「次元界めぐりキャンペーン」
<第16回>
(2007.6.24/DM:DM-SKM/執筆:アニマさん)
※今回はすみませんが時間がなかったのであっさりめのレポートです。

●キャラクター紹介

ジルリル(ふじーさん):
ウィザード/レッド・ウィザード、人間。
術者レベル判定で出目10ができるので、リンボでも呪文使い放題なのがおいしい。

センギ(すみさん):
ハーフミノタウロスでミネラル・ウォーリア
ケタはずれのダメージを叩き出すため、DMが毎回戦闘バランスに苦慮する要因となっている。

ブロシャール(あずまさん):
クレリック/レイディアント・サーヴァント・オヴ・ペイロア、人間。
合言葉(何だっけ?)で光るタイツを履いたモヒカン。引越しでキャラシーを紛失!?

ゼノン(火狩さん):
ドルイド/マスター・オヴ・メニー・フォーム、人間。
誰もドルイドだと認めてくれない。当初は今回で引退する予定だったが……。

メック(ASIDさん):
新規参加のサイオン。激烈に遠い土地からやってくる、超やる気のPLさん。

ククルカン(アニマ):
スペルシーフ/ソーサラー/ミステリアル、ピクシー。
ふだんはパーティ1偉そうだが、いざ冒険になると弱気。


●ゲーム開始前の会議メモ

・魔剣本体と破片は別。魔剣は蛇の腹から出てきたダガーで、破片のありかがわかる。破片は剣の形をしていないア
ーティファクト。

・金が必要だったら、アボレスドラゴンが持っていたデック・オヴ・メニー・シングスと、モバイルsuicaを売るのがよさそ
う。

・最後の魔剣の引受人はコードになるだろう。コードが封印していたのを我々が解いてしまった形なので。

・ジルリルの呪いの蛇の刺青(藍)がなくなった。暗殺者と体が入れ替わったときにそのまま持ち去られた。つまり、蛇
の刺青は呪いである一方、使い道もあるはず。こちらにとっては切り札になりうる。

・ソルナヴィ・スピリットの目的は、破片をエサにして魔剣をおびき寄せて手に入れ、魔剣を破壊して力を引き出し、主を
復活すること。

・魔剣そのものの目的は世界を滅ぼすこと。

・グラディカスの目的は?

・魔剣はアーティファクトなので、作るにも分けるにも神格の介入が必要なはず。作ったのは鬼ということだが? 分け
た時に神格が関わったのか?

正確には「定命(モータル)のものでは作れない」のであって、「作成にディバインランクが必要」なのでまない。

・リンボをクリアしたあとはグレイホークかシギルに砦を作り、見張りのアンボディードを始末して呪いの使い道について
調べたい。

・ブロシャールはヒーラーからできるだけバッファーに移行

・センギの被ダメージを減らす→ACを上げる、ほかに的になる人を用意する、先に敵を倒す

・ククルカンはフランカー役になる、ジルリル・ブロシャールとバフを分けて持つ

・前回のボーナスステージで手に入れたアイテムを換金、ツリーとバードのフェザートークン入手


●前回のあらすじ
(火狩さんのメモを参考にさせていただきました)

リンボにあるギスゼライの都市シュラクトロールへ行き、酒場でヴァンパイアのような外見の人物から話を聞く。最近話
題になっている場所の中から、破片がある場所を特定していき、目指すは「廃棄された修道院」と判明する。 
修道院へ向かう日の朝、ジルリルの体が女性になっていた。 
体の主は同じ宿にいた女性冒険者だが、女性冒険者の魂は、見覚えのない男性の中に入っていた。ジルリルの体は
ドコに? 
探索の結果、もうすぐ街を出ようとしている連中の中にジルリルの体を持った何者かがいるとわかり、スクライ→テレポ
ートで捕まえ、街の中で戦闘に。いろいろな敵がいてパーティ全滅かと思われたが、通りすがりのハーフミノタウロスに
助力してもらい何とか勝利。
パーティを手伝ってくれていた「子どものミノタウロス」が、デック・オヴ・メニー・シングスでウィッシュを引き当て、ジルリ
ルの体を元に戻す。しかし、体を入れ替える能力?を持っている雇われ暗殺者は厄介すぎて倒せない。もう関わらない
ということで逃がした。


●メック加入

ジルリルが元の体に戻ってみると、刺青がなくなっていた。
あたり倒れている敵は宝物を持っていない。「ソウルナイフがいたじゃん!」ということを思い出すが、彼は改造されてい
るので所持品がなかった。

装備品は全て改造費・・・

このソウルナイフの死体を放置しておくとまた会うことになりそうなので、死体を持って新たな宿に移る。奴はかなり昔
から我々と因縁があるので、スピーク・ウィズ・デッドもかけたいし。

ここで、前回のセッションにはいなかったブロシャールがゲートを通って合流。その時、ゲートの前で行こうか行くまいか
躊躇していたメックを一緒に連れてきた。

メックは次元界をめぐる旅をしたいらしく、我々のパーティを「理想的な職場」だと言う。

ククルカン「(偉そうな態度で)では面接をさせてもらおう。君にはこの職場で何ができるのかね? 何がしたいか
ではない、何ができるかだ!」

そして入会金(いつのまに生まれた制度?)として500gpもらい、パーティ資金に繰り入れる。パーティ資金はジルリル
が管理。

メックは彼女のシエラを探しているらしい。2人で写った写真をみんなに見せ、
「この女性を見つけたらこっそり教えてください」と言う。
それってストーカーなんじゃ?

今は朝だが、ジルリルの体には呪文が記憶されていなかったので、8時間寝ることにする。その間にスピーク・ウィズ・
デッドの巻物を買おうとするが、ここはギスゼライの都市なのでクレリック呪文の巻物を売ってくれるところが見つからな
い。

そのままソウルナイフの死体を宿屋に置いていくと、帰ってきたときには絶対なくなってそうなんだけど、まぁ何回出てき
ても同じことだろ、みたいな気分もあって(しかし次出てきたら4回目なのでさすがにどうかと思う)、スクライ用に髪だけ
切り取っておく。


●安定化合戦

前がけ呪文をかけ、ポータルを通って修道院へ向かう。
気がつくと我々は30フィート四方の板の上に立っていた。その外側は嵐と炎が渦巻く荒野。300フィート向こうに修道院
が見える。
足元を安定化・制御して一歩ずつ進む。判断力判定に失敗したら流動する大地に突っ込んでしまうので、4人がかりで
確実性を重視して制御を繰り返す。何度も繰り返すといつかは全員失敗することもありうるのではないかとハラハラす
るが、なんとか無事にやっと修道院の入り口までたどりついた。しかし、後ろを振り返ってみると、我々が制御したところ
が時間とともに流れ去っていってしまう。

修道院の入り口は、坂を下ったところにある。近づくと、インコーポリアルの女性が湧き出た。白いドレスを着て、お腹
が大きい。
そばにいた人たちは意志セーヴを強いられ、失敗すると彼女のことが気の毒で仕方がなくなってしまう。
「哀れむ」という凝視を使うのだが、難易度が30くらいある。心術が効かないゼノンだが、セーヴに失敗して言うことを聞
きたくなってしまう。

その幽霊「ラブスコーンドソウル」は、「ここに入ってはいけない」と言う。また、「この先の氷穴に私の体があるので、救
ってほしい」とも言うが、そんな穴はどこにも見えない。この大地は流動しているので、もうどこかへ行ってしまったと思う
のだが……。
「それはいつの話?」と訊ねると、DMがサイコロをふって「190年くらい前だと思う」と言う。

そうこうするうちに、スイッピ・ブロシャール・ポポンも幽霊のことが気の毒になってくる。「腹の子が誰の子であろうと、オ
レが父親になってやる!」と思ってるらしい(笑) しびれをきらしたジルリルが幽霊をファイアーボールで焼くが、一発で
は死なない。

ゼノンが「ジルリルやめろよー」と言って組み付く。
正気のセンギは目をつぶって幽霊をなぐり始めるが、なかなか死なない。
ブロシャールも「センギやめなさい」といって組み付くがあえなく失敗。「このでくのぼうめー」
最終的にメックがコンカッション・ブラストで倒した。するとブロシャールとゼノンとポポンに敵と認識され、大変なこと
に。

リムーブ・カースやディスペル・マジックでなんとかみんなを元に戻して、中へ入る。


●修道院内の捜索

中は制御下にあり、一歩ずつ判定をしなくても大丈夫だった。
奥に進むと三方向に階段がある。正面奥と左奥からケイオス・ビースト×2が現れ、戦闘に。
ジルリルとメックがやられ、クラゲ状にのたうつ何かに変身してしまう。
「自我の弱い」ジルリルをヒールで治すと、裸で立ってた。メックは気絶させてからヒールしたが、判断力が吸収されてし
まった。

その先は……
正面:らせん状に下る階段
右:強風が吹き荒れる区域
左:凍った部屋の中に祭壇があり、氷に指輪が埋まっている

まず左に行き、様子見にアストラル・コンストラクトを送り込むと、冷気ダメージをくらって数ラウンドで消えた。
そこで、ティジックに変身したゼノンが入って氷を砕き、中の指輪2つを持ち帰った。
1つは弱い防御術で「汝を守る物」と書いてあり、もう1つは魔法もなく文字もない。
魔法のほうはククルカンがはめてみたが、何も起きない。

らせん状の階段の前で、「破片を見つけるため、先にこの階段を進むことは吉か凶か」とブロシャールがオーギュリイで
聞いたら、「吉」という答えが。「吉」という答えはかなり珍しいので、張り切って下っていく。

ぐるぐる、ずーっと階段を下っていくと、いきなり制御下にない地域に出くわし、突如炎が吹き出てきた。また一歩ずつ
安定化しながらゆっくり進む。
続いて、黒煙が立ち込めているところに出たので、同様に安定化しようと一歩踏み込んだら、なんとその煙はスウォー
ムだった。はめられたー。
火の粉でできたシンダー・スウォームという敵(MM3)。
ジルリルがうれしそうにガスト・オヴ・ウィンドを撃つ。「誕生日おめでとう!!」
しかしたいして効かず、逆に奥にいたブロシャールが風のせいで戻ってこられない羽目に。
怒ったジルリル、次はコールドのファイアーボールを撃つが、まだ死なない。逆にジルリルが襲われ、メックが割り込ん
でエナジーウォールを立てるが、それも抜けてくる。予想以上に強い。
この場所を制御下において、範囲内の属性を氷に変えるというすばらしい対処方法を思いつくが、ウォールで視界が通
らなくてうまくいかない。あとずさりながら、ジルリルががんばるのみ。
ゼノンは必死に範囲攻撃のあるモンスターを探し、することがないセンギPLさんも検索を手伝う。見つけたMM3のグル
ガーに変身するが、そこへジルリルの渾身のアシッドストーム63点が飛ぶ。ゼノン、死にかけるがクロース・ウーンズで
助かる。
戦闘後、DMに「そういえばククルカン、火のダメージ減らしといて」と言われる。もしや、「汝を守る物」の指輪のおか
げか?


●穴の底へ

奥には、真っ暗な縦穴があった。直径10フィート。
ブロシャール「朕のデイライトの出番かな?」

下に明かりを送り込むと、消えた。ククルカンが穴を調べると、深さ250フィートまで続いており、その下は天井の高さが
30フィートの空間が広がっている。
床に陽光棒を落とすと、そこに20×20フィートの闇の球体(インコーポリアルではない)がスッと現れて、光を消した。

怯えつつも、いざとなったらプレーンシフトで逃げることを念頭において突入する……というところで次回に続く。


お疲れ様でした。
DMも時間がないので編集は簡単にさせて頂きました・・・


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