D&D 3rdセッション

名付けて赤本ふたたび(笑)

2001年9月1日 悪魔の館にて

 

プリースト/ファイター:アーロン DAN氏
ローグ/ウィザード:オースト toyoki氏
ウィザード/モンク:タン・ジン 中荘氏
レンジャー/パラディン:バーグマン 東

■序章

時は夜、パーティはある古びた廃屋の前にいた。

庭にはひとつの井戸があり、オーストがのぞき込むと中には金貨が落ちていた。

さらにお宝はないかと奥の方をのぞいていると、なにやら大きな生き物が現れた。

8本の触手でヒヨッコ冒険者を恐怖のどん底に陥れる彼。そうキャリオンクローラー。

こいつの触手のために、生きながら食らわれた冒険者のどれだけ多いことか。

こりゃ初っぱなから、難敵登場か・・・マスター容赦ないな。

と思っていたらなんと、キャリオンクローラー攻撃するヒマもなくあっさり倒れる。

今回の冒険から参加したパラディン、バーグマンの正義のクリティカルヒットだ。

勢いよく飛び出したキャリオンクローラーは為すすべもなく、井戸の底に沈んでいった。

→・・・(呆然とする私)
え、えっと、まだフラットフォーテッドなんですけど・・・(涙)

建物に入、ると、そこは大広間。扉はなく左右にアーチ上の出入り口がある。

とりあえず東の部屋から順番に回ろうということにした。

 

■バグベアーとゴブリンシャーマン

相手は合わせて10体以上いる。

ここは魔法で先制攻撃だとばかりに、タン・ジンがFire Ballのスクロールを取り出した。

やはりこういうとき魔法は頼りになる。

爆発音が消えると、そこには数体のバグベアーが横たわっていた。

こうなれば形勢逆転、われわれは残った敵に攻撃を仕掛けた。

しかし、ゴブリンシャーマンが死んでいなかった。

ヤツは我々の背後に凶悪なダイア・ラットを召還し、不幸にもオーストがかまれた。

傷口が少し腫れている。どうやら病原菌が入ったようだ。

敵も抵抗するが、シャーマンの魔法が尽きればどうということはない。

我々は無事バグベアーどもを葬り去った。

→おかしい!?
キャリクロで麻痺しているところを「でりゃ!」とやるつもりが、
全く逆になってしまった。
(復習を誓う私であった・・・燃)

■ミミックと遭遇

なにやら大小いくつかの箱がある部屋に出た。

アーロン曰く、「大きい箱にいい物が詰まっているに違いない」。

こういうとき冒険者のカンは意外と当たらない物だ。

宝箱となればオーストの出番。

勇んで箱を開けにかかると・・・なんとその箱から長い2本の腕が生えて来るではないか。

その腕はゆうに10フィートはあろうかという代物。

一番近くにいたオーストは一撃をもらった。

こいつはミミックというモンスター。お目にかかるのは初めて。

それにしてもこんなにでかかったか?

やはりどこの世界も大きいつづらには化け物というのは常識らしい。

→ミミックの基本は5’×5’。
この場合は少し縦長に変形していましたとさ(笑)
しかし、こいつをもってしてもこのパーティーの進撃は止まらないのね。

■ゾンビ集団

ミミックの部屋を出たわれわれは、通路でゾンビの集団に出会った。

見たところ普通のゾンビらしい。

これなら楽勝と思っていたら、突然悪魔の力を宿した1体のゾンビがむくむくと巨大化していった。

とにかく私とアーロンで敵をブロック、各個撃破していく。

その間にタン・ジンがマジックミサイルで巨大ゾンビの体力をけずっていく。

あとは巨大ゾンビ1体だけ。しかしその巨大ゾンビの一撃を私が食らってしまう。

うぐっ。

通路に倒れるバーグマン。

今や巨大ゾンビの前にはアーロン一人。

しかし彼が引いてしまっては、後衛が攻撃されてしまう。

アーロンは自分の危険を省みず、バーグマンをスタッフで治療。

そのタイミングでオーストがスクロールからウェブを使って足止めをする。

間一髪で私は息を吹き返し、いったん体制を立て直すために後衛にまわった。

数秒後巨大ゾンビはアーロンの攻撃で力つき倒れていった。

恐るべきは、突然介入する悪魔の力・・・今後は気をつけるとしよう(笑)

→やっと快進撃を止めることができました・・・。
ことの発端は誰かが「楽勝」とか「カモ」とか「経験値」とか言うから・・・

ちょっと復習心に火がつきました。

■20分の1の恐怖(笑)

われわれがさらに探索を進めると手入れの行き届いたベッドのある部屋に出た。

どうもベッドから寝てくださいというオーラが出ている。

オーストがベッドに入ると、部屋全体の空間が歪んだような気がした。

とたんにクリーピングモールドが舞い上がり、オーストがくしゃみをし始めた。

それだけならまだよかったのだが、この音を聞きつけてワンダリングモンスターが現れた。

それにしてもやっかいなヤツが現れたものだ。

出てきたのは2体のワイト。

→素敵な出目でしたね(笑)

しかもご丁寧に3つある入り口のうちふたつから1体ずつだ。

我々の選択肢は二つ。逃げるか戦うか。

パラディンとしては邪悪なアンデッドモンスターを放っておくなど言語道断だが、

さすがにドレインのあるモンスターとなれば二の足を踏む。

そういっている間に時間は過ぎる。

ワイトは以外と動作が速く、このままでは二人逃げ遅れる公算になる。

しかたない、左右どちらかのワイトを倒して退路を確保するとしよう。

一発くらったら致命的なワイトとの戦闘。さすがに息詰まる。

私もワイトの一撃を受けたが、すんでのところで交わすことができた。

神に感謝しよう。

ここで、アーロンの一撃が出た。

クリティカルヒット・・・

アーロンのトゥーハンドソードによってワイトはまっぷたつになり、我々は事なきを得た。

→????!!!!
げふ!
せっかくのワンダリングが、
一瞬で経験値に変わり果ててしまった(涙)

この後、下へ行く階段を見つけるが、まだ1階を探索し終わっていないのナ、とりあえず無視することにした。

生き残っていたら下の階も探索してみよう。

 

■死の歌合戦

少し進むと大きな食堂に出た。

食堂に入ると、歌が聞こえてくる。これはまずい。

気が付くと、オーストとタン・ジンがぼーっとしている。

気づくのが遅かったか。

大きな暖炉に近づくと、中から醜い鳥のようなモンスターが現れた。ハーピーだった。

オーストとタン・ジンはヤツらのチャームソングで魅了されている。

早く倒さなければ危険だ。

私とアーロンがいくらかダメージを与たところで、2匹は飛び上がり部屋の隅の方へ別々に飛び去った。

何とか片方を倒したものの、もう片方が歌い出してしまった。

今度はタン・ジンたちが残り、マジックミサイルでダメージを与えて、なんとか形勢を逆転させた。

不利と見ると、残った1匹のハーピーは巣穴である暖炉の煙突へ登っていった。

それをオーストとタン・ジンが追いかけ、とどめを刺した。

→ちょっとルールミスがありました。
ハーピーの歌は1回成功すれば、そのハーピーからは再び効果を受けませんでした。
すいませんねえ。
まあ、最後はハエの様に落とされたので勘弁してください。

■数の暴力

実時間がおしていた(笑)ので残りの部屋の探索をさっさとやってしまおう。

オーストが駆け足で隣の部屋に走り込む。それがまずかった。

気づくと巨大スズメバチに囲まれていた。

スズメバチの毒でオーストは息も絶え絶えのような状態だった。

我々はZOCを張りながらスズメバチに囲まれないように各個撃破していく。

それにしてもこのスズメバチは頭が良く、我々を囲むように巧みに近づいてくる。

まるで私たちをもてあそぶ悪魔の意志が働いているようだ。

弱い敵とはいえ、数が多ければそれで十分な脅威となりえる。

我々はそれを身を以て知ることとなった。

この経験はこれから冒険を進めていく上で役に立つだろう。

私はレンジャー出身でありながらこの脅威を見抜けなかった。

まだまだ冒険者としては甘いと言わざるを得ないだろう。

→いやー、強いですジャイアントビー。
早い、堅い、飛んでる、毒もってると良いことずくめ(笑)
まあ、ハチは敵の周りをぐるぐる回って攻撃するのが普通ですので、
超自然の知恵をなめたらいかんです(?)

■そして

なんとか私たちは一人の犠牲者もださずに1階の探索を終えることができた。

このことを神に感謝したい。

そんなことを考えながら我々は洋館を後にするのであった。

→ご苦労様でした。
懐かしいマップやシチュエーションに気がついた人も多かったようですね。
昔はこのシナリオ(モンスターは異なるがかなりきつい)を1レベルで挑戦していたんですねえ。
懐かし体験ができました。

(マスター:DM-SKM)