村の災難

 私の卓は3人の1レベルプレイでした。プレイレポートの約束を忘れてしまったので、私(DM)が一つ・・・(笑)
 PCはソーサラー、ローグ、クレリックという戦士なしパーティー。まだ1レベルなんで名前はいりません(嘘)。
 まあ、流石に初心者ではアレなんで、NPCでファイターを追加。
 ジョンと名乗るこの人は即興で作ったNPCでフィート選択(&セッション中での使用が)がめんどくさくて、
”タフネス”を持つつわものです(笑)
 今回のシナリオはFreeのDLシナリオで”Yestaday of Shad”というもの。
 1レベル限定シナリオで、シナリオと言うより実は村の設定資料集だったりする。

<ネタばれ注意です>

 奇妙な幽霊騒動に見舞われた村を巣食うべく、救うべく立上がった名も無き冒険者ご一行。
 (世間では1レベルなので名乗ることが出来ないらしい。笑)。
 あても無く峡谷を彷徨う(注:他に怪しいところはありません)。
 峡谷で幾つか洞窟を発見し、調査開始。
 (注:1レベルのくせに報酬が少ないとか文句言わないように。一人40gpはすげー大金だぞ。笑)

<最初の洞窟にて>

 調査するも何も無い・・どうやらずいぶん前に捨てられた盗賊団のねぐららしい。
 にしても何も無い。怪しいところをサーチしまくるが、なにも見つからない。
 それもそのはず、なんとローグがサーチにスキルを入れ忘れている重大な問題が発覚!
 (<よい子は”絶対に真似してはいけません”!)
 当然、シークレットなんぞ見つかりません。
 DMはあまりにかわいそうなのでディテクトシークレットを使えば(買えば?)と助言するも、
使わずに押し通すPCであった・・・。当然何も見つからず次の洞窟へGO!

 ここには部屋の中ではなく、通路の途中にシークレットがあったのです!
 中にはお宝もありました(ほとんどはここが放棄されるときに持ってゆかれているが)。
 だから、ディテクトシークレット使えって言ってあげたのに・・・
 まあ、1枚25gpなんで、見つからないか、見つかっても安い宝である可能性を考えると微妙なんですけどね。
 ちなみにここにあった宝物は”錆びたフルプレート(400gp)や装飾品(70gp)等でした。

<水の恐怖>

 次の、洞窟には奥に水溜りがある。いろいろサーチしていると突然水面が襲ってくる!
 初戦闘にしてウォーターエレメンタルのご登場です(だって書いてあるんだもん。笑)。
 が、DMの予想に反し、これを何とか撃退するPCであった。
 
 残念なことにグラップル→溺死というテクニックを見せることなく倒れてしまった。
 そうそうスモールサイズはDR持っていませんので、レベル1でも十分戦えますよ。
 誰です”鬼”とか”悪魔”とか陰口を言っているのは。そんなひどいことしませんよ、私・・・
 書いてあれば出すけど(笑)。

<誰の骨?>

 次に向かった洞窟には床一面に骨が散乱しています。
 それに気を取られていると天井からいきなり攻撃!
 長い腕をもったチョーカーの襲撃だ!。こいつはリーチ10'をもつCR2のモンスター。
 レベル1にとってはかなりの強敵。
 ソーサラーがアンコンシャスになる(DMの思惑どおりリーチ10の餌食!)も辛くも撃破。
 ここで一旦、村に戻って休憩。次の朝、探索を継続。

<その夜>

 町に幽霊がやってきたようです。冒険者なんぞ幽霊怖くてやってられるか!と思ったが・・・
 やっぱり怖いものは怖いのである。
 陰から見守ることに決定(何か悪さしたら”仕方なくかっこよく”出ていこうと言う魂胆らしい)。
 結局何事もなく朝になる(・・・苦笑)

<骸骨>

 峡谷の谷底に近い位置の洞窟から探索再開です。
 ヒンヤリと気持ちの良い空気にカビくさい臭いに棺桶らしき”石棺”(<棺桶だってば)。
 やはり、冒険者たるもの開けずにはいられないようですね(笑)
 中にはお決まりのスケルトン!
 DMが「へっへっへスケルトンはPタイプ武器だけでなくSタイプもダメージ半分になるんだぜ」(セージアドバイスより)!
 とか言っているうちに、クレリックにターンされました・・・(涙)

<ここか?>

 怪しげな洞窟をとうとう発見しました。
 洞窟の周りには小型ヒューマノイドの足跡がいっぱいです。
 中に入ると警戒もせずにサイコロで遊んでいる我々コボルドが3体います。
 勇敢にも忍び寄るローグ。そして弓の一撃!続くラウンドで、ラピッドショットによる2撃。
 声も立てずに3体のコボルドを屠ります
 (<サーチが出来ない分活躍してます・・・でもサーチ出来た方が嬉しいかも・・・)。
 ああ、これで敵の完全に奇襲できたはずなのに・・・
 ブルズアイのランタンで洞窟の先まで照らしながら無神経に進んでゆきます。
 当然、敵は気がつきますな(苦笑)
 部屋を暗くして待ちかまえるコボルド集団。
 で、戦闘開始するも・・・いやーん。コボルドの攻撃が全然あたしませーん。
 しかも、せっかく光を消したのに、消したことを忘れて戦闘する私であった。
 ・・・こりは、ストレスがたまる・・・。
 8匹以上いたコボルドは一瞬で前線が崩壊し、逃げ出します。
 可愛そうなコボルドを蹴散らして得意円満なPCどもは、ねぐらを略奪行方不明の村人を探索するために奥へと進みます。
 そんな彼らの目の前に・・・おお、無抵抗に怯えるコボルドの子供と女性だ10体ほどいるではありませんか!
 コボルド大ピーンチ!ああ、無惨に虐殺されるのか?!(ドキドキドキ・・・)
 と言う、DMの期待(と楽しみ)をよそに、なんと”情け”なんぞかけやがった!
 信じられん?それでも極悪非道の冒険者か!
 (ちっ。これでは、ボーナス経験値をあげなきゃいけないじゃないか!
ここで虐殺をすれば、はれて名誉を失い、町を追い出されると言うのに。これだからグッドは・・・くぅ。もっと宝物でつるべきだったか)。

 さらに、隣の部屋にはコボルドの女性とそれを必死に守ろうとするコボルドの戦士。
 なんとか片言の言葉で交渉します(ま、またボーナス経験値が・・・ス、ストレスが・・・)
 どうやら、今回の事件がコボルドのリーダーの企てであると知ったPCは早速、村に帰って休息です(笑)。

<恐怖のソーサラー>

 先日のコボルドの情報より、最後の洞窟へチャレンジです。
 洞窟の入り口でサーチは出来ないがスポットは優秀なローグを発見。
 が、罠の解除には失敗し、弓の洗礼を受けます。
 さらに洞窟の分岐点でコボルドの奇襲を受けますが、なんとかこれも撃退。
 いよいよ、やばそうな臭いのする部屋へ進んでゆきます。
 (実際”すごい”臭いのする部屋です。
 反対側には6体のコボルドが一生懸命穴を拡張作業していたので、とりあえず無視)。
 とらわれの村人を発見し(発見しただけです)、コボルドソーサラーに居るという奥の部屋へと(微かに呪文の詠唱の声が)・・・
 部屋の奥は霧が張っている。その奥にかすかな人影が!
 一気に間合いを詰めるPCだが、戦士の一撃が人影を切り裂くと同時に影が消え、横合いからスリープが飛んでくる!
 (幻影の囮です)。
 あえなく戦士を含む2名が眠りにつく。
 さらに、マジックミサイルとレイオブフロストを打ちまくる。
 これにファミリアのネズミまで(笑)。
 とはいえ、ファミリアのネズミを失ったソーサラー。万事急須!!
 が、まだです(笑)。
 インビジビリティポーションを飲んで透明化したソーサラーは50%ミスチャンスを利用して、AoO覚悟で逃走を図ります。
 計4発のAoOを全てミスさせて逃走です!(我ながら鬼だ・・・笑)。
 コボルドソーサラーに逃げられたPC達はソーサラー一人を村人の元に残して(なぜ一人?)、コボルドソーサラーが逃げたと思われる出口へ急ぎます。
 洞窟を出ると、またもやスリープが3人のPCを襲います!
 (なぜ逃げないかって?だって、書いてあるんだもん!ちくしょう。笑)
 これを何とか耐えると護衛の4体のコボルドと共に今度こそコボルドソーサラーは死を迎えました(合掌)。
 ちなみにその間一人残ったソーサラー君は奥の洞窟から戻ってきた、コボルド2体にあえなく殺されましたとさ。

 何にせよ、事件は無事に闇に葬り解決いたしました。
 残ったコボルドに聞いたら例のコボルドソーサラーがお化けの幻影を作って村人を追い出そうとしていたらしい。
 (この地方は古くはコボルドの領地だったのだ)
 コボルドの多くは人間といざこざを起こしたくなかったようだが、コボルドソーサラーがとても怖かったらしい・・・。
 村の人々からは英雄として歓迎され、宴会です。
 ついでに、恐怖のリーダーがいなくなってコボルドたちからも感謝されたとか、しないとか・・・
 コボルドって実は可愛い奴らであると実感したシナリオでした(笑)。
 願わくばPC達の極悪非道ぶりを見せつけて欲しかったなぁ〜(笑)。