バクルスとは何なのか。

1999年に突如現れた病原菌で、それまでの医学がまったく意味を成さない存在。
人類はひたすら怯え、多くの人命が失われていった。
しかし、2010年ごろ、医者と機械を縮小させて人体へ送り込み、バクルス同士を戦わせて
治療をする「VB(Victory-Bucrus)治療」が編み出された。

そして、ここに一人のVBドクターが現れる。

バクルスの性質
○バクルスは、熱をもたらす「ヒートラ」と、痛みをもたらす「二ドルス」そして発汗などの
分泌異常を引き起こす「ゾルタン」の3系列が存在する。

○バクルスは中心の「コア」と、それを守り敵を攻撃する「分子」で成り立っている。
「コア」が倒されたら「分子」も消滅する。時たま残る、倒された患部バクルスのコアの残骸、
それが「ヌケガラ」である。しかし治療用のバクルスは倒されたら完全消滅する。
そして分子は近くのものに対して見境なく、特に自分の得意な系列のバクルスに向かっていく。
それを利用し、しとめ役とオトリ役の2つのバクルスを治療に使う手もある。

○この3系列は、「ヒートラ」が「ゾルタン」に強く、「ゾルタン」が「二ドルス」に強く、「二ドルス」が「ヒートラ」に強い、
じゃんけんのような強弱の関係がある。「VB(Victory-Bucrus)治療」が編み出されたのは
この関係を逆手に取れたからだ。

バクルスの強化について

○最初は、一番最低のレベルのバクルスしか治療に使えないが、治療していくにつれ、倒した病原バクルスの
ヌケガラが手に入る。これを実験で再生させることで、強いバクルスを手に入れるのだ。

○しかし、その実験も成功ばかりとは限らない。失敗もあるし、まれにだが突然変異を起こす事態も
発生する。それを繰り返して強いバクルスを入手するのだ。


バクルスの住処となる患部について

○初めての頃は胃袋だが、やがてどんどん重要な部位へもぐっていき、最高ランクの「VBマスターズ」と
なると、脳への潜入もしなければならなくなる。

○初めからの順でいくと、胃→腸→腕→脚→肝臓→肺→膀胱(ぼうこう)→腎臓→心臓→脳となる。
当然上のランクに上がるに従って、強いバクルスが治療に必要になる。
しかも脳は、関門機能があるため、容易に入れない。そのためバクルスの通った痕跡を探して
潜入していくのだ。しかもバクルスごとに入り口が違うので、考えられる入り口を
しらみつぶしにあたって行くしかない。

バクルスの構造

○実験にはバクルスのヌケガラと、手持ちのバクルスの分子を使う。ヌケガラに使っていく分子には3種類ある。
1つ目はヌケガラに直接くっつく第一系列分子。2つ目は第一系列分子の後ろにくっつく第二系列分子。
そして3つ目は第二系列分子の後ろにくっつく第三系列分子。

○第一系列分子はヌケガラと同じ系列。第二系列分子はヌケガラのバクルスが得意な系列。
そして第三系列分子はヌケガラのバクルスが苦手な系列なのだ。

○第一系列分子の数はヌケガラのバクルスが出現時に分子を出した方向数で違う。二方向なら2つ。四方向なら4つ
というように。第二系列分子の数は第一系列分子の2倍。第三系列分子の数は、第二系列分子の前に投入すれば
いくらでも増やすことが出来る。しかし第三系列分子の数が多いほど失敗率も上がる。ヌケガラから生まれる
バクルスのレベルを上げるには、第三系列分子の数を第二系列分子の2倍以上にせねばならないそうだ。

○失敗して生まれるバクルスは「ヒートラ」のイグノーラと、「二ドルス」のデプス、
そして「ゾルタン」のスラッジ。みんなレベルが0なので役立たずなのだ。

○なお、分子をヌケガラに投入する際、分子を生んだバクルスの種類と、主な出生地が
表示される。どこに出やすいのかわかるかも。

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