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daia ドボン戦術基礎編 daia

3.常にカウンターを狙えるように

「カウンター」は返される心配がないので非常に安全な攻撃手段となります。
自分の出した札で「ドボン」され、かつ残った自分の手札で「ドボン」するというと難しい条件に見えますが、ちょっと気をつけておくと「カウンター」できる可能性を高くすることができます。

例えば次のような状況を考えます。
1巡目 手札:heart-3 clover-4 daia-9 daia-Q  台札:daia-5  TC:heart-5
1.の「大きな数字を優先」に従うとdaia-Qを出したいところですが…。
実はここでの正解はdaia-9を出すことなのです。
一体何故? ではもう一度手札を見てみましょう。
daia-9を打ち出した場合、残った手札は heart-3 clover-4 daia-Q となり、
daia-Qを打ち出した場合、残った手札は heart-3 clover-4 daia-9 となります。
さらに次順自分の番が回った所を考えてみると、
最初にdaia-9を出した場合は、次に heart-3 clover-4 daia-Q のどれかを出して「ドボン」をされても残った手札で「カウンター」が可能なのに対して
heart-3 clover-4 daia-9 の手札ではそれができません。
従って、ここでは(他のプレイヤーもドボンの可能性が上がる)2巡先に安全にプレイできる daia-9 を出すことが正解となるわけです。

話は変わって、このような場合はどうでしょう。
手札:heart-A spade-6 daia-6 heart-Q 1巡目 台札:heart-5  TC:spade-10
既にあなたより先に2人のプレイヤーが札を出しているとします。
このような場合、
一発逆転を狙うなら heart-Q を出してのK狙いを目指すところですが、ちょっと出そうもないところです。
その上既に手札を3枚にしている2人のプレイヤーの前に heart-Q を出すのも少々不安です。
手堅くいくなら heart-A →次順 heart-Q を出す方が安全にプレイできます。
とりわけ先に札を出している人がいるような場合は、それだけドボンされる可能性が高いわけですから、いきなり勝負に出ずに辛抱強くチャンスを待つのが上策です。

1手先ばかりではなく、2手先の変化も見逃さないようにすると勝率も上がると思いますよ。


written by tsa
tsa_dobonlabo@excite.co.jp