順調に手札を減らしていき、残りの手札があと一枚になったとします。
この一枚を出せば「クリアー」となってその回の勝ちとなりますが、
ここで慌ててはいけません。まずは周りを見渡して見ましょう。
同じように手札が少なくなっているプレイヤーはいませんか?
相手の手札枚数が少ない、すなわち「ドボン」できそうな状況の場合は「クリアー」に固執すべきではありません。
なぜなら、相手の枚数が少なければ「クリアー」に成功してももらえる得点は低くなりますし、最後の札を出したときに「ドボン」されてしまうと「クリアー阻止」と言う役が付いてしまうからです。
「クリアー阻止」は2役(基本役のドボンを含めると最低3役で900点)と大きなダメージになる上に、こちらは手札がなくなるのでカウンターを狙えない、つまり対抗する手段がなくなるからです。
最後の一枚を出すときは「ドボン」されることないように相手の手札の枚数をよく確認しておきましょう。
また、「クリアー」を狙うときは自分の手札の数字にも充分気を配りましょう。
「ドボン」されたときに高くなる絵札はもちろん、10や9などの高い数字を最後に残してしまうのも3枚以上持っているプレイヤーにも「ドボン」するチャンスが生まれてしまうためお勧めできません。
一番いいのは全員3枚以上になっているときに1か2を出してクリアーすること。
これなら絶対に「ドボン」されることはありませんし、上がったときの得点にも期待できます。
状況から見て「クリアー」が無理そうなら山札から引いて「ツモ上がりドボン」を狙う方が得策です。