DEVIL'SQUES†
デビルズクエスト2
はじめから
→ つづきから
(7レベル/2004.6.27/DM:DM-SKMさん/レポート:東さん)
キャラクター紹介:前回のレポート参照・・・
>今回はD&D3e史上稀に見る大所帯。PC10人+動物2匹に対するDMは3名という、凄いことになっていました。鬼のDM連合にパーティは勝てるのか!
パーティは引火性のガスが充満した部屋にいた。
ロクガンでの用事を思い出したのか?Nezumiのトゥルティックリティキはダンジョンを出てどこかへいってしまった。
その代わりに召喚されたのがスパイクドチェーン使いのギルバート。どんな活躍をしてくれるか楽しみです。
暗いのでわかりにくいのだが、よく調べてみると、空中を移動するプレートを見つけた。
この部屋には出口はなさそうなので、このプレートに乗って進むしかなさそうだ。
先発隊として、クリス、ギルバート、イーグルアイ、セキショクがプレートに乗って先に進んでみることにした。
すると、プレートが進んだ先は行き止まりになっており、そこにはポータルが開いていた。われわれの任務から察するにこのポータルに飛び込むしか道はなさそうだった。
先発隊はそのままポータルに飛び込み、残ったパーティメンバーもそれに続くことになった。
>いきなりなんて、なんと大胆な・・・。
しかし簡単に我々の侵入を許すようなシロモノではなかったのだった。
突然2つの光がポータルがあるのであろう場所辺りに見えた。
よく見るとそれは炎でできたコウモリのような生物で、こちらに向かってくるのであった。
引火性ガス+火、そんな子供でもわかるような問題を解く暇もなく我々は爆発に巻き込まれる。
とりあえずこのファイアー・バット(勝手に命名)を始末してから、ゆっくりポータルまでいこうと攻撃をするも、視界はほとんど見えない状況で苦戦していた。
なんとか倒したと思ったのもつかの間、倒したはずのファイアー・バットがまたむくっと起き上がってくるではないか。
すかさず熊とファイアー・バットが絡みつく。熊を援護しようと源治郎は矢を放つものの、敵に当たらず熊にばかりあたる。野性の本能なのか?マスターの恨みを買ったのか?熊はくるっと反転し、源治郎に襲い掛かる。源治郎危うし(笑)
その後、熊も2回殴って気が済んだのかファイアー・バットの方に向きなおしていたようだが。
これはさすがに、ラチがあかない。申し訳ないが、ジョンの使役する熊と鷹が攻撃してる間に、残ったメンバーはポータルに飛び込むことにした。
さすがに、このファイアー・バットを連れてポータルを通ったら、先発隊に合わせる顔がない。
>引火性のガスとはGas Cloudのこと。広域を覆うことのできるこのガスは、引火すると術者レベル毎に1d6(max10d6)のダメージを被ります。S&SのR&Rに載っている3レベル呪文。
一方クリーチャーは3HDほどアドバンスしたファイアー・バットですね。アドバンスして手に入れたフィートでファイナル・ストライクを取ったのですが・・・アホだった。なぜならこのフィートの発動はHPが0になったときであり、ファイアー・バットのように再生もちのクリーチャーはダメージがサブデュアルなのでHPが0にならないのですよね・・・。
なんていうか、この戦闘ではパーティが完全にバラバラで、先遣隊は不用意にポータルくぐるし(しかも誰も報告に戻らない・・・)、ファイアー・バット2体に有効な打撃もできずに、ただただ時間を浪費していました(ナレッジに失敗したとは言え、見るからにファイアー・サブタイプなので、通常ダメージの入れかたはだいたい判るかと思いますよ。最もそれだけのリソースがあったかは別問題ですが・・・)。基本的には徹底的にサブデュアルダメージを入れて時間を稼ぎ、態勢を整えると言うのが基本。もっとも、先遣隊が不用意にポータルを潜ってしまったのと、パーティの方針が最後まで固まらずに散発的な攻撃に終わったのが問題なのですが・・・。
ポータルの先は何もない部屋だった。どうやら一方通行ということらしい。
さらに先に進むと、先ほどの部屋と同じような構造になっていて、プレートが空中を行き来していた。
序盤からかなり消耗してしまったので、危険を覚悟してここで少し休むことにした。
ところがこんなところで休ませてもらえるはずもない。
見張りのセキショクとレーガンにどこからともなく矢が飛んできた。
敵はイセリアルプレーンの住人と、不思議な矢を放ってくるモンスターだ。
とにかく敵が見えないので、デイライトのスペルやダークビジョンなどのスペルで対処することに。
ギルバートはフライで矢を撃ってきた方に向かう。そのころレーガンはイセリアルプレーンの敵と対峙していた。
なかなか戦況が好転しない中、レーガンが倒れ、続いてクリスがレベルドレインの攻撃を受けてしまう。
しかもそのイセリアルプレーンのモンスターと来たら、死んだ拍子に大爆発。まったく困った野郎だ。
気を取り直し、2体の敵を何とか倒せばというところで、空からファイアーボールが飛んできた。
運悪くセキショクも倒れてしまう。
まだ敵はいたようだ。ジョンのフェアリファイアの呪文でその輪郭が映し出される。フクロウに似たモンスターらしい。やつはひとしきり魔法を放った後、どこかへ飛び去ってしまった。
残った2体を何とか倒したものの、メンバーはこのダンジョンがどれだけ危険なのか身をもって知らされたのだった。
>危険すぎだよ、こんな逃げ場も確保できてない場所で、周りの状況も全くわからないし・・・安全なスペースのないところで寝るなんて!最低限、襲われた時にどうするのかとか考えておかないとパーティとして、ダメだと思うのですが・・・。周りがどうなっているのかも全く判らないし、防御/警戒用の呪文もセットしていないし・・・。正直覚悟が足りないと思います(危険を覚悟するより全滅を覚悟すべきです。寝ているとRef ST出来ないって事は知っていますよね?)。
しかしそこで神(悪魔)の声
「ボーナスステージにいくとお宝ガッポリ」
この下へいってみよう。さっきの敵の死体もあるから、あさればいくばくかの金品は手に入るかもしれない。
という意見が出て、クリスと鳥に変身したジョンが、下まで偵察にいった。どんどん降りていくと、地面につき、さっきの敵の死体が転がっていた。
ところが、恐怖はここから始まったのだ。突然のブレス攻撃。
見ると目の前にはシャドウドラゴンがいる。シャドウドラゴンのドレインブレスを食らった二人はほうほうのていでパーティのところに戻ってきた。
「今のはボーナスかよ!」
>ボーナスですよ。
CR9ですから。気合を入れれば倒せないことはない。
不用意に死体をあさることにするから・・・まずは索敵と安全確保が基本です。あと、単独行動の時には防御呪文を忘れずに。DM(敵)からすれば単独行動しているPCはカモですから。このときもインビジビリティー1つあれば、かなり安全に敵の存在を発見できて、お宝を回収できたはず。
さらに気を取り直し、プレートに乗ってこの部屋の周りを調べてみることにした。
この先には3つの部屋があり、ひとつはどこかの町に通じるポータル、もうひとつは恐らくさらに先へ向かうであろうポータル、最後のひとつは宝物の入った部屋だった。
みんなで相談して、まず宝物を手に入れ、いったん町へ向かおうということになった。
作戦は、まず町で体制を整える。レインのレストレーションで失ったレベルの回復。セキショク、レーガンの復活?作り直し?が急務。
体制を整えたら、みんなをレデュースの呪文で小さくして、テレポートで一気に元の部屋まで戻る。
ということに決めた。
>手に入れた宝物は多くのガラクタと一緒に置かれていました。めぼしい物は回収しましたが、ディテクトマジックを行うのを結局忘れて、貴重なMIを回収できなかった事態に・・・。
町へのポータルへ飛び込むと、どこかの井戸のそこについた。
井戸を出て、町に入りスクロールの準備等々をすませた後、テレポート。もうひとつのポータルに飛び込んだ。
しかし、全員が大事なことを忘れていた。レデュースの呪文の効果でみんな小さくなっていたのだった。
しかたなく、魔法が切れるまで待つことになった。
>これまた危険ですね。結果的に敵に呪文を使わせる時間を与えてしまいました。
魔法が切れて元の大きさになったので、この部屋を調べてみると、ところどころにくぼんだ箇所があった。よく見たらグリーンスライムがうごめいていた。
その部屋の奥のほうには、変なスライム状のモンスターが3匹こちらを向いていた。
「俺たちはデロームでろーん。」
「ゲームをするでろーん。」
「我々のリーダーとそっちのリーダーとで、先に昏倒したほうが負けでろーん。」
この挑戦を受けないわけには先に進めない。
しかたなく受けることにした。
クリスが、「私がクリスでろーん。」とリーダーであることをアピールして、ゲーム開始。
デロームの魔法攻撃は熾烈だった。
電撃あり、なぞの疲労魔法あり、血の雨を降らせる魔法ありで、パーティメンバーはもうぼろぼろ。
それ以外にも透明なフォースの壁を作ったり、落とし穴があったりするので、なかなかむこうのリーダーに攻撃ができない。
それでも、どうにかリーダーを昏倒させることができた。
「ストロンガー弱いでろーん。」
向こうのリーダーはストロンガーという名前だったようだ。
>こんなやつら(笑)
(左からベトベトン、キングスライム、ベトベター)
知っている人は知っているデローム達です。え、知らないの?ここを見ましょう。失うものがありますので注意(笑)
今回はオリジナルと異なって、ハーフミノタウロスの代わりにハーフとロールのテンプレートを使用しています。PCとして使うとELC高くて使えませんが、CR修正はたったの+1というものです。鬼ですね(まあ、d20だし・・・)。ちなみにハーフトロールのテンプレートは幾つかありますが、今回使ったのはBastion Press の一番CR修正が低いもの(ある意味一番凶悪)。普通に戦うと簡単にPCを殺せるのですが、ここでは「殺す」のが目的ではなく、「もう勘弁してくれ」と言わせるのをコンセプトにして戦闘してみました(笑)
とりあえずゲームには勝ったので、デロームたちと取引をして、宝の部屋を教えてもらった。
宝の部屋は真ん中に酸のプールがあって、ふちを歩いていくしかなかった。
ふちを歩いていると、1歩ごとに石が崩れてきたり、穴が開いたりと罠だらけだったので進むのに時間がかかる。
残念ながらそのあたりでタイムアップ。
宝を手に入れることはできなかった。
>お疲れ様でした。最初のエンカウンターが以上に長くなってしまいましたね。DM的にもかなり心配しました。案の定、ラスボス戦を行えずタイムアップしてしまいましたね。リアル時間も大切なリソースです。パーティの意見をまとめたら、一丸となって突っ走らないと、時間を浪費するばかりです(DM陣の経験談です)。