とあるクジラの戦い。

 これはとあるクジラ/オーガ(Anth. Baleen Whale / Half-Ogre)が体験した
壮絶な(大人気ない)
戦いの記録である(笑)

<背景>
もともとはAMC2003での企画【TheSeed】でした。
しかし、AMC2003では人の集まりが悪かったことと等から、再戦の話がd20板を中心に盛り上がりました。
そこで、どう掲示板で面子を募集したところ・・・数日で3卓分の人数が集まる(笑)
DMが再召集され、彼らの協力の下、本リマッチイベントが開催する運びとなりました!
そして、運命の1月10日、滝野川会館にてDM vs PL x3パーティーの4つ巴の戦いの火蓋が切って落とされました!

関連サイト
AMC2003のサイト
http://www1.udn.ne.jp/~amc/index2.html

GM(とーちゃん氏)のサイト
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kosaku/ADD/3E/DD3E_Main.htm

d20板の【AMC2003】パワープレイ入門【TheSeed】
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/4439/1064658195/


<戦いの始まり>
 某グレーターな赤魔道士にリクルートされてデミプレーンへやってくるところから始まった。
 どうやらアライメント違いの3つのパーティーがリクルートされているらしい。
 我々はどっちつかずのニュートラル・パーティー
 さてさて、どんなやつらかと言うと・・・
 
 ボスヤスフォートこと人間の普通の赤魔道士/Evoker(元Auspicianさん)
 同じく人間のRadiant Servant of Palor(名前のメモを紛失。すいません)/ヒーラーで全参加者中唯一の平和主義者(だと思う)(LISTさん)
さてさて、ここまでは普通
 ウェインことAnth. Batなクレリック/ヒーラー&Gemクリエイター(いしおかさん)
 ゴースンことGhostのモンク/Conドレイナー(ごんたさん)
 PhantomことGhostのサイオン/もう無敵(笑)(元Sorcererさん、つーかLapinさん)
 で私のクジラのKensai-Templer/ダメージディーラー。一応名前はOgias*1

 なんか、ゴースト二人だよ!つーか人間キャラを見て心が和んだ(笑)
 にしてもバランスの悪いパーティー。大体直接のダメージディーラーが1名しかいないのにヒーラー2名もいる。
 しかもアルケン・キャスターは赤魔道士でスクール切りまくってるし・・・
 (<それ以前に遅刻されてきたので、「当日キャスター不在?!」という世にも恐ろしい事になるのかドキドキしました)。
 まあ、ゴーストも接近戦タイプと言えばそうだけど。
 大丈夫かなぁと言う心配と共にゲームは開始された。

 ちなみにクジラはHDがありますがBABが落ちない点がGood*2
 またテンプラーなのですが、この前提条件である知識(宗教)を得るために、ディバイン・チャンピオンを入れているあたりがミソです。
 ディバイン・チャンピオンによりBABを落とさずに、しかも前衛系が弱いRefSTが上がります。
 まあ、素直にアライメント違いのパラディンを使う手もありますけどね*3
 え、外見ですか?いやだなぁ外見なんかにこだわっちゃ生き残れませんよ!
 Chaなんてマインドブラストで一撃死しない程度(12ぐらい)あればOKですよ。
 え、そうじゃなくビジュアル的問題?・・・・・・想像できませんよ、こんなの!(笑)*4



参考までにN卓用の掲示板です。
http://cgi.www5e.biglobe.ne.jp/~dm-skm/amc/kjsahfd/seedbbs/seedbbs.cgi


*1:O名前はすぐに”クジラ”になったのは言うまでもない。私自身が”クジラ”でプレイしてた(笑)
*2:しかもSTR+8でLAなしな点が極悪。ちなみに多くの人は勘違いしているようですが、クジラは<アクアティック>ではありません。普通に肺呼吸してます。
*3:Dragon#310のAnarch事。多分こちらのが攻撃力は高い。今回はRefSTとフィートを重視。
*4:d20板の例のアレ氏が素晴らしいCGを作っていただきました。


<1戦目 アースエレメンタル> DM:R2氏

 さて、最初に選択したプレーンは他の卓とバッティングして、ダイス勝負に負ける。
 で、次点でエレメンタルのアースに乗り込むことにする。
 適切な呪文と移動手段さえあれば、環境は克服できると判断しての選択でしたが・・・
 DMがAMC当日にPCを打ちのめしてVIPに輝いた、マルチヘッドの鬼R2氏と知って、
 「再戦の闘志に火をつける」一方で早くも「大人気ないコール」の準備が(笑)

 各自で必要な呪文の準備をするわけですが、当日になってクレリックが二人もいたとか言っているパーティーですから、各自の能力なんて知ってるわけありません(苦笑)。
 なので、各自の能力をチェックしながら、ああだ、こうだと事前準備が長引く、長引く長引く・・・。いや、長すぎ

 で、早速「戦闘区域」に飛び込むと、案の定”岩の中”
 事前準備の段階で何度も「アースエレメンタルで宜しく!」と言っていたにも関わらず・・・”いねえ!”
 しかも誰も”呼べない”ってどういうことよ。
 え〜暫し呆然となる一行でした。
 えっと早くも”つみ”ですか?(苦笑)・・・帰りますかな?
 などと言う意見のなか、方策をあれこれ考えて結局テレポートで脱出しました。
 何とか戦闘開始。

 エアーポケットには11の頭を持ったスフィンクスが居ました(<出た出た!)。
 しかもアースなのにハーフ・フィーンドですよ奥さん!
 ああ、それなのに、こんなところに居て”無関係面”(後述)してます。どうよ!?(笑)
 また出たマルチヘッド・モンスターに再戦闘志を燃やす面々(前回参加者)。
 早速「大人気ねぇ〜」モードでDMにサイオニック・コンバット*1を仕掛けるも、軽くかわされる(笑)
 イニシアティブでトップになったクジラがとりあえず軽〜くチャージ
 パワフル・チャージとマイティ・ブロウで追加の6d6ダメージを載せつつ攻撃(この時のダメージは3d8+8d6+45程*2)。
 続くラウンドでさらに二人のゴーストがConにダメージを与えつつ、クジラがフルアタックしてHPをガリガリ削る
 途中スフィンクスから11回の攻撃が飛んできて、いっぱい当てられました。でもダメージ0です。*3
 戦闘中、アースエレメンタルが顔を出しますが、おもいっきり無視です(笑)
 だって、サモンされたか援軍程度とと思うじゃないですか、普通は。
 戦闘はそのまま、クジラの攻撃とゴースト達の激しいCONダメージによってスフィンクスのHP(700オーバーでDR18/-らしい)を129にしたところで時間切れでした。

 その後、「あと1ラウンドだったねぇ。」などと話しているPLに向かって、DMが「スフィンクスはアーコン持ってなくて、アースエレメンタルが3つ持ってる」などと種明かしをする。
 にゃにぃ!!
 この期に及んで、つーかこんなところにハーフフィーンディッシュな11頭スフィンクスが居て、「(無関係な)健気なスフィンクス」てなにごと!?(笑)
 まあ、11のクイズを連発するなら納得もするが(本当か?)・・・
 むろんその後、DMに向かって様々なモードのサイオニック・コンバット*4が仕掛けられたのは言うまでもない(笑)
 マルチヘッドに対するPLの再戦魂を逆手に取る当たりがとしておこう(笑)

 結局削りきれませんでしたね。あと1ラウンドあれば確実だったんですが・・・で、アーコンがなくて愕然としていたと・・・(笑)

R2さんのレポートも参照ください
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hilance/earth.htm


*1:「大人気ない」は非情(非道?)なDMエンカウンターに対して、PLからDMに撃たれるマインドアタック。ST判定に失敗すると、動揺し、その結果プレイミスを誘発することがある(笑)しかし、この攻撃を受けるようなDMは概してマインドエフェクトイミューンなことが多い(笑)時として下品なキャラに向けてDMからPLに撃たれることもあるので注意。
*2:Warcraftの特殊な金属とフィートを用いています。その結果、”常にSTRボーナスの2倍”がダメージに乗っています。これさえあれば、パワーランジは不要です。DR?そんなのこれだけダメージ出れば関係なしでしょ。
*3:Improved Biofeedback+Favor of Ilmaterのコンボです。BiofeedbackはDRではなく、ダメージをサブデュアルとして扱う点も素晴らしい。
*4:「大人気ない」の他「下品」「エロい」「酷いよDM」等などいろいろあるらしい(笑)


<2戦目 ウォーターエレメンタル> DM:Kiryu氏

 二回目のアタックは、また他の卓とバッティングしてダイス目でまた負けた・・・
 行き着く先はウォーターです。
 水です水。なんか息ができそうにないところばっか選ぶねおれら(ちなみにクジラはホールドブレスですげー長時間息を止められます)。
 おいしいプランクトンでもいるかな?(笑)
 DMはサイオニック使いと評判のKiryu氏。ドキドキものですね。
 とは言え、アンチマジックも怖いので、この当たりから強化の基本が徐々にサイオニックになりつつあるクジラ君であった*1
 色々準備して(<これがまた長い)いざ水中へ!

 たどり着いた先は・・・濁った水だ・・・やっぱり、いきなり「大人気ねぇ環境」だ(笑)
 しかし真の問題は、濁った水よりも、ランダムで出現位置が決まることでした。
 これが、このエンカウンターを決めたといって良いでしょう。
 
 クジラの目の前には、なんだか超巨大(ガルガンチュア)なウナギのような魚(謎)がいます・・・
 まあ、これはまだ良かったのですが、問題はもう1体。
 ヒュージサイズでうにょうにょした人のような形をしたもの。
 
(最初ウーズマスターを想像しましたが、特殊能力からするとどうやらEctoplasm Elementalのもよう)。
 こいつがまた下品。下品すぎだ(笑)詳細は後述。こいつの真正面にLISTさんのクレリックが!
 
 戦闘開始と同時に姿に似合わず”うにょうにょ”が動く。速い!
 で、あろうことか「アンチマジック・トーク」を発動しやがった。
 うおっ、やっぱり「大人気ない」ぞ!(笑)
 その上、逃げるクレリックをAoOでとっつかまえて、取り込んじゃった!
 (エンベロープという能力で取り込まれるとフィジカル・アクションができなくなり、毎ラウンド酸のダメージを受けます)。
 下品下品すぎるよ!(笑)
 
しかも、「一撃離脱」持ちということが後から判明し、下品さ10倍(笑)
 
 一方、ウナギと対峙したクジラは、とりあえずポーション飲んでから(レディ・ドリンク・ヘルム使用)、全力攻撃で3回攻撃してみる。
 (実は尻尾攻撃忘れてる当たりが、初心者の証。てへ(笑))。
 で、180点ほどダメージ与えてみたけど、効いてるのか微妙。
 続いてそのウナギの反撃が来る。
 ここで、Warcraftの大人気ない呪文効果が発動。FlostArmorの効果によって、ウナギはスローします*2
 余談だがポーションを飲む際にDM(及び一部PL)から「水中で飲むのか?」と聞かれ、「ええ、もちろん!クジラですから水ごと飲んでも大丈夫。(必要なら)余分なもんは潮吐く(力説)と言ったら、一斉(PLからも)に「大人気ねぇ〜!」の攻撃を食らった(笑)
 とりあえずダメージもらいましたが、無論バイオフィードバックでチャラです(喜)
 
 さてさて我々にも、アンチマジックぐらいありますとも(笑)。
 真打のGhostのサイオンのPhantomがウナギに近寄るとAoO発生・・・が、「アンチマジック内でIncorporealに攻撃を当てる能力をもっていますか?」と言われ・・・DMから「大人気ない」アタックを食らう(笑)
 
 そんな楽しい(?)やり取りをしつつ、ラウンドは続き、Ectoplasm Elemental(恐らく)が一撃離脱を使ってAnth. Batのウェインに攻撃し、これを取り込みつつ移動。
 むむ、卑劣な。
 一方、ウナギはクジラの激しい攻撃とGhostコンビのConダメージ&ネガティブレベル。
 最後はクジラのBloodlustの追加攻撃で昇天*3。我らも”ちょっとだけ”卑劣とおもった(笑)

 クジラが残ったアクションでEctoplasm Elemental(たぶん)に突撃。
 これが見事なクリティカル・ヒットなんだけど・・・エレメンタルなら無効ですね(涙)
 で、ここら当たりで時間切れ。
 ウナギが落としたアーコンは何とか回収しましたが、取込まれた二人を助けることはできませんでした。無念・・・。

 この後、この二名はと言うと・・・「1レベル下がっても、呪文回数ちょっと減るだけだから、トゥルーレザレクションなんてもったいない」などと言っていたのが印象的でした(笑)

 またしても削りきれない・・・。2名を助けられなかったのは前衛として残念だった。

Kiryuさんのレポートも参照ください
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/4439/1064658195/370-376


:これはもちろん敵のアンチマジック/ディスペル対策なのですが、実は仲間のアンチマジック対策だったり(笑)。
*2:Warcraftの呪文。FlostArmorというのはメイジアーマーの上位呪文みたいなもんですが、DoF収載の某アーマーアビリティ類似能力が付加されます。具体的には触れたものに”スロウ”の効果が1ラウンド無条件でかかります。SRは有効ですが、ST判定の余地ありません。で、2レベル呪文・・・我ながら大人気ないとか思ったりするが・・・まあ、この程度は普通だろう(コンボってわけじゃないし)。
*3:これもWarcraftの呪文。3.5環境では下品極まりない。対象のSTR+4に加え、レギュラーアクションの前か後ろに追加攻撃が可能。明らかに昔のへースト風の能力。スイフトの概念がない環境ではへーストと重なりそうだし・・・(似たような別呪文には重ならないと明記してあるのに、こちらは書いていない)。


<3戦目 リンボ> DM:とーちゃん氏

 毎回ダイス目で負けるのが嫌なので、「いっそ誰も選択しないところ」と言う事からリンボを希望。
 さすがにワイルド・マジック怖くて選択はいませんでした*1
 ただ、N卓の真打はサイオンなので、何とかなるだろうとの判断です*2
 という訳で、いよいよGM様のご登場。一斉に「えぇ〜」とか声がしたような気が(笑)
 (私は聞いていたので、実は知っていたんですけどね・・・)
 
 さて、3回目の作業なのにちっとも早くならない前準備・・・
 私は「ほとんど前と同じだけど・・・類似能力はほとんどサイキックに」。
 (実際にはリソース減ってるので、極悪ポーションとかネタ切れですけど)

 やっとリンボに到着し、キャスター陣が危険を承知で移動スペルを唱えて、トレントのポータルをくぐる。
 出たところは・・
 とても変な空間でした。立方体のような空間で、上下2層で各4つのエリア、計8つのエリアに区切られている。
 ランダムなエリアに転送されてきた面々は、その奇妙なエリアと、奇妙な物体(?)に首を傾げる。
 各エリアにはエレメンタルのでっかい玉(各1個の属性の玉が毎ラウンドの最後にランダムなエリアにテレポートする。)が浮いており、さらに立方体の中心には謎の(怖そうな)黒い球・・・。で、特に向こうからは何も仕掛けてこない当たりが、PCの不安を掻き立てる。
 とりあえず、クジラが水の玉に頭を突っ込むと、またしても”濁った水”。
 ブラインドサイトで見ると、どうやら小さなクリーチャー(Sサイズのエレメンタルらしい)がいるらしい。
 一方で、黒い球は(怖いので)手を出さず。だって、黒玉はねぇ。危険でしょ。ディスインテグレートされたらやじゃん(笑)。
 
 2、3ラウンドまでに、エレメンタルの球にはボスヤスフォートのソニックFBが飛んだり*3、対立する球同士が同じエリアでぶつかったりして、ほとんどのエレメンタルは死んだらしい。
 さて、どうしたものかこの状況・・・。
 むう、剣と尻尾を使うこと(殴ること)は考えていたが、頭を使うことは考えてなかった(笑)
 この間、LISTさんのクレリックが呪文をキャストしようとしているのだが、何故か結果はいつも”Darkness/Silence”という・・・笑えない状況なのに笑ってしまう状況を作り出していました。ダイスって恐ろしい(笑)

 4ラウンド目にようやく黒い玉に手を出す。
 まず、ボスヤスフォートからソニックのライトニングボルトが炸裂し、玉の表面が傷つく。
 なんだ、壊せるじゃないか!(笑)ということで、出番らしい(笑)。
 やっぱり頭より腕だね。
 適当にパワーアタックかけて、フルアタックで壊しにかかる。
 どうやら玉は8本のリングで構成されており、れっきとしたマテリアル(なので視界も通らないはずだ)。
 その1本が破壊されると同時に隙間から中をのぞいた人に”見ちゃった攻撃”。どうやら中にゴーストの類がいるらしい。
 続くラウンドで、一気にリングを引っぺがす。
 中から6本腕で銀色のディスクをもったゴーストこんにちは!
 でぇー!!。スペル・ウィバーのゴーストですかぁ!?
 うわ、さすがGM、クリーチャーの選択がエロいこと!(笑)

 とりあえず、時間もないし怒りの一撃(スマイト)でダメージ与える。
 が、さすがにフルアタックはさせてくれない。位置変え呪文を駆使して逃げられる*4
 で、回復のためにリミテッド・ウィッシュからハームを唱えるところで・・・GMまさかのキャスターレベルチェックに失敗!「やっちゃった!?」という周りの熱い視線が%ダイスに注がれる。
 無論期待するは効果反転でヒールがかかること。時間的にここで終了になるので、この出目が勝敗を分ける確率大。
 そして、運命のダイスは・・・「通常効果」でした。
 ちぇ〜(笑)もう少しで新たな伝説が生まれるところだったのになぁ。

 最後はアンチマジック状態のPhantomが殴り合いするも、既にヒール(ハーム)されてしまった敵を落とすことはできませんでした。

 また、削れねぇよ・・・。動かれると弱いんだよね。フルアタックできないから。敵に対抗してこちらも位置変え呪文が飛ぶと楽しいとか思った。

とーちゃんさんのレポートも参照ください。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kosaku/ADD/3E/DD3E_AMC2003RGMNote.htm

*1:キャスターレベルチェックに成功しないと、ランダムな現象が引き起こされます。これがやってみると楽しい(<いいのかそれで!)。
*2:クジラも基本的にサイオニクスで固めています。今回使ったのはヘースト&Favor of Ilmaterぐらいか。
*3:キャスターチェックに余裕で成功するあたりはさすが。ここへ来て本領発揮。
*4:BalefulTranceportation。もともとはこれでPCをエレメンタルの球の中に埋め込む作戦のようだ。


<4戦目 運命の戦い/パーティー戦闘>

 どうやら我がパーティーが時間的には一番早かったらしく、アーコンも2つ手に入れることができた。
 しかし、死者も二名で実はワーストではないかと・・・。
 でお宝ゲットのためにパーティー戦闘の準備です。せっかくなので、シジルまで行って色々と「おっ買い物、おっ買い物♪」
 各卓で妙な(今まで以上の)盛り上がりの様相を呈しているのは気のせいか?(笑)

 とりあえず、ニュートラルらしく「相手がやる気なら戦おう!」という事で、呪文で他のパーティーの調査をすることに。
 最初に「やる気ですか?」みたいな事を聞くと「”どっちも”やる気満々だね!」というお言葉。
 ありゃりゃ駄目駄目だよ(笑)
 意外とサイオニクス系キャラも少なかった(後々聞くと「Phantomに殺されるからサイオニクスはやめた」等というお言葉を幾つか頂戴)。 
 あと、恐らく今回の参加者中唯一の善人(というか唯一の平和主義者)LISTさんのクレリックがペロール信者がいないことをチェック。

 閉鎖されたデミプレーン空間に7つの宝箱。
 この宝箱がなかなか空かないように設定されているからたちが悪い(笑)
 入り口はランダムで事前にどこからどのパーティーが現れるかは調べることはできない。
 順番はクリアの早い順にN>E>Gとなりましたが・・・サプライズラウンドが取れない上、エンカウンター発生しているものとしてイニシアチブ判定し、進入してくるので・・・3ラウンド間でトラップを張ること以外は(これにしたってどこから進入してくるかが判っての事だし)、どう考えたって後から来る方が有利(特に戦闘で消耗しているときに最後に現れるGパーティー)というなんだかちょっと損した気分(笑)。
 まあ、いっそ進入自体を防ぐ手立てもありますが、みんなは「宝物が欲しい」のではなく「PC間戦闘がしたい」という時点であり得ない選択だよなぁ(笑)
 
 色々戦術を相談して、戦闘開始するもクロコダイルに乗った”大ダコ”(IROさんのアル)に度肝を抜かれたり、ルールミスで機能せず、結局ガチンコ勝負になる。
 戦場はEvil優勢。大ダコ(に変身したドルイド)が60'を誇るリーチ*1とスタンドスティル、メイジスレイヤーで場を制し、OA出身のMaho-Tukai(ナカミイラさんのしんごーる)が恐ろしく高いDC(DC60ってなんですか?)の呪文でNパーティーの半数が脱落
 Nパーティー主力のPhantomはAnti-MagicからMindKnife-FellShot攻撃で応戦。
 クジラはのこのこ出てきたドラゴンを粉砕(後に聞くとディスインテグレートのブレスだったらしい・・・恐)。
 さらに、Phantomの猛攻が続く。危険視されたMaho-Tukaiをタイムホップで飛ばし、次ラウンドには恐ろしいマインド・ブラストが炸裂し、クロコダイルを含むEパーティーの半数を無力化させて戦力が拮抗する。
 その間、タコとクジラが殴りあい、海洋の大決戦を呈す(笑)
 ここで、クジラは本日初ダメージ。つーか1発70点はさすがに骨に響く。毎ラウンド1d8+3の自動回復じゃおいつかなさげで、危険だ。
 が、殴り合いで海洋生物妙同士で妙な友情が芽生えるのであった!拳で語れ!(笑)

 ここで、Gパーティーがなだれ込んでくる。
 いっぱい召還したモンスターを引き連れてきているので、文字通り”なだれ込んできた”感じ。
 白熊が隊列組んで突撃してくる様はなかなか凄いものがある・・・。
 タコとクジラで次々にAoO食らわす。が、落ちないんですけど・・・*2
 本来次ラウンドで、PhantomのAnti-Magic>クジラのフルアタックでタコを屠ろうと考えていた矢先に、Gパーティーの大攻勢に「タコ(60'リーチ)は重要だ」と満場(N/E)一致(笑)、とりあえずGパーティーの数を減らすことで共同作業に移る。
 Gパーティーからグリースがクジラに飛んできましたが、「クジラのRefSTをなめてはいけない」とあっさりかわす(普通のクジラではないのです)。
 で、ものすごい数の白熊を次々に粉砕し、途中PCと思われる天使を撃破したが実は違った
 なんかPCを落としてない・・・つーか駒が多すぎて、どれがPCかわかんねーよ!(笑)
 そのためか、Eパーティー内で間違って仲間を攻撃する騒ぎがあったり、駒が目立たなかったためかノーマークのNパーティーのウェイン(ヒールをかけて頂きました)だったりしました。そうそう地味にボーン・ケージ?(ディアブロ)の呪文が飛んで、Gパーティーの一人を閉じ込めて、無力化するあたり宮ノ下さんらしいプレイだった。

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<わけのわからないクリーチャーだらけの戦場>

Nは真下、Eは真上、Gは右から進入。
白い紙(1〜8)が全部白熊・・・
中央にV字に並んでいるのが賞品の(問題の)宝箱。

<拡大図>


タコとクジラが白熊退治の真っ最中(笑)
右上にいるのが今回MVPに輝いたPhantom。
クジラのすぐ上の赤い三角はダイスではなく、クレリックのウェイン(目立たない・・・) 注)クジラのビットではありません(笑)
上方ゲイト[E]の前にいるのがタコが乗っていた巨大クロコダイル(スタン中)。でかすぎ(笑)
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 そんな消耗戦が数ラウンド続き、Gパーティーの一人(ほりえさんのアージー)がPhantomのtorcに対して破壊攻撃!
 しかも、私のAoOをヒラリとかわす離れ業!*3
 かなりピンチだったのですが、出目がで・・・。ダイスってドラマだ・・・。
 この状況をまずい(時間がない)と思った、GパーティーのAuspician(火狩さんのキャラ)が突然の停戦を申し出る。
 この時動けるのは7名。お宝も7個
 と言うことでみな停戦することになったのだが・・・そこへタイムホップで消えていたMaho-Tukaiが戻ってきて8人になる。
 で、停戦を訴えていたAuspicianがこのMaho-Tukaiの攻撃で落ちると*4・・・
 今度はPhantomが「降参しろ! Diploなんかしません!」と叫ぶ(笑)*5
 これに残った一同は、爆笑従うことにして、無事に(?)戦闘は決着しました(時間もないしね)。

 初手で色々と作戦がミスりましたが、いやー何とか修羅場を生き残る(立っていられる)ことができました(つーか妙に警戒されてPCはほとんど近づいて来なかった様な気がしますけど・・・自称心優しいクジラなのに)。 
 どの卓も凄まじいクリーチャーのオンパレードでした。「みんな良く考えるなぁ」と心底感心する戦いでした。
 今度会うときは仲間であって欲しいものである・・・。
 そういえば、無差別広範囲呪文(FBはもとより、SSの凶悪呪文とか、より高位のアレな呪文)とかは飛んでませんでしたね。ちょっと不思議。

とーちゃんさんのレポートも参照ください。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kosaku/ADD/3E/DD3E_AMC2003RGMNote.htm


*1:このリーチは凄い。ナチュラル30'をリーチ武器で倍にしてます。クジラの実に4倍(サイオニクスで腕が伸びて15'になってました)。さすがはドルイドプレイヤーのIROさんだけのことはあります。
*2:無論普通の白熊じゃありません。神々しいHP150超の化け物。それが8体だか10体・・・とにかく”お腹いっぱいに居た”(笑)それをあっという間に撃破してゆくクジラとタコもどうかと思うけど・・・。
*3:D&Dの伝統は「当たったら避けられない」と思っていただけにビックリ。素晴らしい!
*4:このあたりはいまいち覚えていません。
*5:間違いなく本日の明言です(笑)


<所感>

クジラ:まあ、生き残ったので。Warcraft使えたので。そしてホエルコのフィギュアとエキスパンションで大きくなった時のホエルオーのフィギュア”笑”も取れたので◎と言ったところか。沢山”入浴剤”を買った甲斐がありましたよ!うんうん(感無量)
いまいち3.5版を理解していなかったので、キャラ作成でルールミスが目立ったが、戦闘力的にはパーティー唯一のダメージディーラーとして何とかなりました。でも、やっぱり、いきなり12レベルは3.5初心者にはつらいねぇ(<何故か誰も信じてくれないのだが、3.5は初プレイですよ)。もう少し、フィートを練ったりすると、より最適化できそうな予感。また、Warcraftは今回唯一の使用者だったようで、DMに色々衝撃があったようです。この点でd20プレイヤーとしては勝ったと思ったり(笑)

パーティー:正直いっていまいち機能していなかった。12レベルなので、ある程度お互いのキャラが分かっていないとつらすぎる。せっかくの掲示板も活用者は3名程度で、1名にいたっては当日まで連絡なく、キャラのコンセプト/クラスすらわからない状態でした。結局あんなに「いない」と騒いでいたクレリックが当日になって被っている。しかも両方非戦闘型・・・おいおい。何よりまずPLがパーティーにならなきゃどうにも始まらないと実感。
また、各自自分のキャラで精一杯なもようで、前準備に時間をかけすぎてますね。この当たりも事前に準備するなり、リストアップしておくと良かったと強く反省(某用紙に書く手間がまた面倒なんだよね)。
そもそも、あそこまで強化しておく必要があったのかも少々微妙。クジラなんてエンカウンタ中は”無傷”ですから(笑)その分、戦闘ラウンドが1ラウンドでもあったほうがクリアできていたかと思います。事前準備はしっかり、簡潔に
そんな中、Phantomはやっぱり強い。自己完結型なんですよね。呪文援護いらねー。つーか意味ない(笑)。当初エビル卓に参戦することになれば、私もアンチマジックなサイキック・ウォーリアー(もちろんクジラで)を考えていたんですがこれほどの最適化は絶対無理・・・ましてやゴーストとは・・・同じパーティーで本当に良かったと思う今日この頃

エンカウンター:いやもう下品(笑)すげー楽しめましたけど。個人的にはリンボが良かったですね。パズル的要素というか、使わないと思った”頭”を使わされた点で(笑)
私的には単純に凶悪なHPや特殊能力によるガチンコ対決より(<これも好きですけどね)、この様な地形を利用した戦術が楽しいです。
にしても、どのDMもクリーチャーが厳選されてるなぁとしみじみ思ったりする。「今後の参考にしよう!」などと書くと私も下品の仲間入りなので、そんなことはもちろん書きません(笑)

クリーチャーはプレーンとの関係が”なし”な状態でした。PL的にはプレーンの特色にあったクリーチャーを配置して欲しかったなあ。せっかく様々なプレーンでの戦闘になるわけですし、「あそこのプレーンは〇〇なクリーチャーなので・・・」みたいに対策したり、避けたりするわけでもあるしね。プレーンの対立アライメント制限も”当日になって”外されたし・・・。
 実はこの当たりもPLにストレスというか、突入前の準備に完璧性を求める心理に微妙に働いたと思ったりする。でもまあ、大して変わらないか・・・むしろDMみてプレイしてると言う噂もあるし(笑)。プレーン限定にすると、逆にDMにストレスかかりますしね。まあ、その分DMリミット高くして・・・(以下邪悪な思考)。

あと、地形(環境)はかなり一方的すぎる気がしました。これはもちろん今回のDMレギュ(及びシナリオの趣旨)からすれば当然の要素であり、PL側への圧力として必須なことなんですが、”遊びが入る”余地があっても良いのかなあ?と思いました。PLから見て、環境は克服するだけのものではなく、利用するものになると戦闘がもっと楽しくなると思うのです。いや、もちろん今回のDMレギュではそれはつらいので、やっぱりその分エンカウンターのリミットを上げる方向で・・・(以下邪悪な思考)

まあ、いずれにしても、とっても楽しかったのでいいや!
なんだかんだ言ってもこれが最も重要なことです。
また機会があれば、参加したい企画ですね。
AMC2004ではたぶんDMなので無理っぽいですけど(苦笑)

皆さん本当にお疲れ様でした。
また、本当に楽しい時間をありがとうございました。


そうそう最後に色々「大人気ない」「下品」などと書いておりますが、
間違いなく”褒め言葉”です!(笑)



:ホエルコのフィギュアは入用剤のおまけなのです(笑)