2002.05.19  梅島 yukotopia   報告者 うすあげ

出演  CC Queen  BAREFOOT BROTHERS  野澤享司  Electric Building

 到着したときには、すでに最初のバンドの演奏が始まっていました。CC Queen は明るく健康的な雰囲気で、この次の次にある野澤氏のライブとどうつながるのだろうかと、いささか不安に思いました。実はこの日の直前、5月8日に野澤氏と15年間起居をともにした愛猫 zaneri 嬢が亡くなったとの知らせがあり、コンディションは最悪だと予想されました。
 CC Queen の演奏が終わったところで、野澤氏に挨拶。ほんとうはやめようかと思ったなどという弱気な発言に、一抹の不安とこわいもの見たさの期待とが入りまじってワクワクしているうちに BAREFOOT BROTHERS の演奏が始まりました。その次がいよいよ野澤氏の登場です。
 当夜のセットリストを記します。

1.迷走
2.悲しみは Blues で
3.Whiskey River Blues 〜 Over the Rainbow
4.大地の鼓動
5.上を向いて歩こう
6.Come Together 〜 それでも Lucy は空に
7.Fender Bender Locomotion (手拍子つき)
 
 1、2では本当に珍しいことに、野澤氏はギターを扱いかねて焦れているように見うけられました。3の「Whiskey River Blues」からはいつもの集中力を取り戻したようでした。その後「Over the Rainbow」へと続くのは新機軸です。「わたしの青空」をやらなかったのは、2001年11月のユーコトピアでの手拍子乱れ打ちの反省からでしょうか。4、5は、今日はしっとりした雰囲気でやりたいとおっしゃったとおり、客席の雑音もみごとに鎮まりました。6は野澤ワールドの真骨頂で、息をするのも忘れるような演奏だったと思います。最後の7は手拍子つきでしたが、ピタリとそろって私でも楽についていくことができました。でも、テンポがだんだん速くなっていったような気がしたのですが・・・。

追記
こののち1年近く(2003年4月現在)「私の青空」を聴いていません。もしかしたら「私の青空」というのは zaneri 嬢のことだったのかもしれないと思います。

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