遺跡クラッシャー達の冒険

登場人物紹介(50音順)
キャラ名 記事 プレイヤー名
フレグランス アローナを信仰するクレリック。主に回復と思いつき担当 白石さん
メルクス レイブンの「タンパク源」を使い魔に持つウィザード。主に、攻撃魔法と魔法による援護、知識を担当 あずまさん
タロン 大斧を片手でブンまわすフォーセーカー。メインアタッカーとボケ(?)と力仕事担当 ATSさん
トム 生粋の戦士で、攻撃を喰らう事が担当・・・かな ぶうさん
バーゼル(仮) 頭のよいバーサーカー。リーチ武器による雑魚一掃が担当 えるうっどさん
アウステル(仮) ウィージャスのパラディン。防御とタロンの相方を担当(?) Toyokiさん


プロローグ
冒険者生活も板についてきた頃、先立つモノも欲しかった6人組。気がつけば、「オラ東京さ行くダぁ〜♪」のような勢いで、大都市へ向かうことになっていた。その街道沿いのコリンズという町のゲートをくぐった時、物語ははじまる・・・。
彼等の行く手にあるものはいったい・・・

PTは宿を探し、1階の酒場でたむろしていた。何か、金になるような話が無いかと周囲の話を聞いていると、「またやられたんだってなぁ〜」「野盗か・・・いっそ冒険者でもやとって・・・」喧騒の中では、細部まで聞き取る事はできなかったが、店の主人が掲示板に何か書き込んでいる姿は見える。
その掲示板は、冒険者に仕事を回す掲示板で、3つの仕事が記載されている。店の主人が4つ目の仕事を書き込んでいる間・・・タロンが後ろから覗いていた。言い忘れたが、店の主人は男である。

  ・【母の形見】野盗に奪われた荷の中にある母の形見の手鏡を取り返して欲しい 報酬:600GP
  ・【墓場の奇】町外れの共同墓地の奥から、何やら声ともつかぬ音が聞こえる。原因を調査して欲しい 報酬:500GP
  ・【遺跡調査】北西に1日ほど行ったところにある遺跡の調査をして欲しい 報酬:2000GP ←受け手あり
  ・【続・遺跡調査】遺跡の調査に向かった冒険者が帰ってこないので様子を調べて欲しい。同時に遺跡の調査も行なって欲しい。 報酬6000GP
  ・【野盗退治】ここ最近出没するようになった野盗を退治して欲しい 報酬:5000GP

酒場で野盗の情報を集めていた所、焼かれている死体があったとの話があった。まぁ、ピーンときたんだろうねw魔法を嫌悪するタロンが「野盗どもを退治するぞ!」ハァハァ言いながら息巻いている。・・・そう、彼は魔法キライキライ病という奇病に・・・じゃなかった。魔法を受け入れない性格の持ち主なのだ。

【母の形見】と【野盗退治】を一度に受けることにしたPT一行は、さっそく依頼人アシアンに会いに行った。彼は12歳ぐらいの美少年で、両親共に他界している。現在は、両親が開いていた食料品屋を一人で切り盛りしている。
「取り返してくださる冒険者の方ですか?」と嬉しそうに近づいてくるアシアンに、「襲われたときの状況を教えて欲しい」と口を開いたのはで、彼が知っているだけの情報を聞き出すことにした。

このお涙頂戴!!の状況にPTはどうするのか・・・と思っていた矢先、パラディンそのものという台詞が火を噴いた。「お前の母親の形見なんぞどうでもいいし、仕事として受けたわけではないが、野盗退治のついでに取り返してやる!」・・・ぐはっw やっぱり男の子じゃなくて美少女にすればヨカッタ・・・ミモフタモナイです


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第1章 野盗を追え!
荷馬車にホロを付け、その中に皆が乗り込み囮となることにした。いきようようと向かうPT達、ふと前方を見ると、襲われたのだろうか、馬車の残骸が散らばってりる。この残骸は、何かで焼かれたかのように炭となっている部分が何箇所も見受けられる。しかし、どうすることもできないPT達が右往左往していると、はるか前方で明かりのようなものが見えた。
よし!こっそり近づいて様子を探ろう!・・・誰が?・・・できる奴いる?・・・とかやっているうちに、の使い魔であるタンパク源(タロン命名・・・本名は)が火の近くまで探索へ向かった。彼の目に映ったものは、大槍を持ったオーガとショートソードを持ったゴブリン6体であった。
PTが話している間に、キャンプの炎を見かけた一団は、彼等の方へと向かってきていた。再度、レイブンが飛び立つと、自分達の方へ向かってくる一団があるではないですか。
そんなこんなで、戦闘開始!!

ちょいと苦戦したかもしれないけど、この程度は余裕で倒せますな。オーガ1匹にゴブ6匹です。ゴブ1匹を捕らえることに成功したPTは尋問(拷問)を行い、残る構成員はホブゴブ5匹とオーガ2匹であることを知る。また、ホブゴブの1匹(ボス)が妖術を使うということも聞き出していた。
その夜は後続隊が来る事を考えて、見張りを立てて夜営をしていたが、何事もなく翌日になる。聞き出したアジトへ向かうと、オーガ2匹とホブゴブ4匹が車座になっている。その中のオーガの1匹が裸であった。


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第2章 思わぬ落とし穴!
Fly&透明状態のバーゼルとトムが裸オークに突撃・・・。だから、妖術師はホブゴブだって聞きだしたでしょ(笑)しかも、その前にSpotで見破られてるし・・・。ミスチャンスがあるものの、裸オーガは素手で殴りかかっていく。たちまち、バーゼルとトムが囲まれてしまう。そして、アウステルに槍を持ったオーガがチャージを行なう。そして、遅れて出てきた妖術師が自分にヘイストをかけて、味方もろともファイアーボールの連発・・・。オーガ・ホブゴブ全員クラス持ちでEvation持ってるんで気にしませんでしたwバーゼルとトムが瀕死になり、タロンの突撃を防ぐオーガチャン。Webなんて何のその、脱出後、Webめがけて炎の玉と襲い掛かるモンスター達(クラス持ちだから賢いのだ)。ここで自分の優しさが出てしまいました。仕方ないから、殺さないでいてあげようという慈悲の心です。残りHP1桁のPCには攻撃しないということにしてあげました。そんなこんなで、PTの勝利です。2レベルホブゴブと3レベルオーガ・6レベル妖術師のホブゴブと全快状態で突入したにもかかわらず、ここまで苦戦するとは・・・。

まず、あらかじめ手に入れていた妖術師はホブゴブとの情報を忘れて、オーガモンクに突撃して突出した2人に死にフラグピコ〜ンです。Duorm持ちオーガのTAを理解せず歩いたので、しかも死にフラグピココ〜ンw
簡単に倒せそうな奴から処分するのは夜盗の基本ですからな。パラディンは後回しだったんだけど、全滅させる恐れがあったので、ちょいとパラディンを狙ってみました。

そんなこんなで、夜盗を退治し、美少年には母の形見を返してガッポリ稼ぎましたな。6レベルPTに対して相手の夜盗の中で6レベルは1人だけという状況にもかかわらず、かなり苦戦していました。極悪な親分のもとで、生き残った精鋭達を舐めていたんですね。「たかが、オーガとゴブリン(ホブを含む)じゃないか!」たかがゴブリンされどゴブリンと言う言葉を肝に銘じつつ、次の仕事に取り掛かるPTでした。

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第3章 本領発揮!
続・遺跡調査の仕事を受けたPT達は、意気揚揚と遺跡へと向かいます。遺跡の中は、消息を絶った別のPTが残した戦闘の跡があります。ゴブリン達が巣くっていたホッタテ小屋から、遺跡探索日記を拾った一行は、記述内容と照らし合わせながら進んでいきます。すると、日記にあったように、壁に円盤がはめ込まれた部屋に辿り着きます。円盤の下にはレリーフがあり、なにやら書き込まれています。隅々まで、散策したのですが、あきらかに怪しい構造でも扉を発見する事ができません。最後の手段ということで、持っていたポータブルラムで遺跡の壁を壊しはじめます。石の壁なんだけど、壊しちゃったよ・・・;;
そうこうして進むと、とあるゲートをくぐった瞬間・・・「オォォォォォォ!」という声のようなものが聞こえてきます。

消息を絶った別のPT達のなれの果てが襲い掛かってきますが、2レベルキャラクターのアンデットなんて、相手になりません(T_T)。何もできずに6人全滅させられましたよ。
今度は隠し扉を発見しました。しかし、この扉は向こうから入る専門のようです。当然のように、ここでもブッコワスことになりましたが、今度はラムが破壊してしまいました。ピ〜ンチ!!!と思いきや、一瞬開いた瞬間に、予備の剣やらをハサミ、通過することに成功しました。

左の方にはなにやら魔法陣が描かれており、耳鳴りのような音が響いています。一方、右の方には巨大な鉄の扉があり、6つの穴と線が描かれています。これは、PCの知識ではなくプレイヤーに頭を使ってもらうための仕掛けです。レリーフの文章と4つの円盤を駆使してくださいな。すぐには、わからなかったようですが、フレグランスが謎に気がつき見事に仕掛けを解除することができました。
内心、気がつかなかったらどうしようとヒヤヒヤもんでしたよ。

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最終章 王墓の主!
部屋の中央には2組の骨が転がっており、全員が部屋に入った瞬間に自動的に扉がしまります。そして、何処からともなく声が響き渡ります。
「我等が王の寝所に何用か・・・」
「聞いてどうする?我等が役目は何人たりとも先へ行かせぬこと。ならば・・・ここで排除するまで」
という声に呼応して、骨が組みあがり、骨に砂が巻きついていきます。やがて、砂が肉体を形成し、鎧や武器が出現します。ちょっとした演出で、意味はないんです。彼等もアンデットとか、ゴーレムではなく人間として作成しています。彼等は、ドーピング済み(タトゥーのみですが)で登場してくるため、肉体を形成する間の6秒間(1ラウンド)をPCの先制ラウンドとしました。

ここからが、死闘そのものです。隣接するタロンを無視するかのようにドゥームを持った者が、トムやバーゼルにクネクネと曲がりながらチャージをしてきます。AoOなど何のそのといった感じで目の前の者の周りを1周してチャージとか・・・。ファルシオンを片手で持ちつつ、タワーシールドを前方に構えた者がタロンにクリティカル攻撃を行ないます。タロンが意識不明となり、フレグランスも意識を失います。メルクスも後一撃で即死という状況でパラディンに守られながら応戦します。バーゼルはかろうじて起きているという状況で、トムは死亡します。彼等は、ミラーイメージ状態のパラディンには目もくれず、トム+バーゼルをかいくぐり、魔法使いを攻撃しようとしていました。そして、邪魔になるトムやバーゼルを攻撃しつつ、魔法使いを倒すチャンスをうかがっていたのです。果てしない激戦の末、トムという犠牲を出しながらも勝利する事ができました。
彼等は2人とも8レベルです。このとき、PCは7レベルになっていたので、余裕かなぁ〜なんて思っていました。サイキックウォーリア-2/ファイター6とファイター4/バーバリアン4です。ドゥーム持ちが、Power LaungeからPsyonic Chargeで、ファルシオン持ちがシールドの影から、クリティカル攻撃です(ファルシオン+Keen)。さすがに、全滅させるまで追い込めませんでしたが、PC達は死の恐怖を感じてくれたに違いありません。

「こんなことが・・・」

からくも勝利を収めた一行は更に奥へと進みます。最後に立派な扉をあけると、棺桶とミイラがいます。
「我が眠りを妨げる愚か者どもよ!何用じゃ!!」
この声に恐れ慄いた一行は、平謝りで事情を説明し、見逃してもらうことに成功しました。当然ながら、部屋のなかにある金銀財宝など物色している余裕はなかったようです。
魔法陣に乗ってみると、町外れの墓にでてきます。ここが遺跡の本来の入口で、夜な夜な聞こえる音は魔法陣から発生している音でした。遺跡の地図と仕掛けに関するメモを依頼者に渡し、墓の悩みを解決して少しの名声と大量のお金を手に入れる一行達でした。

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コメント
最後の、王様はヴァンパイアではありません。これも、普通の人になります。しかし、挑戦してくれませんでしたね。彼は10Lvでたった一人でした。強そうで時間もなかったため、戦わなかったのだと思いますが・・・。挑んでくれればよかったのに・・・(ToT)。勝てたかもしれませんよ。Spell Swordだったので、強力なダメージが迸ったんですがね。

しかし、自分が思っているよりもPC達は苦戦するという事が判明しました。これくらいなら余裕かな?と思っていたのですが・・・。もっとも、全員が作りこまれたキャラクターで、何度も冒険していれば、それぞれのコンボとかも出来上がり、余裕になったかもしれませんね。


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