豊島病院無用門  所在地 東京都板橋区栄町33−1

撮影 1994.02   by コン吉(text も)





東武東上線の大山と中板橋の間にある東京都立豊島病院に、20世紀末まで存在した無用門。病院の新築工事の際に破壊されてしまった物件である。
横断歩道を渡った先が無用門というのも、なんとも悲しいものであった。
風格のある病院の建物とこの門との間には不粋な小屋が建てられていて、心ある散歩者を嘆かせていた。
深夜、この門の前でタクシーをとめようとしても、猛スピードで走り去って行って、ぜんぜんとまってくれなかった。こわい思いをした運転手さんが何人かいたのではないだろうか。
通用門劫を経て無用門に化す 東京都立豊島病院という看板



非機能美の真髄ここにあり 無用門遠景



             

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