■背景
“遠見”の死幻。スラム街の片隅で細々と生きるチンピラ霊媒師。そう言う生き方をする人間には二種類ある。そこから離れられない人間と、そこから離れようとしない人間である。彼は後者であった。
死幻はもともとカムイST☆Rの部族、歌の民に属する高位の予言者だった。しかし、ある時、彼が未来視を行ったとき、彼は恐ろしいものを視てしまう。それは、時空と時空の隙間に封じられた魔物。何者かに知覚されない限り封印は解けることなく、また一切の観測者の存在しない未来に封ぜられたため、常人にはそれ知覚できないという存在だった。彼はそれを知覚してしまったのだ。
死幻は、その魔物を世に放たぬ為に自らの記憶を封じ、同胞に治療される危険を避けてST☆Rを離れた。
そして10年。彼がかつて未来視したその未来は、誰が未来視を行おうとも見通すことができなくなった。
キャスト達は当時の未来視に関わった歌の民の術師を探すよう、様々な筋から依頼を受ける。それが破滅の始まりだった。
■推奨スタイル
・バサラ:歌の民
10年前に歌の民を抜けた死幻を、御門忍の命で探しに行く。
・タタラ:精神科医
アムールと名乗る術師に、死幻と言う人物の治療を頼まれる。しかし、向かった先では、死幻は既に逃げ出した後だった。
・カブト:ボディガード
自宅に帰ると、セキュリティがものの見事に外されており、チンピラ風のマヤカシがそこでいびきを掻いていた。悪びれた雰囲気もなく護衛して欲しいと持ちかけられるのだが……。
・マヤカシ:退魔師
あなたは魔物を再び闇に葬り去る世界の概念存在として選ばれた。
・イヌ:ブラックハウンド機動捜査課
スリ、こそ泥、詐欺、偽造、etc,etc…。その霊能力をフルに使って、警察の追跡を逃れてきたチンピラまじない師。彼に手錠を掛けるのがあなたの指名だ。
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