問1) 下の絵は、マッチ棒を繋げて作った犬の絵です。
マッチ棒をどれか2個だけ動かして、犬に後ろを向かせて下さい。
答え) 問題は『犬に後ろを向かせる』ですので、
犬の頭の部分にあたるマッチを水平に右に回せばいいのです。
完全にひっくり返るのではないのがポイントです!
問2) 下の図は、ある旅人が分かれ道に来た時の図です。
道はどちらか片方が正直者しか住まない『正直村』、
どちらか片方は嘘しかつかない人が住む『嘘つき村』
に繋がっていますが、旅人はそれがどちらかわかりません。
道の分岐点にはこのどちらかの村の住人が立っていますが、
旅人はこの人に1回だけしか質問をする事が出来ません。
さて、この旅人はどのような質問をすれば、
『正直村』に確実に辿り着く事が出来るでしょうか!?
もちろん旅人は分岐にいる人がどちらの村の人かもわかりません。
答え) この問題の場合、旅人は『正直村』に辿り着くのに、
正直村の位置を聞く必要はありません。
違った質問であっても、
最終的に正直村の位置がわかればいいのです。
答えとしては色々な聞き方がありますが、
一番手っ取り早いのは「あなたはどこから来ましたか?」
と聞く事です。
その質問だとどちらも必ず同じ方向を指さします。
つまり、正直者は正しい方(正直村)を指し、
嘘つき者も間違っている方(正直村)を指すので、
つまりこの時指さされた方が正直村となります!
他にも「あなたはどちらの村の人間ですか?」
などの質問でも同じ答が出ますね。
問3) ある収容所に囚人が4人収監されています。
左の部屋に1人、右の部屋に3人が収監されています。
ある時看守がこの4人に暇つぶしである条件を持ちかけます。
「今からお前達4人に、赤か白どちらかの帽子を被せるから、
前を向いたまま誰か1人が自分の頭上の帽子の色を当てられたら、
ここから全員出してやろう。」というものです。
ただし、囚人達は壁の方を向いたまま顔を動かす事はできず、
話す事は正解を言う時の一回のみになります。
帽子は赤が二つ、白が二つで、この数は決まっています。
ところが、囚人達は見事にこの問題を当てて、釈放されました。
いったいどの囚人がどういう方法で
自分の頭上の帽子の色を当てる事が出来たのでしょうか?
囚人達の状況は以下の通りです。
真ん中には壁があり、窓などは一切ありませんが、
お互いの声は聞こえるものとします。
右の部屋の3人は図のように段差上にいます。
帽子のツバが向いている方向です。
答え) この問題は2つのパターンによって答が二つに分かれます。
その2つのパターンを例として以下のように分けました。
まずは4人の囚人をわかりやすいようにABCDに分けます。
そして、初めはBとCが同じ色だった場合を考えます。
例ではどちらも赤ですが、もし白であっても同じ事です。
この場合はみなさん誰しも考えたでしょうけど、
Aは顔を動かさなくても前の2人が見えてますので、
赤がすでに2人いるなら自分は当然白と答える事が出来ます。
しかし、BとCの色が違う以下のような場合はどうでしょう?
この場合では、Aは前の2人が見えていても、
自分の頭の上が赤か白かがハッキリとわからないので、
『全部で一回のみの発言』では答える事が出来ません。
では、他に色を比べる事の出来ない状況下で、
いったい誰が自分の頭の帽子の色を特定出来たのでしょうか?
まず、BとCの気持ちになって考えてください。
2人ともこの部屋の状況は知っているので、
普通なら上から自分達を見ているAが
答えてくれるだろうと考えるはずです。
ところがいつまで経ってもそのAは答えようとしません。
そこでBとCは考えるはずです。
「自分達2人の帽子の色が違うんじゃないだろうか!?」と。
そう思ってもCは前の壁しか見えていませんが、
Bは前のCの帽子の色だけは見えています。
つまりこの場合、BはCと違う色を答えればいいのです!
もし真ん中の2人が同じ色であればAが即答できますし、
そのAが黙っているという事はBとCの色が違うという事なので、
前の色がわかるBがその前と違う色を答えればいいのです!
ですからこの問題の場合お互いの声が聞こえる事が重要なのです。
問題は以上です!
みなさんなかなか苦戦したみたいですが、
楽しんでいただけましたでしょうか?
また機会があればこういう企画をやってみようと思いますので、
その時はさらに多くの正解者が出る事を祈っています☆