うつ病になりました
 うつ病になりました。
 決して、名誉なことではありませんが、特に不名誉なことではないと思います。なっても 仕方ないような職場環境にあったということです。現在は、お薬を飲んで調子はちょっとよくなりました。

 私の身近に経験豊かな信頼できる精神科医師がいて11月19日に相談したら 立派なうつ病ですよと言われて 自宅近所の医師を紹介してもらいました。
 上司に受診するので22日は休ませてくれと申し出ました。11月22日と23日に受診して、薬を処方してもらって 薬を飲みながら職場にでて 様子をまた知らせてくださいとのことでした。

 三連休ということもありましたし、お薬のせいもあって多少元気になり、夜もぐっすり眠れるようになりました。

 連休明けの11月25日に 受診結果を上司に報告したら次のような答えが返ってきました。

 「(貴君がうつ病だということが)信じられない。」
 「まだ、(貴君がうつ病だということは)上層部には報告しない。」
 「まあ、もう少し 頑張ってみなさい。」

 なんともまあ 理解のない 管理職です。しかも、うつ病が極めて不名誉な病気と考えているようです。

 その後、体調も気分も まあまあで睡眠も十分にとれていたのですが
 朝の目覚めが遅れて いつも家を出る時間の直前に目が覚めてしまいました。
 一瞬 慌てたのですが 起きあがって考えてみると 慌てて出勤しなくても、1時間休暇を取ればいいのだって思い直して ゆっくり遅れて出勤したのです。
 気分は 落ち着いていました。
 そんなことが続きながらも、金曜日を迎えたのですが、やはり調子の崩れているのは 隠せないようで 同僚やスタッフは 休みを取った方がいいと勧めてくれています。

 一方、上司はというと 私の親しい精神科医師と話し合って 多少は私と仕事への配慮をしてくれているようです。

 ところが、金曜日を迎えた段階で 局面が変わりました。
 公務能率評定というのがあるのですが、上司が部下を評価するというシステムです。これをすべて県庁イントラネットで行うのですから 自宅では出来ない作業です。
 私の上司は全職員77名のから自分以外ですから 76名を評定します。
 私は、上司と自分以外ですから75名となりますが、私は別の機関の次長を兼務している関係で4名多いのです。つまり79名ということになります。これはきっとこのシステム全体の中で1番か2番に多く抱えている1人だと思っています。
 ある程度の期間がありますが、データベースへのアクセスの悪い時期があって 結局評定をスタートさせたのはついこの間のことです。
 現段階で54名がまだ 未評定となっています。1人10分係って 9時間の計算になります。

 期限が切られているものだから 上司は気になって仕方ありません。私の方は 期限を延ばしてもらえないかという期待をもっていましたし、システム管理者にその時点で相談すると連絡をしていました。
 結局、上司が選んだ方法は 11月29日の土曜日に出勤して 処理してしまいなさいということでした。
 私は期限を延ばしてもらうように頼んでみると言い出せず 逆に 「そこまでいうのなら やってやるじゃないか!」という気分です。

 ただ、この理解と感受性のない上司の元では 私は私の特性を生かした仕事が出来ないと言う確信と実感を持つにいたりました。
  このため、「辞職したい」、「辞職してやる」という衝動が沸き上がってきています。この衝動を冷静に受け止めているつもりではありますが 一方では「辞職する」と言い出しても 誰かが引き留めて丸く収めてくれるという期待も同じくらい持っているのです。つまり 助けを求めているってことなのでしょう。

 ところが「辞職する」なんてことは、それほど大げさに考えなくても 子ども達も立派に成長していますし、今更 今の職業や身分にしがみついていなくちゃならないとい厳密な理由もありません。まして今の仕事に魅力を失っていることも事実です(この魅力と意欲を失わせたのも上司なのですがね)

 それに 辞職しても今までの経歴と多少の実績から 誰かが私を拾い上げてくれるとい期待もあります。

 勿論、「辞職する」というのは 伝家の宝刀で最後の手段 尻をまくっていうことですから その前に 休暇を取るなり 気分を改めて 再スタートができるようになるのだと思います。

 本来 ホームページなどで公開することではないかもしれませんが このホームページは限定マニア向けとなっているので 私の心の動きなど綴ってみました。
 それに 「辞職する」というのは 決心ではなく「辞職する」ことへの私の考えを綴っているのですから 誤解のないようにしてください。

 なお、お知らせしておきますが 上司と私が敵対したら このホームページをごらんになっている皆様の他 多数の方が 私の味方になってくださっているということも十分に承知しております。

 多少、調子が落ちているだけのことかもしれませんが、決して 安易に辞職するようなことはありませんので ご安心ください

 追伸 うつ病ですが これが遺書などとは 決して誤解しないでくださいよ
     案外 元気です(上司のいないところでは…)

 2003年11月29日(この項終わり…ですが 短期間で 削除するかも知れません)