当舎では、ゴールデンドゥードルのブリーダーです。
ブリーダーと言っても、繁殖回数は年間、数回で、今だ勉強中の身です。
計画的にMIX犬をブリーディングする事に結構悩みましたが、
「アレルギーの方でも扱うことができる有能な使役犬」とする事を目標に
真剣にゴールデンドゥードルの勉強をし、ブリードをする事にしました。
ご存知の方も多いかと思いますが、うちは長年シェパード犬(警察犬)を扱っておりました。
親の代からですので、彼是30年以上になります。
私は、幼い頃からシェパードと共に、多いときで20頭近くに囲まれ過ごしました。
警察犬に幼稚園の送り迎えをしてもらい、はじめてのおつかいもシェパードが付き添い。
両親のおかげで、ガードドッグの素晴らしさ!!、そして訓練犬達の深い愛を、
まだ言葉も話せないうちから知る事ができました。
当然ですが、私は、犬アレルギーではありません。
四六時中、犬とベタベタしまくり、犬が居なかったらきっと窒息死してしまうと思える程
犬まみれの生活です。
でも、世の中には「犬が好きで好きで仕方ない!」 でもアレルギーがあるから諦めている。
また、盲導犬等の使役犬と暮らしたいが、アレルギーが・・・という方が沢山いらっしゃる。
私が犬と暮らして犬達に与えてもらった、かけがえのない体験、経験を
そういった人達にも是非、知って欲しい!
ゴールデンドゥードルの作出は、そうした「想い」がキッカケとなりました。
ゴールデンドゥードルの親犬について
ゴールデンドゥードルの母犬となる子には、従順で面倒見の良い、
比較的小ぶりのスタンダードプードルを選ぶようにしております。
F1であっても体高の出過ぎない子犬を作るためです。
台雌は、ゴールデンが多いようですが、当犬舎では1歩間違えばストーカーか?と思えるほど
人の愛を求めまくり、小型犬に吠えられて抱っこをせがみ、争いごとを何より嫌う「スタンダードプードル」を
F1の母犬とする事にしました。スタンダードプードルは大変、知能が高く、驚くほど勘の良い協調性に優れすぎた犬です。
ゴールデンドゥードルは使役犬になる以前に、家庭の中に容易に溶け込む事ができるかどうか?が
大変重要だと考えます。容易に溶け込むためには、「甘え上手」である事はモチロンですが
それ以前に「寂しい」と感じる事ができる感受性の豊かさが必要だと思います。
スタンダードプードルの子犬達を育てていると感情の豊かさが、他犬種と明らかに違う事が大変よく解ります。
この気質、性格は母親の子育ての中で、無意識に育まれているものだと思います。
家庭の中で、人間の感情を細やかに感じ取り行動する事ができる「基礎」の気質として
繊細なスタンダードプードルが母犬である事は大変理想的であると考え、スタンダードプードルを母犬としております。
勿論、小さいタイプの子ばかりブリードする事は、インブリード(血が近過ぎる)の危険も出てまいりますので
アウトの血や、大きいタイプの子も時折入れてブリードしております。
特に、スタンダードプードルにおいては、どうしてもINになりがちですし、毛質もその子により多種多様ですから、
将来を考え様々なタイプの親を使っていくよう心がけております。
うちのスタンダードプードル達は、殆どの子が体高60センチ近くありますが、ゴールデンドゥードルの母犬となる子は
その中でも、かなり小さめの子を選んでおります。それは、アレルギーがあって、今まで犬と暮らすことを諦めていた方、
特に初めての方にも楽に扱う事ができるよう気使っての事です。
後々になって、体高を落とそうと改良するのは容易な事ではありませんから、
骨格、構成については基礎となる代から、後々犬達の負担にならぬよう、十分に熟慮しなければなりません。
体高50センチ以下 → 体形 → ややドワーフな感じ → 骨量 たっぷりある
このような形が使役犬として地に足がしっかり着いた、理想的な安定した体形ではないかと思います。
スクエアでは、足が弱すぎる。ドワーフ過ぎても腰や股関節に負担がかかり過ぎるといった所ですね。
2010年現在の、当犬舎出身犬の平均体重は小さい子で18キロ
重い子で30キロ程かと思います。
当店はPD(警察犬協会)、JSVシェパード犬協会等での所属・活動実績も30年を超えており、どの犬種に関わらず
犬の訓練性能や、個性、気質を元に適性を見ながら仔犬達の社会化、服従姿勢の教育等を早期からしております。
ゴールデンドゥードルも、しかりです。
当店から巣立って行くゴールデンドゥードル達は、単なるペットとしてもてはやされるのではなく、人を支える力のある、
瞳に強い輝きを秘めた「素晴らしい犬」となるようしっかり育てております。
教育とか服従とかと聞くと、なんだかビシバシ!っと厳しいイメージがある方もいるかと思いますが
強く明るく、優しい子になる為に、産室では様々な母犬、お姉さんお兄さん、お婆ちゃん犬などに
接しながら1つの群れの一員として子犬達を育てています。
犬同士の喧嘩も、母犬以外の犬にこっぴどく叱られる事も、寂しくてなく事も、人間に甘え、叱られる事も
全て体験しなければ、度胸のある伸びやかな性格の良い犬には育ちません。
子犬の適性を見抜き、早い段階から的確にスピーディーに、タイミング良く対応していく事で
柔軟性のある性格の基を作ることができると思います。犬の躾、訓練は指導する側の勘とタイミングが命です。
犬の一生を左右すると言っても良い幼少期。
ご家庭に行ってから、「トホホ・・・」とならないように、うちにいる間はできるだけ!しっかりお育てします。
現在ゴールデンドゥードルはJKC(ジャパンケネルクラブ)他純血種のみを登録認定する団体では認定されておりません。
ゴールデンドゥードルは現在JKCの血統書の発行はできませんので日本ではMIX(雑種)扱いとなります。
当犬舎で、ブリードする全ての親犬(ゴールデンレトリバー・スタンダードプードル)は
今現在正確に判明する範囲での遺伝性疾患のDNA検査をし、
それらの検査をクリアしております。
産まれてくる子犬は、DNA証明書(クリア証明)をそれぞれ取得し、
その証明を血統書代わりとしてお渡しする事としております。
また、親犬の血統書のコピー(無料)もご希望があればお渡しいたします。
もちろん、ゴールデンドゥードルは作出途中(↓価格についてをご覧下さい)ですので、
遺伝的にどのような疾患を持つかの予測は大変難しいです。
ですので、モチロン!うちから直接育った子に限っては、私の許可なく勝手にブリードする事はできません。
(業者さん経由で巣立つ子も、現時点では繁殖制限付き契約となります。)
ゴールデンドゥードルの価格について
当犬舎ではMIX犬である【ゴールデンドゥードル】の将来をより確かなもの、根拠のあるものとするべく
また、将来は純血種として認定して頂けるよう慎重にブリーディングをしております。
ゴールデンドゥードルがまだMIXの域を出ない、認定されないという事は【ゴールデンドゥードル】が
作出途中の犬であるという事です。作出途中というのは、その犬にどのような将来性があるか解らないということです。
ですので、当犬舎では、今現在できる範囲の検査を親犬達に受けさせ、
また産まれて来た子犬においても、必要に応じて検査を受けさせております。
検査諸費用、血統管理費、親犬達の日常の管理費、お引渡し後の電話等での定期アフターケア等
全てMIX犬を真剣にブリードする為に必要な全ての経費と、犬質等を考慮して
価格設定をさせていただいております。
犬質等にもよりますが、現在はF1のBABY達で15万円〜とさせていただいております。
うちはゴールデンドゥードルのブリーダーですが、まだブリード数も少ないですし
いつも子犬がいる訳ではありません。
のんびり、ゆっくり、子犬の成長を楽しみながら、自分の作出した子供達と一緒に
色々な事を勉強させてもらいながら。。。
みんなで一緒に、一歩ずつ、着実に大きくなろうね。というスタンスで
ブリードしているような、そんなブリーダーです。
また、HPにもある通り、我が子への口煩さは、きっと天下一品です(笑)
ですから早くBABYを!と望まれる方は、
別のブリーダーさんで探すほうがきっと良いと思います。
これは、ゴールデンドゥードルの子犬以外でも言える事ですが、
ゆっくりでも、大切な家族となる子に会えるまで待つ事ができる方、
病気の事や、訓練の事、その他様々な事、
自分の大事な家族となる「犬」の話を、その子がお星様となるその日まで
私と、そしてスタッフ達と相談したり、正直に、素直に話して下さるような方・・・。
そんな方に、うちの子の家族になりたいと仰って頂ければ幸いです。。。
乱文ですのに、最後まで読んでくださって、本当にありがとう!
もし、機会がありましたら、うちの子達に会いに来て下さいね。
では!
Dog Garden BABY BOO 店長