勉強会内容一部抜粋
<特徴>
メシマコブは昆布のようなイメージの名称ですが実は食用キノコの仲間で
桑の木に寄生する数種類のキノコのうちの1つで、桑黄(そうおう)とも
呼ばれています。
メシマコブという名前は、野生の桑の生育地として名高い
長崎県男女群島の女島(めしま)で採集されたことに由来している
という説もあります。
桑に付く硬いキノコを桑黄と当てているために、
類似した基原の異なる数種類のキノコが流通しているのが
現状です。
また自生量が少ないため、希少なキノコですが、かつては
国内に広く自生していました。
しかし養蚕業の衰退とともに、桑の木も減少したこともあり
日本国内で、メシマコブは探すのが難しくなってしまいました。
しかもメシマコブは菌糸体の成長が遅く、人工培養、栽培が極めて困難な
キノコということもあって、現時点では天然メシマコブと同じ形状である子実体の
栽培までは至っていません。
日本では絶滅しかけているメシマコブですが、幸い中国全土においては
ほんのわずかですが、各地に自生しているので入手が可能になっています。
<メシマコブの選び方>
最近メシマコブはブームになっていますが、価格のみで選び、粗悪なものを
選ばないよう気をつけてください。
原料段階から製品に至まで微生物試験、残留農薬試験等の厳しい検査をうけ
また品質管理がきちんとされているものを選んでください。
栄養成分表示がされていて、主成分の含有量が、しっかり表示されているものを
選ぶことが重要ポイントです。
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