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選択ルール
これらのルールは始めたばかりの初心者には複雑すぎる、トランプ以外の道具が必要となるなどといった理由から「手役ドボン」の正式ルールにはなっていないものを集めた。
全員のプレイヤーの合意の下にこれらのルールのうちの一つもしくは複数を基本ルールまたは上級ルールに加えることができる。
- ジョーカー
通常用いられる52枚の札に1〜4枚のジョーカーを混ぜてゲームを行う。
- ジョーカーは場札として出すことができない。
従ってジョーカーを持つプレイヤーはクリアーでの上がりはできない。
- ジョーカーは札の枚数に数えない。
つまり、「ジョーカー+手札1枚」は単騎扱いに、「ジョーカー+手札2枚」は四則演算の結果があがり数字になる。
- ジョーカーを持つ者が上がった場合はジョーカー1枚につき1役を追加する。
- ターンアップ・カードがジョーカーの場合は、その回のドラは無しとなる。
但し、初めの人は好きな札を出すことができ、さらにその回をドボンで上がった人には無条件で1役付く。
さらに次のルールを任意で入れても良い。
- 札にジョーカーを含んでいる場合、他のプレイヤーにクリアーされたときの失点が2倍になる
- ジョーカーを持っているときは上がったとき、上がられたときの収支が倍になる
- 配給点制
このルールを採用する場合は、麻雀の点棒などを用いると計算がスムーズになり好ましい。
- ゲーム開始時に各プレイヤーに一定の点数を配給し、規定回数の終了もしくは誰かの点数が無くなった時点でゲーム終了とする。
- ゲーム終了時点で各プレイヤーの持ち点から基準点を引き、その差がそのプレイヤーの得点とする。
- 基準点はゲーム開始時に配給した点数を用いる。
または配給点よりも高い特定の点数を用い、差額をトップのプレイヤーにトップ賞として加算しても良い。
- 一例として、ゲーム開始時に各プレイヤーに5000点を配給し、ゲーム終了時の基準点を6000点として、差額をトップ賞とする。
- リーチ・裏ドラ
採用する場合は「2.配給点制」のルールを併用すると便利である。
- プレイヤーは自分の番(札を出す、もしくは山から札を引く)の後に「リーチ」宣言を行なうことができる。
- 一回リーチかけるごとに100点を場に供託する。この点は次に上がった者が取得することができる。
- 「リーチ」宣言は次の自分のターン(山から引く)まで有効である。
- 一回にできるリーチ回数に制限は無い。
「リーチ」宣言した後で上がれなかった場合でもさらに供託点を出すことで効果を継続させることができる。
- 「リーチ」宣言中に上がった場合は、山札の一番下の札と同じスートが裏ドラとなる。
裏ドラは通常のドラと同じく一枚につき一役が追加される。
- 「リーチ」宣言中に山札の一番下の札で上がった場合は、引いた札のスートが裏ドラの対象となる。
- 「2.配給点制」のルールを採用している場合、持ち点が0点の時には「リーチ」宣言は無効となる。
- 山札が無くなった場合の処理
山札が無くなった場合でもノーゲームとせずに点数の収受を行う。このことにより山札が少なくなったときに札を出さずにわざと札を引いてノーゲームに持ち込むことを防ぐ。
- 山札が無くなった時点で各プレイヤーは自分の手札の枚数を数える。
- 一番枚数の少ないものがその回の勝者とし、他のプレイヤーは手札の枚数に応じて勝者に点数を支払う。
- このとき支払う点数は(自分の手札枚数)−(勝者の手札枚数)×100点とする。
- 勝者プレイヤーに該当するものが2人以上いる場合は収入を人数分で割る。このとき端数が出た場合は一番手札の枚数の多いプレイヤー(複数いる場合は手札の数字の合計が一番多いプレイヤー)が負担する。
- 連荘制
同じ人が連続して上がった場合に役を付与する。このことにより連勝することの重要性を高め、上がりへの積極的なプレイを目指させる。
- 前回上がったプレイヤーが上がった場合はボーナスとして+1役を付与する。
- このボーナスは同一プレイヤーが上がりつづける限り蓄積される。
- 「クリアー」した場合はその回の役の付与は行われないが、ボーナスの蓄積は行われる。したがって2連勝しているプレイヤーAが「クリアー」で上がった場合、その回の点数には役(「ドボン」で上がった場合に付与される+3役)は付与されないが、次の回に再びプレイヤーAが「ドボン」で上がった場合には+4役が付与される。
- 他のプレイヤーが「ドボン」もしくは「クリアー」した場合はそれまでのボーナスの蓄積は無くなる。
- 手札が無くなりノーゲームになった場合はボーナスの蓄積は行われず、無くなることも無い。但し、「4.山札がなくなったときの処理」ルールを採用する場合は、勝者になった場合はボーナスが蓄積され、そうでない場合はボーナスは消える。
- 「複数のドボン」で上がった場合は次の回においては上がった複数のプレイヤーがボーナスを受ける権利を持つ。
- 複数枚出し
複数の枚数の札を出すことを可能にすることにより、ゲームの円滑化及び高い数字でのドボンを発生しやすくさせる。
- 自分の手番のときに台札と同じ数字の札があれば2枚(もしくは3枚)いっぺんに出すことが可能となる。
- 新しい台札は札を出したプレイヤーがその手番で出した札の中で任意に決めることができる。
- 複数枚出しが発生したとき、出した札の合計数字及び出した札の数字がドボンの対象となる。
例えば、6を3枚出したときは6または18がドボン対象数字となり、四則演算の結果もしくは手札の合計数字が6か18であればドボンされることになる。
- 複数枚出したときにドボンされた場合、カウンターが可能となるのは残った手札の数字がドボンされた数字でドボン可能である場合のみである。
例えば6を3枚出したときに合計18の手札でドボンされた場合、自分の手札の合計(2枚のときは四則演算の結果)が18であればカウンターが可能である。
written by tsa
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