特別レポート
”AMC2004企画卓”
「愛と青春のグレイホーク」
(2004.10.10)


企画卓「愛と青春のグレイホーク」はと言うと、
最初にリーダー、スキル、アーケイン、ファイター、ディバインと言う卓構成に分かれてキャラメイクと簡単なレクチャーや試練を受けます。
私はディバイン不足と言うことで、
サイオニクス使いでエロくて(誉め言葉)有名なKiryuさんのディバイン卓へ。
個人的にはクレリック強いと思うのになぁ。やっぱりキュアしかしないと言う固定概念があるのかなぁ。

 私「ここって、サイオニクス・クラスの卓ですよね。じゃあサイキック・ウォーリアーで一つ(笑)」
 Kiryu氏「違います!それに言っておきますが日本語オンリー(笑)」
 私「えー、Kiryuさんなのにサイオニクスじゃないなんて変ですよ(笑)」
 Kiryu氏「・・・日本語オンリーの初心者対応企画卓と言ってるじゃないですか(笑)」
 私「ちぇ。でもまあ、クレリック強いし、いいや」
 Kiryu氏「そうね。基本クラスのなかで一番かと」
 私「なるほど、だからここにいるのね(笑)」
 Kiryu氏「なんかひっかかりますね。その言い方(笑)」

私以外にもう一人初心者がいたのですが、結果的にはなんて言うか教官二人状態(笑)
「1回の移動でキュア出来る
立ち位置の確保が重要」とか
ステータス異常と回復方法のチェックしとけ」とか
「パーティーのHP管理すると良いよ」とか
「クレリックのイニシアチブは早ければ良いというわけではない。状況見つつディレイもあり」とか
「人間で増えた分のフィートは悩むね。日本語版環境だと効果がどれもいまいちですから」
「ドッジ>モビリティにつなぐとか、いっそST底上げ」とか
「退散回数追加もなあ・・・」
「(日本語版環境じゃ)使い道ないね」
「いっそ、ワンド抜くためにクイックドローは十分有りだと思う。HHH買えそうにないし」
「クレリックは装備重量きついので、重量との格闘
に始まり、
「まずドメイン(PHBでは)はマジック、ラック、トラベルが3強ドメインなのでここら辺をメインに据える」とか
「クレリックなんてキュアして回ってれば(普通は)パーティーから文句言われませんよ」とか
マジックドメイン+マジックミサイルのワンドはエロイよね。つーかこれだと武器いらねー(笑)」とか
「ワンド振るなら武器はサブでOKだし、スリングやクロスボウいらない様な・・・」とか
「鎧重くても3版環境なんだからブルズSTRでなんとかしとけ」とか
ミスラルやダークウッドなら軽い
とか言う少々下品ネタ、さらには
「つーか、パーティーにクレリック1名なんだから、心配せずとも
みんなが守ってくれます!
「そうそう最後に生き残るのはいつもクレリック(笑)」
「またはサイオニクス使いね(笑)」
Chaなんて切ってしまえ!
ターンなんぞファイターに任せろ(笑)」
交渉なんてスキル系の仕事だよ。精神集中につぎ込め
など少々投げやりなアドバイス(?)も飛び交うしまつ。
ああ、ダメかも・・・。
いやいや、彼はきっと立派なクレリックというか、プレイヤーになってくれるはず!


さて、私のキャラは人間でイーシンドのCGクレリックでドメインはグッドとマジック(<駄目プレイヤーですか?)。
能力値は上から12,14,14,10,15,10ですWis15は無論Lv4で+1を見越してのこと。
Chaをあえて8にしなかったのは、3レベルだとスケルトンにすら苦戦する場合があると考えての保険
装備は重量制限がきついので、鎧から考える。
ミスラル・シャツにダークウッド製のタワーシールド(<3版は良いなあ)で重量軽くしつつAC確保。
ダスタナも忘れずに(笑)
鎧を軽装にこだわるのは無論移動力確保のためですが、戦闘中いざとなれば軽業で敵の戦線を突破する可能性を考えてのこと。
戦闘中はこれにシールドの呪文(スクロール)を汎用し、
鉄壁のAC(24-27)で中衛と同時に確実なキュアを配達。

武器は割り切ってマジック・ミサイル・ワンド(<え、やっぱ駄目プレイヤーですか?)。
サブの武器はスパイクド・ガントレット。
ダメージは低いが、これなら戦闘中武器を持ち替えることなくTAはれる。軽いし。
また、クイック・ドロウ(早抜き)があるので”ワンド出して(その場で)使って、しまえます”(笑)
クイック・ドロウはメイン武器であるマジック・ミサイルとキュアの持ち替えが発生することを予測して取得。
まあ、この辺りHHHがあれば解決するのですが、キュア・ライトではなく、ハーフチャージの
キュア・モデレイトのワンドを買ったので無理。

困ったのがスクロール。
日本語版環境だとHHH意外にしまっておく場所がない!!
仕方がないのでDMと相談し、左右の腰に1本と、さらに矢筒(のみ)を買ってそこに2枚入れておくことにする(笑)
(誰です、駄目プレイヤーとか言っているのは、苦肉の策ですよ!)

また、色々切りつめたんですが、それでも背負い袋を背負うと微妙に中過重。
なので、移動中は誰かに荷物を持ってもらい(実際には馬車があったが)、ダンジョンではブルズで筋力UPして移動力強化。
(<なんとなく
間違っている様な気がするけど・・・一応前衛にもかけてあげているので良いよね?)。


そうこうして、卒業試験であるダンジョン・アタックへと向かいます!
それぞれの訓練を受けた優秀な冒険者がバランスよくパーティーに分けられます。
気になるパーティー編成は

パラディン:ジョバン
ドワーフ・ファイター:ホロン
ウィザード/ファイター:リッツ
ローグ/ファイターのアーチャー:フィスカース(ばおー氏 )
私のクレリック:ザーラント
そしてリーダーはKei氏のバード/ソーサラー:ウッシャー!

前準備でファイターさんのお金が余っていたので、
アーチャーのためにGMWのスクロール(無論6レベル)を用意し、念のためCLWのワンドなどを購入し、チャレンジ開始。

ダンジョンの入り口が実は一番びびったのですが、自動的に閉まる扉と真空トラップに箱に入ったスケルトン。
まず、一通りサーチ後に扉の前で、ジョバンがディテクト・エビル。
微妙に反応がないらしい(DM曰く「ルールと解釈による」とか何とか)。
じゃあ、確認するために私から
ディテクト・アンデット
(初心者用と言うことで、死体が起きあがるなどの普通のエンカウンターを予想して取得しましたよ。ええ(笑))
すると、見事に4つの反応を確認。
微弱なんでスケルトンかゾンビ程度だろう。

扉を開けて、アンシーンサーバントを先行させるはずが、
パーティーの意思疎通と連携が出来てなくて、前衛が先行して中に入ってしまった。
すると、突然扉が閉まり、箱からはスケルトンが登場!
暗闇に取残される前衛二人危険だ。
その上、トラップ発動し、部屋の空気が抜け初める!!

妙に手馴れた後衛陣(笑)がノックを飛ばして、扉を開けると共にターン!
しかし!効かない!うそー!
スケルトンじゃなくて、ボーンなん?つーか4HD以上なん?つーか微弱だったじゃん!
と驚ことしばし。
実は、
スケルトンがアミュレットでターンレジスタンス持ちになってる・・・酷い。
私のターンはGMの思惑通りに、見事に跳ね返されたわけで・・・悔しい、つーか聞いてないよそんな話(笑)

しかし、我々の予想をはるかに超えて前衛2名がスケルトンを打ち砕いてゆきます。
ちょっと心配して損した気分・・・それほど強かった。

無事にスケルトンを撃退し、さらに奥へと進みます。
どうやら、入口の扉はアーケン・ロックなので10分ほどでしまってしまいました。
退路はないので進んで活路を見出すしかないようです。


次の部屋のエンカウンターは不意打ちから始まりました。
部屋の手前で不用意に音を立てたり、手間を取ってしまったので、相手に時間を与えることになったのです。
戦闘の前衛陣が部屋の陰に隠れていた
オーガに殴られます
さらに部屋の中央に30'ほどの垂直に高くなった部分があり、その上にソーサラーがいるもよう。

イニシアチブが振られて、戦闘開始。
オーガーの強烈な攻撃と共にソーサラーからグリッター・ダストが飛んできて、次々と盲目化されてゆく面々。
(このレベルだと盲目を直すのは困難です)
こちらは、後衛のウッシャー!、リッツ、フィスカースが盲目にされ、援護が出来なくなる。
この点でクレリックはベース、Wis共に高いので何とか耐えられます。
CMWのワンドで前衛を支えつつ、前衛に頑張ってもらう。
と、その頃、敵のソーサラーが動かないことを良いことに、盲目のフィスカースが弓を放って、何故か
次々に命中させる。
これにはDMも予想していなかったもようで、あっけなくソーサラーは倒れた・・・(笑)
ソーサラーが倒れると、状況は一気にパーティーに傾き、前衛二人も次々にオーガーに命中させて、屠りました。
(このフィスカースが今回のMVPを獲得されました。
 この活躍以外にもTake10を多用して、セッション時間の圧縮を行うなど、非常に良いプレイが目立ちました)。

この辺りまできて、そろそろリアル時間がやばいです。
こうなったら、もう強行突破といわんばかりに、最後の部屋に侵攻!


扉を開けると十字路があって、さらにその奥にそれぞれ扉。
左右の廊下にある怪しげなひもをどうにか引っ張ると、全方向に扉が一斉に開き、それぞれの扉の奥に敵のオークの群れを発見。
このままだと3方からタコ殴りになるので、リーダーの号令と共に一旦撤退。
が、イニシアティブの関係で前衛の一人が残されてしまう形となってしまい、
一時前線が崩壊します
これはピンチ。

引けないと判った以上、即急に前線を構築し、反撃に出なくてはなりません。
仕方がないので、私は
タワーシールドとシールドの呪文を併用してアルマジロ戦法(笑)
十字路の片側にタワーシールドを向けて、全面にシールド展開し敵の攻撃をかわしつつ、その間に前衛が戦線を再構築。
そして、”効かない”と思いつつもスクロールからスリープなんかをかけてみる。
するとどうだろう、DMのダイス目がしょぼくて効きまくり!!
さすが、
D&D界一の低いダイス目を誇るDMだ(笑)
しまいには相棒のDM(火狩真希さん)に

「L〇p〇nさんはダイスはふらず、行動宣言だけしてください」
とまで言われてました(微妙に伏字にしてみた(笑))
スリープで3体のオークが眠り全面の脅威がなくなると、左翼を切り崩しにかかります。

左翼のオークが倒れてゆく間に、右翼のオークが秘密の通路を抜けて全面に回り、寝ているオークを起こしにかかります。
が、とき既にパーティーに流れは大きく傾いていました。
後方からのマジック・ミサイルの雨が降り注ぎ、
強力なグレート・クリーブが火を吹き、文字通りオーク達を薙ぎ払う!。
もはやオークには反撃する機会はありませんでした。
(このレベルでのグレート・クリーブは強い、強い)
こうして、死者を出すことなくダンジョンをクリアして、
無事に卒業することが出来ました!!


感想
今回のAMCは想像以上に初心者が多かったようです。
ただ、この企画卓も初心者対応だったんですが、初心者の多くが2卓ある女性DM卓に流れていたようなので、意外と参加者が少なかった感じ。
私のクレリックは初心者には刺激が強すぎたと言う
もあったようですが、噂です。気のせいです
私の卓はつぶれちゃいましたが、楽しい一日を過ごすことが出来ました。皆さんお疲れ様でした。
そして、この機会を作っていただいたAMCスタッフの方々に感謝。
AMCは今年で終わってしまいますが、志はきっと皆に引き継がれ、次のAMCが立ち上がることを願っております。
(DM-SKM)