3レベルキャンペーンレポート「ドラゴンの秘宝」
(2003.10.26/DM:DM-SKM/レポート:ダメえもんさん)
<<プロローグ>>
照らす、照らすよ、光が照らす
龍が秘宝をあまねく照らす
五つが光を揃えてみれば
永久の栄光その掌に
エルフに伝わる童謡より
(・・・そうなのか?(笑))
「・・また死体か・・・。」
ギルダールがつぶやく。暗い洞窟の中、彼の声はやけに響いた。
不思議と、彼の声はこれから起こる事を暗示しているかのように思えた・・・。
エルフの少女の依頼で、オークに奪われた5種類の宝石がついたネックレスを探す旅をしていた一行。オークの巣を捜し当て宝石を捜した一行は、それがすべてどこかへ持ち去られていたことを知る。途中で出会ったリザードフォークのシャーマンの導きで、宝石の1つが彼らの「守護者」のいる洞窟にあるという情報を手に入れた一行は、宝石を捜すためにその洞窟へと潜り込んだ。
数多の敵と罠をくぐり抜け、ついに宝石を4つ手に入れた冒険者達だったが、宝石を手にしようとしたハーフリングの盗賊ナッツ・クラッカーは自分の後ろで「ガタンッ」という音がするのに気づいた。あわてて振り返ると、ボンゴ・ロッソとアンドリューの姿が消えていた。必死であたりを探し回るナッツだったが、彼らの姿はどこにも見つけることはできなかった・・・。
(今日はボンゴ・ロッソとアンドリューのPLさんはお休みでした。)
<<キャラクター紹介>>
ホークアイ(エルフのローグ2/ウィザード1
HP16、AC20):taxさん
<体力が低いと自称していながらなぜか前に出て戦うことの多かったエルフさん。はったり技能を使ったフェイントは圧巻でした>
ナッツ「えー、扉に聞き耳をたてます・・・26」
ホークアイ「同じ扉に聞き耳をたてます・・・29!」
DM「はりあってどうするの(笑)」
(本日セッション初参加でした。S&Sの「クイッカー・ザン・ザ・アイ」を装備)
Quicker Thann the Eye(General) 前提条件がDEX19必要なフィート。彼は2レベルでDEX20を入れているので他の能力値が低いのです。 MEでブラフが可能で、ブラフ−スポット対抗に成功で相手のDEXボーナスを奪う(この効果は次の攻撃のみな点に注意)。 FAQのExpartTacticianとのコンボは酷いと思う・・・。 |
クリス(狼 2HD、HP13、AC14):瀬尾さん
ジョン(ハーフリングのドルイド HP20、AC19):瀬尾さん
<強い狼様と、トールフェロウのハーフリングのコンビ・・・あれ? ジョンの説明には「歌と動物大好き」とあったが・・・あの歌は・・・。>
ジョン「(戦闘中)することがないので歌を歌います。えー、<芸能>で・・・1!」
DM「それは、『ボエー』だね。(笑)」
ジョン「ボエ〜(笑)」
ナッツ「あ、自分のターン? ジョンの隣まで移動して、フリーアクションで自分の耳を塞ぎます。(笑)」
(クリスは今日が最後らしい。次は何だろう。ドキドキ(笑))
ソンディ(人間のウィザード3 HP17、AC12):東さん
<チワワを召還するのが大好きな(笑)人間のウィザード。今回は呪文の選択に苦しまれてました。>
DM「えー、敵はオーカー・ジェリーね。(炎に弱い)」
ソンディ「・・・いかん、炎以外しか用意してない。」
(戦闘後)
ソンディ「そういえば、酸の呪文ってオーカー・ジェリーに効くの?」
DM「効くよ。」
ソンディ「な、なにぃ? 酸の呪文は用意してたのに・・・。(笑)」
(期待の新ウィザード。召還氏です。チワ○召還は参ったね(笑))
ギルダール・ヴェールメント(人間のクレリック1/パラディン2
HP24、AC18):宮ノ下さん
<セント・カスバードの司祭兼パラディン様で戦闘時の4番バッター。悪を討つ一撃+ディバインマイトの攻撃は強力でした。>
DM「エメラルドドラゴンはソニック・ブレスを吐いた。<反応>と<頑健>セーヴで18以上出さないと耳が3ラウンド聞こえなくなるよ。」
ギルダール「・・・失敗・・・ツーン。 あー、これ昔やったことがあるような・・・(笑)」
(4番バッターつうより。もはやパーティー唯一の打者?(笑))
紅炎:koh-en(人間のPsion(savant)3 HP23、AC17):Atsさん
<兄を探して3千里の人間のPsion。(超能力者)電波系のため、一時期パーティから別の意味で恐れられる存在に(笑)>
紅炎「なあなあ、僕(紅炎のお供?の人形)知りません? ボク。こう僕を小ちゃくしたこんなのでな・・・。」
ジョン「ああ、危ない人だ(笑)」
(また怪しげなキャラを。この人に変なもの渡すと何に使われるのかドキドキですな(笑))
ナッツ・クラッカー(ハーフリングのローグ1/ファイター2
HP17、AC17):ダメえもん
<罠にかかってナンボの突撃ローグ。今回キャンペーン初めての・・・?>
DM「ナッツは今日飲んだ泉の水の副作用で、さらにあの泉の水が飲みたくなってきたね。・・いわゆる中毒状態だ(笑)」
ナッツ「水だ、水をくれーー。」
ジョン「ナッツって、良くも悪くもこのパーティのヒロインだよねー。毎回ピンチになる(笑)」
(クラッカーです。はまってます。良い感じです(笑))
<<サバイバーズ?>>
宝石4つを手に入れたものの、ボンゴ・ロッソとアンドリューと別れてしまった3人と1匹(ギルダール、ジョン、クリス、ナッツ)は、冒険の途中で知り合ったロウタ君(アメジストドラゴンの子供)に案内されて彼の義理の兄であるエメラルドドラゴンの元へ行くことにした。ロウタの話ではエメラルドドラゴンが最後の宝石を持っているとのことだった。
階段のある30フィート四方の部屋で、そのまま下の階段へと向かおうとする一行だったが、そこへオーク6体が部屋になだれ込んできた。
6体いるとはいえオークの群れ。3レベルに達した彼らの敵ではなく、ばたばたと倒れていくオーク達。しかし、最後のオークが倒れるのと同じくらいに、オークの来た方向から人間の断末魔の悲鳴のような声が聞こえた。
あわててそちらに向かう一行。そこで彼らは3体の死体を見つける。一瞬ボンゴとアンドリューかと驚く一行だったが、人違いの模様。人違いとわかるや、すかさず死体をあさるナッツだったが、すでに金目のものはオークに取られた後だった。仕方なしにあたりを探すと、近くの階段のわきにのびている3人の人間とエルフを発見。どうやら落とし穴に落ちて気絶していたらしい。
ちっ、これではアイテムをあされないではないか。などというエビルなことは自称ローフル・グッドなナッツはいいません。言いませんが、ちょこっとだけ思いました。(大丈夫、性格を変えるには2週間かかるから)
助けてみると、彼ら(ホークアイとソンディと紅炎)はどうやらある人に依頼を受けて(おそらくあの人なんだろうな・・・なんて思ってみたり。そもそも人なの?)5種類の宝石を捜すようにと言われていたらしい。そしてリザードフォークと戦い、負けて洞窟に逃げ込んだら、ここまで迷ってきてしまい、そこでオークに襲われたらしい。彼ら3人は落とし穴に落ちて気絶をし、残りの3人は・・・というわけだ。
とりあえずギルダール達は自分達が宝石を4つ持っていることはいわなかった。まずはこの洞窟から出ることが先決だからね。こうして、呉越同舟のパーティが結成されたのでした。
・・・てか、これ後でパーティ間戦闘になったり・・・しないよね? なんせ(単発シナリオで)前例があるからなあ・・・。
(後々考えると微妙なシナリオだった・・・。まあ、グッドやから大丈夫のはず。と信じました。)
<<パペットトペット>>
で、実際の話彼らの装備もすべて取られていました。(呪文書含む。)しかも前回の戦いで呪文をほとんど使い果たしている状態から今回のシナリオがスタートしたので、いきなり呪文のストックがない状態に。
というわけで、再びピンチに(ま、いつもの事ですが)。幸いな事に紅炎はすべての超能力を残している上に呪文書などがなくても超能力を使えるため、とりあえずは先に進み装備を取り戻すことになった。頼むぞ紅炎、「僕の人形はどこなんですの?」なんていってジョンを引かせている場合じゃないぞ。
で、先に進む一行は扉の前までやってきた。紅炎のテレパシー(彼は自分の人形と心が通じ合っているのだ)によると、この先の部屋にオークたちがいるらしい。一行は装備を確認するとドアを開けた。
(彼はサイクリスタルを人形に付けていたんですよ。)
紅炎はサイオニクス使いのサイオン(サヴァント)です。 サイオンはウィザード/ソーサラーのファミリアに相当するサイクリスタルというものを所持できます。 ただファミリアの様に動物ではありませんので、このレベルではそれほど恩恵はありません。 (テレパシーリンクとスキルボーナス程度) 高レベルになるとサイオンに能力が降ってきます。 |
中にいたのはオーク6体(内、オークシャーマン1体)とトログロダイト2体だった。トログロダイトはとても臭いモンスターで、彼(?)の近くに寄るとあまりの臭さにセーヴィング、技能、攻撃ボーナス、ダメージが-2されてしまうという笑えないモンスターだ。(セーヴィングスローに成功すれば耐えられる)なぜオークが奴らと一緒にいるかわからないが、きっとその臭さに病みつきになってしまったのだろう。
(その通り>オーク(笑)
一応事前にSTしてます。あと常に臭いわけではなく戦闘すると匂いを発します。
個体毎に匂いが違うらしい(笑))
何人かがセーヴに失敗して「くっさ〜」状態になるものの、ソンディのスリープでオークの3体が眠り、紅炎のBiocurrent(敵2体に電撃のダメージを毎ターン与える結構強力な超能力)が効いたりしてパーティ優勢で戦いは進んだ。
まあ、こうなるとやる事がなくなるのが後衛でして。ジョンは暇つぶしに得意の歌(ちなみに<芸能>技能は持ってない)を歌ってパーティを元気づけようとして1を振ったり。(俗にいう「ジャイ○ンの歌」ですな)紅炎は自分の人形のしまわれている部屋の扉(オークのいる部屋の奥に扉がある)まで攻撃されるのにかまわず駆け寄って扉をガチャガチャ開けようとするしで、誰もまともに戦闘をしようとしないという事態に(いや、前衛はしっかりしてましたよ)。
そんなこんなしているうちに、オークシャーマン(まだしぶとく生き残っていた)が、火炎瓶を投げてきたりカラースプレーの呪文をかけてきたりといった、いろいろと細かい攻撃をしてきた。このままでは危ない、そう思ったソンディは呪文でクリーチャーを召還することにした。
(ジョンは実は芸能入っていたりするんですねぇ。これが。
しかも2ランクも(笑)
ちなみに結果が4になっても大差ありませんが・・・。
さらについでにバード以外が歌っても”魔法的効果ありません!”(笑)
にしても、臭いし、うるさいしで凄い戦いだった・・・)
(tinyサイズのかわいい獣)
おいおいそんな愛玩動物で大丈夫か? なーんて思ってたらこれが強い強い。爪、爪、噛むの攻撃でシャーマンに合計7点のダメージを与えたりと大活躍。こりゃ、ナッツのライト・クロスボウよりも強いかも・・・なんて、ちょっと嫉妬。最後はホークアイのマジックミサイルワンドで倒したけれど、恐るべし、バジャー。
あ、ちなみに紅炎の人形はその後見つかりました。髭のラクガキをされた状態で(笑)。
<<メガ・トラブラー>>
ちょっと寄り道をしたものの、仲間(宝石を見つけるまでは・・)を見つけた一行は、再びエメラルドドラゴンを探すために一旦ロウタの住処まで行くことにした。ロウタの住処からエメラルドドラゴンのいる場所まで行くというのもあるし、なにより休息を取りたかったからだ。
ロウタの住処には、アメジストドラゴンサイズのテーブルとかティーカップとかがあり(アメジストドラゴンってどうやってお茶を飲むのだろう・・?)また食料としてキノコがあった。すかさずキノコに手を伸ばすナッツ、しかしキノコは毒キノコだった。実はアメジストドラゴンって毒の効かない体質だったりするわけで、ナッツは食べたキノコの影響で耐久力に-3の一時的ダメージを受けたりしてました。(「好奇心は猫を殺す」・・・今思えばナッツにはこの言葉を覚えさせたかった・・)
そんなお茶目なハプニングもありつつ、一行は地下へと降りていきました。そこは自然の洞窟で、エメラルドドラゴンの住処への一番の近道だった。だが、ここで新たな障害が発生。なんと、洞窟の天井が崩れて通れなくなっていたのだ。どうやらつい最近崩れたらしい。最近、なにかあったのだろうか?
(何者かがふさぎました。)
で、ロウタ君に他の道はないかと尋ねるギルダール。ロウタ君は言う「別の通路ならあるよ。昔はブラックプティングとかが出た通路だけど。」それはブラックプティングと戦えということですかな?
(そこまでは言わない。近いけど(笑))
とはいえ他に方法がないのも事実。一行はその「別の通路」へ行くことにした。ここはやはり迷宮になっていて、罠もたくさんありました。例えば・・・
DM「30フィート四方の部屋の真ん中に宝箱があるね。」
ナッツ「とりあえず扉の外から10フィート棒であたりをつつく。」
DM「何もないよ。」
ナッツ「宝箱の側まで来るよ。どう?」
DM「何も起こらない。宝箱は開いていて金貨が見えているよ」
ナッツ「宝箱を蹴飛ばしてみます。」
DM「ダメージは? 1点、あ、そ、それじゃ宝箱から金貨がこぼれ落ちて罠が起動したよ(笑)」
また、ナッツですか? ナッツが悪いんですか?(笑)
罠の内容はというと・・・
DM「部屋の扉を石壁が塞いだ、そして部屋には毒ガスが充満していく。致死性の毒で、6ラウンドで脱出しないと確実に死ぬね。」
どんどん罠が凶悪になっていくよう(涙)。
(I先生の某ダンジョンを見習って見ました。)
幸いなことに(?)部屋にいたのはナッツだけだったので、外にいたギルダールが扉ごと石壁を壊してくれて事なきを得たのだけれど・・・。
DM「ナッツと扉を壊したギルダールは頑健セーヴして。あ、2人とも失敗? じゃあ、毒の影響で筋力が落ちるね。」
・・・もう踏んだり蹴ったりです。(そこがイイ・・・って違う!)
ちなみに、受けた毒の影響でナッツの筋力は10から0に(自力では動けない状態)、ギルダールの筋力は18から8(鎧を着ていると動けない状態)まで下がってしまった。
主力(ギルダール)がこの状態ではどうしようもない。一行はロウタの住処まで戻ることになった。そこで、どうするか考えていると、ロウタが「この近くに回復の泉があるよ」と言う。なんと、それは是非行かねば。・・・でも、ロウタ君ってば毒が効かないんだったよね・・・ちょっと心配。
<<かゆ・・・うま・・・>>
回復の泉で、泉の水に群がる蟻さん(ジャイアントアント)9匹をホークアイのフェイント等を使いながら倒した一行は、泉の水を飲む前に毒があるか調べてみる事にした。ディテクト・ポイズンの呪文をかけると・・・(やっぱり)毒がある事が判明。
でも、ここでぼーっとしてても始まらないので、ナッツが水を飲んでみることにした。泉の水は普通に美味しいし、筋力も回復するのだけれど、どうも飲めば飲むほどおバカ(知力-1)になっていくような気がするのは気のせいかな・・・うん、きのせいだよね。そしておみずをのんだなっつはとてもとてもしあわせなきぶんになりました。
そんな幸せそうなナッツを見て水を飲むかどうするかを悩むギルダール。でも背に腹は変えられない。というわけで水を飲んだギルダールでした。(でも頑健セーヴに成功して毒の影響はなし。ちぇ。)
その後、再び通路に戻った一行は、プルプルした緑色の虫のいる部屋を避けたり、何かの召還用の魔方陣のある部屋でサンダーオーブと戦ってあまりの強さに逃げたりしながら、最終的に一つの部屋にたどり着いた。
(プルプルした緑色の虫:ぷるぷる>ラストモンスター。緑の虫>フォルガブ。コラボレーション?)
サンダーオーブ SSのクリーチャーコレクションから登場。CR3だからと思ったが、3体は我ながらやりすぎ。 コンストラクトの石玉で電撃でレンジアタックしてきます。 恐怖なのは1d4ラウンド毎に放たれるグランド・ライトニング。ダメージ8d6!死ねます。 |
そこは、ファイヤーエレメンタルとドワーフのような男(エイザー)のいる部屋だった。エイザーはロウタ君と知り合いらしく、いろいろな情報を教えてくれた。魔方陣の部屋の罠の解除方法や、この先にいる怪物(ブレードビースト)が彼の作成した上質の剣を持っているという話などを教えてくれた。彼はここに閉じ込められて出られなくなって長いため、徐々に火の勢いが弱まっているそうで、パーティに石炭はないかと尋ねていた。エイザーには石炭が見つかったら渡すと約束し、彼と別れた。
その後、マップを描いていてわかったのだが、エメラルドドラゴンの住処へは魔方陣の部屋を通るかブレードビーストの部屋を通るか行けない事がわかった。いまさら魔方陣の部屋へ行くのはエメラルドドラゴンの住処への近道というより死への近道のため、ブレードビーストのいるという部屋へ向かう一行。部屋へたどり着き、扉を開けるとそこにはブレードビーストが3匹いた。戦闘だ。
ちなみに、ブレードビーストというのは黒い狼のような敵で、体は磁石のようになっている。武器で殴ると武器が吸い付いてしまい、さらにブレードビーストの意志でその武器を飛ばす事もできてしまうという、魔法の力がないと戦いづらい敵だったりする。
ブレード・ビースト SSのクリーチャーコレクション2より登場。体が磁性体の様になっていて、金属製の武器を吸着吸収できます。 攻撃した場合でもSTR15に成功しないと武器を奪われるあたりが強力(私がこの能力に気が付いたときには死にそうな状況になってた・・・)。 |
で、頼みの魔法使いさんはというと・・・フィーンディッシュ・チワワを召還していたりするんだな、これが(笑)。しかもなぜかブレードビーストの攻撃をすり抜けたりして結構強かったりするんだな、また。
てか、戦闘時にチョコエッグの犬のフィギュアを置くのは可愛すぎて反則です(笑)。
結局、ジョンのフレームブレードとかの活躍もあり戦闘は終了し、エイザーの作った武器(高品質のミスリル製のロングソード)を含む数種類の武器を手に入れました。個人的にはロングソード+1とハーフ・スピア+1(ショックの能力付き)が手に入ったのはすごかったと思いました。
あ、最後に補足。その日はこの部屋で野宿したんだけど、ナッツは先ほどの泉の影響で水依存症になってしまい暴れたため、ロープでぐるぐる巻きにされましたとさ。(いや、結局病気を治してもらったけどね。)
<<オーカージェリー・パラdieす>>
その後、一行は25フィート四方の部屋に出た。ここには4つの扉(南に2つ、東と西に1つづつ)と4本の剣(扉に対応するように地面に刺さっている)が中途半端に刺さった状態で待ち受けていた。ってか、いかにも「罠があります」ってなもんじゃん。とりあえず全員が部屋の外に退避した後、ソンディがアンシーン・サーヴァントの呪文(「筋力」が2の、目に見えない従者を作り出して動かす呪文)で従者を作り出して剣を抜かせたり、ホークアイがあたりの扉を調べたりしたものの、何の効果もなし。こりゃらちがあかん、とばかりに西にある剣を地面に突き刺すナッツ。
そう、それがすべての間違いの元だった・・・。
ナッツが剣を突き刺すと、調べていない天井から鉄の檻が落ちてきて、ナッツを取り囲む。そして、扉の中からは、オーカージェリーがゆっくりとナッツに近づいてきた。オーカージェリーはHD6の強敵で、酸の特殊能力を持つ。そして、電気と物理攻撃を受けると体が分裂して2体になるという末恐ろしい能力を持っていたりする。(あわわ)
こりゃ、今度こそダメだな。
でも仲間は頑張った。ギルダールを中心にして全員で檻を持ち上げてナッツを逃がそうとする。檻の持ち上げは・・・1回目、失敗。2回目・・・ぎりぎり成功!!
みんなありがとー、よーし、逃げるぞー・・・
DM「あ、逃げるナッツに機会攻撃ね。」
・・・・・・・え?
DM「攻撃成功、次は組み付き判定ね。こいつ(オーカージェリー)は組み付き判定+10だから・・・」
えー、以下の文章は暴力的な表現が含まれていますのでご注意ください。
パキッ、グシャ、ボキキッ(組み付き成功、締め付け攻撃によりナッツのHPが-11になった音)・・・。なーむー・・・(涙)。
というわけで、ナッツがお亡くなりになったので、レポートはここで終了します。
”締め付け”を持っていないモンスターはグラップル成功してもそのラウンドにダメージを入れられませんが、 ウーズの様に”締め付けを持っていると”そのラウンドにダメージが乗ります。 |
[END]
<<燃える男、紅炎>>
・・・クリスだワン。ここからは私クリス(狼)が担当するワン。ナッツがやられた後で、みんなは分裂しまくるオーカージェリー(主にアメジストドラゴンのブレスが原因)に「これは勝てない」と観念してエイザーの所へ戻ったワン。
エイザーにさっき手に入れたミスリルの剣を返して泣きつくと、エイザーはスモールファイヤーエレメンタルを1体パーティに貸してくれたワン。語尾にすぐ「〜メラ」とつける変な奴だワン。(でもみんなには聞こえなかったらしい)
それでも、ファイヤーエレメンタルを手に入れたパーティの士気は高まったワン。すぐさまオーカージェリーの部屋に戻ると、分裂しまくって今は5体になっていたオーカージェリーを1体ずつ倒していったワン。まあ、1匹紅炎がおかしな行動をしていたようなのワン。それは、扉を開ける前・・・。
紅炎「よし、『行くぜファイヤーエレメンタル!』と言ってエレメンタルの肩を叩きます。」
DM「あ、叩いた? じゃあ、反応セーヴでDC15して失敗すると手が燃えるよ(笑)」
紅炎「失敗!(笑) 俺のこの手が真っ赤に燃える〜!(一同笑)」
(戦闘中)
紅炎「火のついた手でオーカージェリーを殴ります(まだ、消してなかったのか)。攻撃成功! ダメージは1d6でいいですか?」
DM「1d4だよ。ファイヤーエレメンタルの攻撃(1d4)より大きくてどうするの!(笑)」
まあ、そんなこんなでなんとか敵は倒せたんだワン。まったく、これだから人間ってのは困ったもんだ・・・。え、ご主人様はどうなのかって? マスターはハーフリングだからそんなことはないワン。・・・訂正、トールフェロウのハーフリングだから、そんなことないワン。(ナッツとかいう変な小人とご主人様を一緒にしないで欲しいワン)
<<エメラルドドラゴンとのご対面?>>
そんなわけで、オーカージェリーを倒した一行は、安全な南の扉を開けて中に入ることにしたワン(天井を調べれば一発で見破れる罠だった)。・・・どうやら中はエメラルドドラゴンの宝物庫だったらしく、中にはスクロールとかいう紙の束がいつくもあったワン。なんだか、「レイズ・デッド」とか「リインカーネイト」とかいう生き返りの呪文があったとかで騒いでいたけど、正直私には関係ないワン。それよりもさっさと先に進む方がいいと思うワン。
で、先に進むとやっとお目当てのエメラルドドラゴンがいたワン。ドラゴンはなんだか怒っているみたいだワン。これじゃ素直に宝石を渡してくれそうにはないワン。それでもギルダールは1匹で交渉をしていたみたいだワン。なんだか、ちょっとうまくいきそうだったけど、その時ドラゴンの後ろから変な声がしてドラゴンの様子がおかしくなったワン。
謎のか細い声「だまされてはいけません。侵入者は撃退すべきですよ。」
エメラルドドラゴン「(うつろな声で)そうだ、侵入者は殺さねばならない・・・。」
謎のか細い声がどっかで聞いたことのある声だったのは気のせいかワン? ともかく、ドラゴンはおかしくなってしまったみたいなので、戦うことになったんだワン。
でも、正直にいってこりゃほとんど勝てないワン。ドラゴンはソニックブレス(反応セーヴDC18に失敗すると18点前後のダメージ、さらにDC18の頑健セーヴに失敗すると聴覚喪失、凶悪)を吐くし、全力なら3回以上の攻撃ができそうだったワン。それよりも、さっきした声の主を探して倒した方が早いと思うワン。
一行はドラゴンのソニックブレスに悩まされながらも、途中から参戦したロウタとかいうアメジストドラゴンの手助けを受けながら、紅炎の視認判定で敵の位置を把握し、そこへ向けて放たれたソンディのグリッターダストの呪文のおかげで、なんとか敵の姿をあらわす事には成功したワン。・・・なんか、エルフみたいなデーモンみたいな不思議な敵の輪郭だったワン。あれは何だったのかワン?
でも、見つけたら奴は消えてしまったみたいだワン。でも奴が消えるとすぐにエメラルドドラゴンが正気に戻ったようだワン。
エメラルドドラゴンは、パーティに攻撃した事をわびると、ダークエルフみたいなさっきの変な奴にずいぶん前から操られていたと白状したワン。まったく、ドラゴンを操るなんてとんでもない奴だワン。で、ドラゴンはパーティに宝石をくれたワン。あれ? これだけ光っているのは何故かワン?
〜これはクリスタルキャパシティーいうてな、1ポイントのパワーを貯められる貯金箱のようなものや。ま、こらジェムドラゴンのみパワーの込められるモンで、一般ピープルには関係ない代物や。〜
っは、今の声はどこから?
〜さっきはようもワイの事をアホ扱いしてくれたな。紅炎様をなめたらあかんで。〜
怖いよー、ご主人様〜(涙)
(もっと、ガツンとドラゴンに攻撃かけてくるかと期待したのに(笑)。残念。)
クリスタルキャパシタィー サイオニクス・アイテム。一時的にパワーポイントをためておけるクリスタルです。 ただし、サイオニクスの原則で「一つのパワー/能力に使用するパワーは単一のソースであること」とありますので注意。 普通のお値段1000gpですが、今回のものは使用制限(属性ドラゴン)があるので、700gpにマスターワーク(<エルフの細工代)を加えて800gpと計算してます。 |
・・・ゴホン、まあ、そんなわけでジェムドラゴンから無事に宝石を受け取ることができた一行は、さらにドラゴンに質問をする事にしたワン。
ギルダール「この宝石はどういったものなのか。」
エメラルドドラゴン「オブジェクトリードの呪文をかけてやろう。・・・持ち主はいい年頃のエルフのおっさんだな。彼はローフルグッドで、宝石はどうやら借金のかたに取られたらしいな。・・・ま、お前達の言っていた通り、元はエルフの持ち物だったらしいな。」
(地味に嫌な能力持ちのエメラルド・ドラゴン。こんな物持っているなよ。)
ギルダール「入り口の方に宝石をはめる穴があったようだが?」
エメラルドドラゴン「昔、そういう盟約をエルフとドラゴンの間で交わしたことがあったらしいな。そのへんはおやじが知っていたな。おやじか? 今はアストラルプレーンにいるはずだぞ。」
(エルフのおやじではなく、彼(ドラゴン)の親父の事です)
ギルダール「エメラルドドラゴンの他にもジェムドラゴンはいるのか?」
エメラルドドラゴン「3匹いるし、その場所も知っている。
1匹目はクリスタルドラゴンのレインボー・ブラスト。町から馬で7日ほど行った先の万年雪の山中にいる。
2匹目はサファイアドラゴンのダーク・ブルー。町から馬で10日ほど行った先の砂漠の地下にいる。
3匹目はトパーズドラゴンのディープ・マインド。町から3日ほど行った先の湖の底にいる。」
エメラルドドラゴン「それともう一つ、5つの宝石は何かの地図になっているらしい。そこには、ジェムドラゴンとハイエルフの間の契約により隠された秘宝(財宝とも言われているらしい)への道が描かれているそうだ。ま、あくまで伝説で、私は信じてないがな。」
そういえば、ミルミルとかいうエルフの小娘は「昔は宝石は光っていた」とか言っていたワン。宝石は光らないと効果を表さないのかワン? ちなみに、エメラルドの宝石だけは光っていて(エメラルドドラゴンがパワーを込めていたため)、天井に変な模様を映し出しているワン。
さて、では用事も済んだし帰るかワン。
ギルダール「待ってください。実は旅の途中で罠にかかって仲間が一人死んでしまったのです。あなたのお持ちのスクロールを頂けませんでしょうか?」
ん? あんな奴を復活されるのかワン?
エメラルドドラゴン「ふん、まあいいだろう。好きにしろ。」
あらら、もらってるワン。まったくこれだから人間ってのは・・・。
<<060、ナッツは2度死ぬ>>
ナッツの死体を前にギルダールは緊張していた。目の前には「レイズ・デッド」のスクロールがあったものの、これに失敗する可能性が40%ほどあったからだ。
ギルダール「神よ!」
天に祈るギルダール。しかし、祈りむなしく、ナッツの体は冷たいままだった。
ジョン「・・・僕の出番だね。」
ジョンが「リインカーネイト」のスクロールを手にナッツに近づく。少しの間瞑想をすると、命が形作られる瞬間を思い浮かべる。目を開けてゆっくりとスクロールを読むと、体に力がみなぎってくるのを感じた。
ジョン「はあっ!」
ジョンが声をあげてナッツの体に触ると、ナッツの体は消え失せた。ジョンは、大きく息をつくとその場にへたり込んだ。
ジョン「後は・・・ナッツ次第だ・・・。」
荒い息の中、ジョンはそう呟いた。
でだ、正直な話ナッツの運命はここで終わりだと思っていたわけですよ。なんせダイスを振る前にDMから「動物だった場合は自動的にチワワね。」なんて言われていたわけで。てか、転生表ってほとんど動物なんですけど。
で、運命のダイスは・・・60。
60は・・・? 「人間」だった。おお、なんとか転生成功だ!! まあ、種族がハーフリングでなくなっちゃったけど、生き返れたので良しとします。
と言う事で、新生ナッツ誕生しました。みなさん、ありがとう。
(けっ、面白くない。マスコットが出来ると思ったのに(笑)
いやいや、本当にこんな事思っていませんよ。大きくなって生き返って良かったね・・・)
<<行きはよいよい、帰りも怖い>>
で、ナッツも復活したという事でさっさとこんな所出ようじゃないか。てなわけで、道案内のロウタ君を先頭に、洞窟を脱出しようとした一行だったが、そうは問屋が卸さなかった。一行の目の前に立ち塞がったものがいたわけだ。その立ち塞がったものとは一体?
・・あ、そこ「さっき逃げたエルフデーモンもどきだろ」とか言っちゃだめだって。
実はさっき逃げたはずのエルフデーモン(?)が再びパーティの前に現れたのだ! 今度はレムレ4体とウィップテイル4匹を連れて。ここで紅炎が飛び出した。先ほど逃げたエルフデーモンを追って一気に彼の元へと走る紅炎。エルフデーモンの咽喉元まで近づくかに見えたその時、紅炎の体が真っ二つに割れた・・・。
(失礼だな。エルフデーモンじゃないぞ。ドロウデビルだぞ(笑))
暗がりの中から、血のついたシミターを手にしたアンデッドらしき敵が現れた。Cacogenというモンスターで、生粋の暗殺者だった。不意打ちを食らったり挟撃を受けたりしたら命はない。しかも、Cacogenの投げた短剣がクリスに当たり、クリスはその毒のため盲目になってしまう。恐るべき強敵出現にビビるパーティ。しかし、ここで再びギルダールが立ち上がった。
ジョンのサモン・スウォームの呪文でコウモリをCacogenの上に出現させ、チクチクとダメージを与えた後、ソンディのアシッド・レインの呪文での攻撃、そしてギルダールの悪を討つ一撃+ディバイン・マイトの攻撃が炸裂! さらにギルダールのドメイン・スマイトの攻撃が続けて成功し、なんとかCacogenを倒す事に成功した。
ここで時間一杯となり、町への帰郷は次回という事になった。
Cacogenは凶悪なモンスターで有名なBastionのMinionから登場。ナチュラルで+2d6のスネーク持ちアンデット。 今回これにファイター、ローグ、アサシンを追加して最適化しました。 スネークだけで8d8とかダメージ出てます・・・。 フィートはTrap&Treacheryの強力フィート「クイック・ストライク」と「Imp.スネーク」等を装備。 コンボ1:毒使いでダガーに”盲目”の毒を装備。これを「早抜き」で投げつけ、盲目になったところをスネークし放題。 コンボ2:ウィップ・テイルのスタンアタックでスタンしたところを、スネークし放題。 コンボ3:DEX奪う毒付きシミター(無論複数装備)でDEXをなくして、スネークし放題。 コンボ4:手下とフランキングでスネーク。 今回はフィートが取れませんでしたが「Flick of the Wrist」でスネークや「エキスパート・タクチシャン」でやり放題も憧れる。 良心的なCR6です(笑) |
ウィップ・テイル:緑の浪人のHell本から。レムレと同じCRだけど遙かに使えるやつ。 しっぽを使ったスタンアタックが素敵。 |
<<エピローグ>>
ギルダールは、紅炎の肉体だったものの近くまで寄ると、その見開いた瞳を閉じさせた。聖カスバートに黙祷を捧げる。
ギルダール「また・・・死なせてしまった・・・。」
彼の声は洞窟の中に寂しげに響いた。彼らは、かけがえのない仲間を再び失ってしまったのだ・・。
<<感想>>
いやー、シビアだった・・というより、戦闘で全然戦えなくなってきてます。アーチャーとしての強化が必要ですね。まあ、幸い今度からは専業に近いローグも加わったことですし、ナッツはファイター系に転向しようかと思ってます。今度は少しは戦闘で活躍するぞ!
お疲れ様でした。
6人パーティーなので、それなりのパワーを想定していたのですが・・・あれあれ?ってかんじでした。
次回は4レベル。各自パワーアップに頑張って下さい。
DM-SKM