1/26(日)セッション・リポート


 担当DM:DM−SKM
 リポート作成者:中荘時宗

 参加PC(RACE/SEX/Class/PlayerName)
  オルバタス(Hum/♂/Bbn)宮之下氏
  ゲイル(Elf/?/Rog)Nightingale氏
  ソウエン(Badger/♂/Psy)ATS氏
  ホセ(Hum/♂/Ftr)鈴木氏
  ランス(Elf/♂/Rog)加藤氏
  レグナル(Hum/♂/Rgr)我舞氏
  ローデス(Hum/♂/Clr)白石氏
  ヘルムート(Hum/♂/Sor)中荘


『ヘルムート備忘録〜Vecna's Hazard(ヴェクナの災厄)〜』


 ○月×日 「小村の噂」
我々一行が訪れた小村で、『村の中に、突如モンスター現る!』の噂を聞き、
村人に事情を聞くと、「此処より3日ほど行った処にある村に、
近日来、村の中に突如として種々のモンスターの姿を発見し、
見つけた村人が襲われた」と言う事らしい。
「ついては、冒険者の力を乞う」との事。
斯様な噂を聞き、我々は、一大事と判断し、現場に急行した。


 ○月×日 「村での情報収集」
噂の村に到着し、早速話を聞くことにした。
我らと同様の同業者が、既に結構な数が揃っていた。
村では、被害状況の大きさから、対策本部が設置され、
冒険者向けの『案内図』なる物まで、発行されていた。
『案内図』によると、被害箇所が多数にのぼり、
日に日に、目撃情報と被害が、増えているとの事。
神殿(主にローデスが)、ギルド(主にゲイルが)、自警団詰め所などなどに、話を聞いて廻ると、
出現するモンスターたちは、「エビル・アウトサイダー」たちであるらしい。
所謂ところの『悪魔』と呼ばれる者たちである。

<DM:所謂”フィーンド”って奴ら。>


ワニ頭のインプや、サソリやカエルのような姿の者たちが、目撃されている。

<DM:”ワニ頭インプ”はデビルでしたので私の勘違いでした・・・
ここで問題になっているのはN-Eな方々です。>


死傷者達の傷を検分した僧侶らの話によると、奴らは『毒』を持っているそうな。
「奴らは、村で何かを探しているらしい」との情報を得る。
ギルドに掛け合ったゲイルの話によると、『Vecna神のセプター』を探しているとの事。
その情報を掴んだ者は、奴らに襲われて、死んだそうな。
情報自体は、事切れる前に、ギルドの者が聞き残したそうな。
その後、色々と情報を集めた結果、以上の事が判りまとめ置く。
・この辺り一体は、大昔『魔導王国』の「隠された都市」の一つであった。
・その都市は、『Vecna神』の門徒らが集う場所であった。
・『悪魔』らの出現は、10日程前の地震の後から始まった。
・『悪魔』らは、夜間に徘徊し、昼間は出てこない。
・『悪魔』らが、多く出没するのは、「地下水脈」がある辺りらしい。
・あるパーティは、村の近郊の「昔の魔法使いの祠」が、怪しいのではと、探索に出ている。
・あるパーティは、『魔導王国』関連の情報を得るために、近郊の「魔法使い」に話を聞きに出た。
・あるパーティは、「ドルイド」に、『悪魔』との因果関係を聞きに出た。

情報を集め終えた頃、地震が起き、「地下水脈」の側が、落盤し『地下通路』が姿を現した。

<DM:ま、まあ人数多く時間が掛かりそうだったので、いきなりです(笑)
きっと問題ないでしょう・・・と、強く信じてみる。>


 ○月×日 「いざ、突入!」
現れた『地下通路』、人工的に手を加えられた形跡がある。
これは、「怪しい」と云う事で、我々一行は、探索する事にした。
通路は、ずっと真っ直ぐで、暫らく進むと、前方より『謎の球体』が、現れた。
『謎の球体』は、本体の周りを巡る「小球体」から、「怪光線」を発し、我ら一行を苦しめた。
魔法の力が、一切効かず、苦戦を強いられるも、肉弾派の面々による打撃で、撃破に成功する。
「怪光線」の影響により、戦力ダウンの状況に鑑み、本日の探索は切り上げ、明日に探索を譲る事とした。

<DM:S&SのCreatureCollection2からIounBeholder登場です!
本家の様に瞬殺系はないものの、
ガンガン能力値をダウンさせる光線を発射します。>


 ○月△日 「恐怖、再び」
翌朝、英気を養った我ら一行は、『地下通路』の未探査部分を捜索すべく、先を急いだ。
探索を進める内に、大きな部屋に行き当たった。
そこは、入口の扉に『Vecna神』のシンボルが、レリーフされた部屋であった。
部屋を探索し、奥の方に、魔法に反応する「像」を見出した。
そこに到るまでの道行きに、複数の「罠」が仕掛けられていた。
ランスとゲイルの活躍により、見事解除される。
後に、解除しておいた事が、幸いした。
捜索を続け、「像」を動かせば、カラクリが働く事に気付き、行動しようとした刹那、
我々が通って来た通路から、『竪琴の旋律』が聞こえ、一時戦慄した。
姿を現した奴らは、「ラットマン」と上半身が人間の女性で、下半身が飛蝗(バッタ)と言う『悪魔』であった。
「ラットマン」自体は、難なく仕留めたが、『飛蝗女』の方は、
驚異的な回避力(「ミラー・イメージ」の呪文)と、狭い部屋での「ダークネス」の呪文に難儀させられる。
先に罠を外しておらねば、エライ目にあった事であろう。
レグナルの機転のお陰で、難儀な相手を撃破するに到った。

<DM:本来は罠とのコンビネーションエンカウンターの予定だったんですが・・・
罠がいとも簡単に解除されるとは・・・
わざわざダブルトラップにしたのに・・・無念>


小休止の後、捜索を再開。
「像」を動かし、裏の通路へと、探索を進め、途中の小部屋で、思わぬ手傷を負う事となった。
その小部屋は、古い死体が多く積み上げられた部屋であった。
動く物の気配を察知し、先制してソウエンが『火』を放つが、多少の手傷を負うに到り、奴は、踊り出てきた。
その姿たるや、おぞましく犬の胴体に、蛆の頭それも複数を有し、襲い掛かってきた。
撃破はしたが、我らは、負わされた手傷よりも、精神的にまいった。
『火』を放った事により、「隠されていた財宝」の幾つかが燃えたのも、些かまいった。

<DM:これまた同じ出展からCarrionHound。
なかなか高い攻撃力なのだが、場所柄1体のみのため、
あっさり撃退された・・・ACは紙っぺらだし、グラップル中はなおさら。>


通路の先の下り勾配を発見し、ロープを繋ぎ合わせ、降りる事にした。
順番に、安全に降りる事に下が、それが災いした。
下には、タールの池に住む複数の「三つ首カエル」の待ち伏せに合う事に、なってしまった。
降りた順に包囲され、各個撃破の憂き目に合った。
さしものオルバタスも多勢に無勢で、カエルに呑み込まれそうになって居たそうな。
かく云う自分も、呑まれていたので、その時の仔細は、伝聞による物である。
レグナル、ホセらが、相手の数を減らし、ローデスが、呑み込まれた面々の回復に、大忙しだったそうな。
本当に、カエルには、酷い目に合わされる。

<DM:カエル大好き(笑)
別にタールっぽい黒い液体であって、タールじゃないです。
(だったら大変だってば)
「パラライズガス>>呑み込み>>池に帰る♪」
の非情コンボで死者続出を予想していたのだが・・・。
よく見たら”腹の中からも攻撃できる”とあって、
呑み込んでも、意外と簡単に逃げられてしまいました。>


手当ての後、探索を進める内に、『祭壇の部屋』と思しき場所に行き当たる。
モノがモノだけに、「女悪魔」と「サソリ怪人(2体)」が、待ち受けていた。
流石に『悪魔』だけの事はあり、魔法の力が効き難く、苦戦を強いられる。
敵味方共に、手数を繰り出し、「女悪魔」は『何か』を召喚し始めた。
呼び出された「それ」は、「大型の犬」にしか見えなかったが、やはり『悪魔』であった。
オルバタスの必殺の一撃にも、悠然と耐える頑強さを備えていた。
ソウエンの『力』が、見事に極まり、「サソリ怪人」を見事に無力化したが、タフな奴だった。
ちょっとや、そっとの手傷では、斃れなかったが、レグナルの集中砲火に斃れた。
「女悪魔」、宙を舞いなかなか仕留め難かったが、最終的には、一行の全員で包囲し撃破に到った。
これで、村を賑わせていた『悪魔』も、出てくる事は無いであろう。

<DM:犬さんは実はライカンスローピーな病気を持ってます。
えっとダメージ負った人はFortSTしておいてね(笑)
女悪魔ことプラージ・エンジェルもその名の通り”病気”持ち。
しかし、”毒”ならともかく潜伏期間がある”病気”じゃ戦闘の役にはたたぬ・・・
エンジェルもインビジで頑張ったけど攻撃力ないし・・・
犬も防御力はともかく攻撃力が狼並じゃなぁ。>


みなさんお疲れさまでした。
やはり8人ではダンジョン物は話になりませんね。
D&D3e自体この人数では辛いのですが、
ダンジョンものだと、戦闘のポジショニングもなく、
立つ位置自体がなくなってしまう人も出て来ちゃいますね。
野外で、思いっきり走り回るようなシナリオが良かったですね・・・

(DM-SKM)