あらかじめ被写体に向けてシャッターボタンを半押しにして、ピントを合わせる仕組みをAFロックという。 半押しのまま構図を変えてシャッターを切ると、被写体がAFエリアになくても、ピントが主要被写体に合った写真が撮れる。 オートフォーカスでは中央にあるものにピントを合わせようとするため、被写体を左右にずらしてフレーミングすることが出来ない。AFロックを使用しなければ日の丸写真になってしまう。また人物二人を並んで撮ろうとすると物と人物の間にピントが来てしまいいわゆる「中抜け」になる。最近の一眼レフの7点測距ではカメラが被写体の位置も判断してくれるが、完全ではないのでAFロックを使用するのが無難。 ただし、あまり極端なフレーミングをするとコサイン誤差によりピントがはずれることがある。 水中写真の場合、マクロ撮影では原則オートフォーカスは使用しないので、AFロックは必要ないが、ワイド撮影の時は役に立つ。