Oriental Adventure Campaign Replay 01
第一巻
呉羽(Kureha / Small City)の町をめざして進む杢左右衛門一行。
パーティはこんなメンバー。加藤杢左右衛門
Club氏族の浪人。仕官を志し武者修行中。キタ・サン
自称Bamboo Spilit Fork。実体はForsaken Elfのウィザード。本名は秘密。モジョ・センセイ
キタ・サンの使い魔で、なぜか北国なのに大トカゲ。ハーデス
Half-Orcの戦士。Oniに間違えられることがあるため人前で素顔を出せないのが難点。チコ
Nezumiの盗賊。特技は単独行動。本名はBat'chk'tit'ke(ウソ)。ちなみにワールドは「Scarred Lands + Oriental Adventures」といったちょっと特殊なもの。そのためElfやHalf-Orcもいます。
舞台は疑似Rokuganなので、キタ・サンはBamboo Spirit Forkだと言い張り、ハーデスは仮面を被ってScorpion氏族を装っています。道中Bakemonoに遭遇し、屠る。
呉羽まで後1週間くらいの旅籠で宿泊。宿のオヤジに隣の宿までの回覧板を頼まれる。隣の旅籠はうどんが名物で、街道一のうどん屋らしい(ちなみに街道にうどん屋はそこ1件だけだが)
さらに街道を進み、新道と旧道との分かれ道に。呉羽へ向かう新道を進む。新道は大きな土砂崩れ跡の上に道が付けられており、例の旅籠はその山の上に建っていた。
名物のうどんを目指して上がってみると、どうやら宿の主人家族の様子がおかしい。
主人コウゾウ、息子たちはみな一様に顔色が悪く、そうとうやつれている。チコが注意深くジロジロ見てみると、主人とサブロウはツメが僅かに伸び、若干毛深くなっていた。
これはおかしい。うどんはうまいが・・・
不審に思っていると、宿にとまっていたShamanのレッサイからことの次第を聞くこととなる。実はここの主人は職人を雇って、深い井戸を掘っていた。しかし井戸掘り職人が掘り当てたのは、水脈ではなく、Hopping Vampireの住む洞穴だった。そこから現れたHopping Vampireによって主人と三男のサブローは負傷し、ジローとゴローは殺されてしまった。
しかも次の日にはその2人の遺体が忽然と消えていた。
3人いた井戸掘り職人のうち2人も地下に取り残されている。
おそれた主人は井戸の上に戸板を置き、その上には大きな石で重しをした。
それ以降、夜な夜な内側からガリガリと戸板を引っ掻く音が聞こえるのでした。レッサイからはさらに次のような民間伝承を聞く。
傷つけられた主人や息子はおおよそ4〜6日程度で、Hopping Vampireの呪いによって、生きたままゆっくりとVampire化していく。
しかし清めた餅米の上で踊ることで、呪いの発症を遅らせることができる。
また、Hopping Vampireの前では息を止めると襲われないらしい。
Hopping Vampireを倒すと、呪いは解ける。視覚ではなく生物の呼気を感知するので息をとめている間はInvisibility状態になります。
呪いは敵を倒しても解けるとは書いてなかったのですが、そのほうがOAっぽいかなと。
ちなみに主人とサブローは、サブデュアルダメ−ジが入るまで「うどん踏みダンス(笑)」して発症を遅らせてます。このまま放っておくと、主人もサブローもVampireに変わってしまうので、今のうちに井戸に乗り込んでHopping Vampireを倒すことに。
レッサイも喜んで協力を申し出てくれた。
唯一逃げ帰った井戸掘り職人にも手伝ってもらい我々は井戸の下に降りていった。瓦礫の下には護りの護符が掲げられた旧道沿いの大きな旅篭が埋まってました。掘り当たった空間はその周囲です。
水脈そのものは深くはないのですが、その上に積もった土砂のせいでかなり深い井戸になり、降りるのが大変でした。
キタ・サンのFeather Fallがあって良かったですね。井戸に入ると、南北に長い洞窟に通じていた。
そこでいきなり北の通路からVampireゴローが現れた。元は主人の子供ということもあり、杢左右衛門にためらいの色があるも、襲いかかってくる敵に手をこまねいているわけには行かない。
ゴローVampireを倒すことに成功した。戦いが終わってすぐ、南側の通路で地下に取り残された2人の井戸掘り職人を発見。なんとか救助することができた。
彼らがいた南の細い通路の先をチコが探索に行く、すると、野太刀を発見。魔法がかかっている。
チコがさっそく剣を取りに行くと、その野太刀はGelatinous Cubeの体の中だった。Gelatinous Cubeの特殊能力、Translucentです。すりばち状の窪みにいたCubeの上をチコは歩いてしまいました。
2回Spot判定をして、体内の野太刀は発見するものの、Gelatinous Cubeそのものの発見には失敗してしまったんですよね。
なお、野太刀はサヤもツカも消化されてましたが、後に修復されて杢左右衛門が使うことに。キューブに取り込まれるチコ。もはや万事休すかと思われたが、キタ・サンたち仲間の助けもあって辛くも救出される。
杢左右衛門の強い要望により、キューブはしっかりと焼き払われた。その後北の通路を進んでいくと、大きな空間にでた。
そこには、昔の旅籠のようなものが建っていた。しかし、よく見ると、ゾンビたちの群れがお出迎えしてきた。
前衛二人の力でゾンビを全滅した我々は、旅籠跡を調べることになった。チコが調べると奥の方で物音がした。
おそらくこの中にHopping Vampireの親玉がいるんだろう。1階部分に特におかしなところがなかったので、我々は2階に上っていった。
2階の部屋を順に調べていく我々。一番奥の部屋に親玉がいることを突き止めた。そしてHopping Vampireとの決戦になるも、結局だれも傷を受けることなく親玉は昇天したのであった。その後マスターの意地なのか、ジローVampireがトリッキーな動きで我々を翻弄しつつ、攻撃を仕掛けてきた。
そして、チコが傷を受けめでたく?呪いを受けることに。Hopping Vampireらしく、JumpやClimbを使ってみました。
不意打ちするために長いツメを突き刺して外壁を登らせてみたのですが、見つけられてしまいましたね。くそぅ。とりあえず親玉を倒したことにより、みんなの呪いも解け、事件は解決。我々も晴れて呉羽の町へ向かったのであった。
第二巻(上)
呉羽では、当主道信(Michinobu)に会ってかくかくしかじかと事情を説明。褒美を頂く。
杢左右衛門をいたく気に入ったらしい当主から、褒美ついでに頼み事を受ける。克信(Katsunobu)の元服の儀式ため、天山寺(Tenzanji)へ護り刀と護符を取りに行って欲しいということだった。
元服の儀式は春に行われるため、それまでに取ってきて欲しいとのこと。
天山寺は天龍を超えてはるか雪原のかなた山の上にあるという。なんでも厳格な住職が住んでいるとか。我々は快く引き受けることになった。
そのついでといってはなんだが、もう1件の頼みも受けることとなった。ご家老から一石(Ichiishi)家の若者、一石光炎(Ichiishi Kouen)の消息を確かめて欲しいと頼まれる。
その若者は簡単な依頼を受けて隣町の天龍(Tenryu / Large Town)に行ったのだが、なかなかもどらないいらしい。普通は初対面の浪人にそんなことは頼まないんでしょうが、PCにSamuraiがいなかったんで少々強引にシナリオを廻させてもらいました。
我々は何日かかけて戦力を整えたあと出発し、天龍に無事到着した。途中、初雪が降り、季節は本格的な冬に。
Samurai連中が使っている宿で得た情報によると、どうやら、光炎殿は2人ほどの従者を連れて山の上の社に住む巫女の所へむかったらしい。
明日の朝ほこらへ向かおうと、我々は今宿を取った。次の日大きな地震があり、みんなが飛び起きた。町中は大騒ぎになっており、これでは社へ続く山道も危ないのではと我々はさっそく社へ向かった。
社に着いてみると、そこには、2人の人間の遺体と血痕、一石家の紋が入った脇差しなどが散らばっている。
どうやら巫女と光炎殿一行は何者かに襲われたようだ。遺体の状態から、OniやBakemonoの仕業だろう。
なんとかしてヤツラのねぐらを発見した我々は、洞窟の中へと進んでいった。雪が積もっていたせいでTrackしやすかったのと、うまく役人と交渉してTrackフィートを持つ狩人らの紹介を得られたのが大きかったですね。
絶対見つけられないと思っていたのにぃ。洞窟の中は狭く入り組んでいた。我々は左右から敵のBakemono達に挟まれてしまった。
しかも、敵のShamanらしきヤツが金縛りの術(Hold Parson)をかけてきたことにより、杢左右衛門はなんとかふみとどまったが、ハーデスが動けなくなってしまった。
まさに一歩間違えば死者が出るであろう戦闘だったが、狭い通路の利点を生かしたことと、ダイスの神様の気まぐれでなんとか全員無事に終わった。えぇ、えぇ、どうせダイス目悪いですよ、ボクは(涙)。
ハーデスに対するクーデグラをチコが阻止できたのがパーティーの勝因かな。最後に逃げたRougeもハーデスの意地の一撃で粉砕。
残念だったのは、Shamanを取り逃がしたことだったが、味方に犠牲が出なかったのだからよしとしよう。その後隠し扉の先にある牢から一人ではあるが、一石家の者を救出することができた。
時間の都合で今回はここまで。次回はこの続きからです。
今回欠席だった、好奇心旺盛なVanaraのリブレがパーティーにどんな「死にフラグ」をたてるか楽しみ(笑)。
次回も盛り上がっていきましょう。それではお疲れ様でした。