■４月24日「次元界めぐりキャンペーン」
<第3回>
(DM:DM-SKM/執筆：ふじーさん)

●キャラクター紹介

センギ・ア・ブルストーン（のちにセンギ・ア・アギストーン）／すみさん
ハーフミノタウロス　バーバリアン１／ファイター４／グラデュエイター１
ＨＰ：７９　ＡＣ：２２　イニシアティブ：＋３
パーティで唯一勇ましく殴りに行く前衛。見かけによらずにやさしいかも？
なぜかレッドウィザードのいいなりです。

ブロシャール／あずまさん
ヒューマン　クレリック６／Radiant Servant of Pelor２
ＨＰ：５３　ＡＣ：１９　イニシアティブ：＋１
パーティで唯一の人格者？　みんなの面倒キッチリみます。

デリック・ウィンガル／宮之下さん
Ev. Human Runechild　Magister／Ev. Human
ＨＰ：４４　ＡＣ：１０　イニシアティブ：０
パーティで唯一の・・・改造人間？　・・・・・・・・・・（本文参照）。

ククルカン／アニマさん
ピクシー　スペルシーフ３／ソーサラー１
ＨＰ：２３　ＡＣ：１９　イニシアティブ：＋７
パーティ唯一の「ボク」キャラ。マスコット的存在。でも「ちゃっかり」してます。

ジルリル／ふじー
ヒューマン　ウィザード５／レッドウィザード３
ＨＰ：４８　ＡＣ：１２　イニシアティブ：＋２
パーティで唯一のマザコン。みんなからなんで目の敵にされるかは分かってません。

●グレート　エンデュランス

まずパーティ名を決めることにした。
一同、何にするか思考をめぐらした、するとあるパーティのメンバーが
「偉大なるマザコンたちってどう？」
一同「却下！」
この間コンマ１秒も経ってません。みんなちゃんと考えを吟味した？

結局「グレート　エンデュランス」に決定。
・・・ふつうじゃん・・・、どうせなら、「マザコンたちの忍耐」にすればよかったのにと、あるメンバーは思った。

●ビホルダーの洞窟へ

そうこうしているとトーチポートで悪名高き「グレート　エンデュランス」に一件の依頼が舞い込んで来た。
町外れの遺跡にいるビホルダーを退治して欲しいそうだ。
メンバーはその依頼を受け、トーチポートから遺跡へ出発する。

遺跡のある洞窟に着くと、ビホルダーらしきモンスターが入り口の前で浮遊している。
そのビホルダー（仮）を逃がさないように挟み撃ちにすることに決めたパーティは早速行動開始。

デリック「ソーサラーブラストを2レベル下げて、エア属性に換えて、単発ビームで打ち込みます・・・」
一　　同「・・・何言ってんの？」
これはＤ＆Ｄ３．５版なんですが、ゲーム間違えていませんか？
訳が分かりません。

そうしてるうちに、ジルリルがファイアーボールをサドンマキシマイズで撃って５４点のダメージ与えて、ビホルダー（仮）は爆発。
めでたしめでたし。
なんか簡単過ぎないかと思いつつ、洞窟の中へ。

ククルカンがインビジビリティで消えて、洞窟内を先行で偵察。
途中のビホルダー（仮）1匹をよけて、さらに奥へ進む。

すると奥から
「俺たちビホ！♪俺たちビホ！♪強くて可愛いビホルダー！♪」
と歌声が聞こえる。
ククルカンはビホルダーの前にパーマネントイメージで、ビホルダーの反応を見る。
そして当然のごとく、ビホルダーは侵入者を察知。
パーティもククルカンに追いつき、ビホルダーに真正面からアタック開始。

ビホルダーの最初の攻撃。
まずはセンギにフィアーと石化とスローのレイアタック。
センギ、見事に石化。
これ口火にビホルダーのやりたい放題が始まる。
ククルカンにはＳＴ、ミラーイメージでうまいことかわされながらも、ジルリルをデスレイ、ブロシャールを石化にして確実に仕留めていき、ついにはデリックにメインアイを潰されながら、石化。
戦闘開始ものの数ラウンドで、ほぼ全滅。
戦闘の後半からククルカンは洞窟の奥へ偵察しており、振り向いたら仲間は誰もいない・・・。

●セカンド・シーズン

トボトボと一人寂しく、トーチポートへ帰るとギルドの依頼者に泣きながら、仲間をすべて失ったことを訴える。
すると、依頼者は涼しい顔で
「大丈夫！そんなこともあろうかとストックを用意してあるのじゃ！」
と何かのボタンを押すと後ろの棚が開き、ガラガラと何体ものセンギをはじめ仲間たちがホルマリン漬けのカプセルに入れられた状態で出てきた。
「セカンド・シーズンの始まりだね」
とニヤニヤと依頼主。

●ハーフ・ビホルダーとかくれんぼ

仕切りなおしで、ククルカンが偵察した奥まで進む。
中に入ると、メッシュ状の衝立（ついたて）に仕切られた部屋がさらに中にあり、そこから何か「蠢く者」を感じる。
そこは壁や穴があり、その姿を捉えることができない。
いきなりセンギがレイアタックでフィアー状態になってしまったが、ブロシャールがリブームフィア。
（リブームフィアって思っている以上にかなり重要。スロットに何個入ってるのかなぁ。
　任意発動できるようになってもおかしくない必要なスペルだと思う・・・ふじーの独り言）

デリックのレッサーエルドリッチウォール（フォースの壁）、ジルリルのヘイストを利用して、部屋の反対側にあるメッシュ状の衝立の入り口へ素早く移動する。
中に入っても誰もまだ「蠢く者」を捉えることができない。
そうしているうちに、穴からデスキスが現れ、センギに襲いいかかる。
センギはこれに対応し、撃破。
が、与えたダメージが跳ね返ってきて瀕死！

DM「えっと、意識不明ってWillingクリーチャー扱いだよね」
デリック「あわわ、そんなことしたらDungeon'sGateのサイトが18禁サイトになってしまいますよ！」

などとやりとりをしつつ、「蠢く者」のレイアタックが、パーティに炸裂するが、今回は、セーブの調子がよく、大事には至らない。
途中なんとか姿を捉えるがヒラリとすぐハイド。
するとデリックが「ディテクトクリーチャーをハイテンして使用。対象は異形で」
（1ラウンドで対象タイプのクリーチャーの全情報をえる）という極道な呪文を唱える。
しかし「対象がＦｅｙ（ちっちゃい）なので見つからない」ということでフィズり扱い。
一同改めて、
「こんなあらゆる極道な呪文を平然と唱えるプレイヤーもプレイヤーなら、Ｆeyのクリーチャーの頭をビホルダーにアドバンスドするマスターもマスターだよな」
と感じてしまう。
で、なんとかハーフグリック/ハーフビホルダーをジルリルのコールドなファイヤーボールで止めを刺して、戦闘終了。

●宇宙（そら）へ

一息入れて、ククルカンがたて穴の中に入って行き、捜索開始。
片方の穴の中には、途中ビホルダーの巣らしきものがあり、１８０フィート下がホールになっている。
そこは、あとで調べることにして、別の穴へ。
こちらは50フィート下がホールになっており、発掘者が石化した石像がたくさん転がっていた。
その一角に扉があり、ククルカンの好奇心が働く。
扉を開けると光が差し込んでおり、階段が永久に上へ続いているように見える。
ククルカンの好奇心はさらに働き、階段を無謀にも昇り始める。
そしてすぐに後ろを振り返ると、なぜか階段は永久に下に続いている。
すでに入ってきた扉はもう見ない・・・。

一方、残されたパーティたちは、ククルカンを心配して、彼女の入った扉へ。
階段を昇っていくと、ククルカンが形容しがたいピクシー踊りで喜びを表現して、パーティを迎える。

ジルリルによるとここはインフィニティスフィアで、アウタープレーンへ行く階段らしい。
右側を振り向くと、遠くの方で同じような階段をギスヤンキの軍団が数百人上がっていくのが見える。
階段を上がっていく途中、面長で、紫色の肌をした、マーケイン（商人）に会う。
彼らはこれからシジルに帰る途中だという。彼らにイスガルドへの道順を聞き、そちらを目指すことにする。
イスガルド（英雄界）・・・死んでも翌日には元気によみがえるプレーン。

●英雄界イスガルド

そこの門は大理石で出来た戦士の像が出迎えてくれる。
イスガルドの平原に出るとすぐに大空をバルキリーが飛んでいくのが見える。
丘の向こうでは、騎士団が戦象部隊に突撃しており、さらにその向こうでは、ウォーフォージ（リビングコンストラクト）がゴブリンのティンカーと戦っているのが見える。
周りに見とれていると１体のウォーフォージがこちらを見ているのに気付く。
そして彼は銃のようなものを空に向かって、パンッと合図のようなものを撃ち込んだ。
ククルカンが敵じゃないことを示しながら近づくも、彼はその場を走り去っていった。
とりあえずパーティは、森に向かって、行くことにした。

すると向こうから、コードのパラディンの騎士団がこちらに向かってくる。
いきなり騎士団の長が「そこのハーフミノ！　今日こそは倒してやる！」
センギ「？？？　だれのこと？　ひと（牛）違い？」
団員　「団長！レッドウィザードもいます！」
団長「なんと！やはり貴様らが糸を引いていたのか！許すまじ！」
ジルリル「え？　ぼく？」
団長「突撃陣形！」
そして、戦闘開始。

センギが相手のチャージを警戒して、フライで真上に飛ぶ。
そこにパラディン団長のチャージ。とばっちりがブロシャールに振りかかる。
ダメージ７６ポイント、ブロシャール昇天。
デリックのウォールオブフォース、ジルリルのウォールオブアイスで時間を稼いでいると、ゴブリンのティンカーが現れ、バルカン砲を騎士団に連射！
パラディン達を手助けすれば、何とか見逃してもらえる？と思ったパーティは一緒に戦うことにする。
彼らの相手は機械仕掛けのエレファント。
エレファントの全開パワーアタックがセンギに炸裂し、アンコンに。
一気にパーティに悲壮感が漂う。
デリックが「2レベルスペルを３つまとめて、3レベルにしてエルドリッチウォールオブフォース」（もうみんな何も言いません！）
それで時間稼ぎをして、この場を逃げるかどうか話し合う。
誰かが「いいじゃん、ここはイスガルド、いくら死んでも一晩寝れば明日は元気で生き返れる。」
ジルリル「じゃあ、みんなで死んじゃえばいいじゃん。楽勝、楽勝。でも荷物はどうなるの？　ホテルまで届けてくてるのかなぁ？」
ＤＭ　　「そんなのギスヤンキかゴブリン達が漁って、身包みはがされるに決まってるよ。」
ジルリル「ママが持たしてくれた、装備ぜんぶぅ〜？　そりゃないよ〜、ぐぇ〜ん〜・・・」
とスクロールから（マザコン）リミテッドウィッシュ！　
チェーンライトニングがエレファントに命中し、９６点ダメージを与え、無事？戦闘終了。
ママからもらった装備は大丈夫でした。めでたし、めでたし。

なんとかパーティは、イスガルドの都市フィミンボルクにたどり着く。
ケンカ（つーか戦争）などが絶えない活気のある街。
レッドウィザードのおかげで泊まる宿屋が見つからず、苦労した末にギスヤンキ達も泊まる寂れた宿屋に決まる。

●剣を求めて

次の日、朝日とともにブロシャールが目覚める（蘇る）。
宿屋にハーフリングのメリー（ハーフセレスチャル）とピピン（ハーフフィーンド）がパーティを訪ねてくる。
アイダ平原のはずれにある神殿に魔剣（ハーフリング用のグレイトソード）があり、それを一緒に取りに行ってほしいという。
神殿の中の魔剣以外のお宝は、パーティの報酬になる。パーティはもちろん、快諾。
翌日、突然、メリーとピピンが今日行くと言い出し、慌しく出発。

神殿の入り口にはコードの像のアーチがあり、その奥に両開きの扉がある。
その扉の中にラージサイズのアスペクト　オブ　コードがいること知らされる。準備をしてＧＯ！
中に入ると、雷と共にアスペクト　オブ　コードが現れる。
コード「わが神殿に・・・」
ピピン「もういいから〜、そのセリフ」
メリー「もう飽きたよ。じゃあ、いくよ」と戦闘開始。

アスペクト　オブ　コードはＤＲ／エピックを持っていたが、パーティ全員で、ゴリゴリ、ごり押して、なんなく無事戦闘終了。

●ガラスの視線

奥に進むとレバーがあり、アンシーンサーバントに引かせる。ガコンと音がして、中にいたシェリーカーが叫び始めた。しばらくすると叫び声も泣き止み、中に入る。
中に入ると、右の片側がガラスの通路で、ガラスの向こうから緑色のクリーチャーが近づいてくる。
通路の先には浮遊している機雷が・・・。
緑のクリーチャーのゲイズと”まき菱”のようなコンストラクト・スウォームの攻撃を受けながら、なんとか向かいの扉まで全員たどり着く。
途中、デリックが「スペルライクアビリティで、ディメンジョンドア」っていうのは、もうみんな知らんぷり・・・もう何があっても驚きません。
次の部屋に入って、ちょっと休憩。ここはイスガルド、1ラウンドに２Ｐ、ＨＰが回復します。

●ガーゴイルの間

次の部屋の扉からは、水の流れる音がしてくる。
部屋の中に入るといかにもガーゴイルらしき石像が地上に7体、水の中に３体。
そのうち、地上、水中ともに2体ずつが動き出す。

ジルリル：ファイアーボール（毎度のサドンマキシマイズ）
アクアティック・ガーゴイル１：ジルリルにリーチ（毎ラウンド１Ｄ６ポイント、チュウチュウ吸うスペル）をサドンマキシマイズ。
アクアティック・ガーゴイル２：サンダーショック！　（ジルリル、ククルカン　スタン）
ってな具合で、戦闘が開始され、地上のガーゴイルは簡単に仕留めることが出来たが、アクアティック・ガーゴイルの方はダンシング・リーチ（光るヒルが降ってくる呪文）やバーディゴ（足を絡ませて、気絶させる呪文）をかけながら、水中に逃げ込むので、苦戦。

しびれを切らしたククルカンが、センギに
「牛だったら、ここの水ぐらい飲みほせんだろ！」
と暴言を吐く始末。
しかしながら、なんとか応戦を繰り返し、もはやここまでと思ったアクアティック・ガーゴイルはＫＡＢＯＯＮ！（自爆して２Ｄ６／レベルダメージを与える呪文）
もう一体のガーゴイルもＫＡＢＯＯＮ！（ってマスターあなたは鬼ですか）
で、みんな何とかＳＴ成功して、命に別状なし。生きてて良かったよ。

今日ここまで。
（つづく）