カレーパンとはカレーを具とする調理パンの一種です。 決まった定義があるわけではありませんが、ほとんどの市販製品は衣を付けて揚げもしくは焼いて提供されます。揚げたものはカレードーナツと呼ばれることもあります。内部に入ったカレーはキーマカレーを具としたものもあります。カレーライスのものよりは汁気がなく、垂れない工夫がされている。
東京都江東区にある「名花堂」2代目の中田豊治さんが1927年に実用新案登録した洋食パンが元祖と言われています。同新案は「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」というアイデアで、カレーの言葉は全く含まれてませんが、この開発時にはちょうど関東大震災が起こり、店の建て直しを急いだ2代目が「洋食の2トップ」であるカレーとカツレツを取り入れたパンを思いつき開発したのだ、と5代目主人は語っています。
似た商品に、カレーまんがあります。皮にターメリックや着色料などを加え、見た目がカレー色(黄色)をしています。具は肉まんまたは豚まんの具をカレー風味に調味したものや、カレーパンやドライカレーに近いものがあります。