えられる)」
「毛細血管内の白血球につかまる(振り切るときエネルギー30消費)」
「心臓の中で電気信号を食らう(エネルギー20ほど消費)」
「気管の中で肺からの空気圧が接近(エネルギー20ほど消費)」
「胆のうの中で内壁粘膜につかまる(エネルギー40ほど消費)」
「胃の中で胃液大量分泌(胃の幽門へ送られる)」
「尿管から尿が噴出す(膀胱へ送られる)」
「脂肪で道が塞がれている(特に脳。ファージしか溶かせない)」
「神経に差し掛かる(エネルギー5ほど消費)」
「β1受容体による心拍数上昇(前もってバクチンで抑えられる)」
「尿路結石に阻まれる(腎臓から尿管に入ったとき。回り込むしかない)」
「障害物に阻まれる(膀胱などにある。大腸菌で)」

こんなふうにいろいろある。そして患部にたどり着けないか、あるいはバクルスを倒せないなどで、
患者の体力かマシンのエネルギーが0になったら、治療は失敗し患者はほかの医院へ転院してしまう。
そうなると、週末の評価も悪くなり、ランクも上がりにくくなる。
(実際はやはり、死ぬことも十分ありえるだろう。)
だから迅速に、少ない移動で患部に到着せねばならない。

○問診の中でわかりづらいものを挙げよう。

「体がぽかぽかして熱い(脳と思ったが心臓だった)」
「手足が膨れてむくんでくる(腎臓だった)」
「食欲がなくて疲れやすい(肝臓だった)」
「お腹と顔色が悪い(肝臓と思ったら胆のうだった)」
「舌が、ろれつが回らない(脳だった)」
「腸が締め付けられる(小腸の中ではなく外壁)」
「腕がおかしい(関節ではなく上腕骨の中)」
「腕がおかしい(関節ではなく上腕骨でもなく筋肉の束)」
「足が曲がらない(関節でも筋肉でもなく心臓への静脈途中)」

こういった曖昧な返答にも対応できたら真のVBドクターだ。


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