しつけ話〜ハウス〜


ハウスは、まずケージの中をチョコが好きになるようしつけ直しから
始めなければいけませんでした。
というのも、最初、不勉強だったチョコママは、
「ケージの中はひとりぼっちで閉じ込められるいやな場所」と
チョコに思わせてしまったのです。


しつけのために寝場所は別々にしよう、と夫婦で相談し、
寝るときは寝室から離れた居間にあるケージで、チョコは一人ぼっちでした。
「キャウンキャウンキャウ〜ン…キャウ〜〜ン…クゥ〜ン…」
チョコは寂しがって、2〜3日はすごい夜泣きをしました。

(こんなちっちゃいのに親から引き離されて、
 ペット屋さんに売られて、今度はうちに買われてきて、 
 知らない場所で一人ぼっちで寝かされて…。
 しつけのためとはいえ、こんなことに意味があるんやろうか…。)

そう思うと、涙がでてきました。
見に行こうとするチョコママを、チョコパパは
「今、甘やかしたら、泣き癖をつけてしまうよ。つらいけど我慢して」と止めました。
夜泣き癖がつくのは困るので、布団を被って我慢しました。
チョコの絶叫とチョコママのすすり泣きに挟まれながら、チョコパパは朝が早いので、がんばって眠りました。(-_-;)zzz

朝、ケージを開けると大慌てで出てくるチョコを、出かける前、もう一度ケージに入れるときは胸が痛みました。
大声で吠えたりしないチョコは、ク〜ンク〜ンと鳴きながらずっとチョコママの姿を目で追っていました。

こんな調子だから、チョコは最初すっかりケージ嫌いになってしまったのです。



話が横に反れましたが、ハウスをしつけるにあたって、
 ・ケージの中でエサをあげる
 ・ケージの中におやつを置き、自分から入っていったときにほめる
 ・でかける前、かわいそうと思ってかまいすぎない
 ・帰ってきても、オシッコさせて落ち着かせてからしか扉を開けない
 ・ケージの中は出入り自由であることを分からせる
 …というふうに、チョコとチョコママのしつけ直しから始めました(-_-;)

ケージを嫌がらなくなってきたので、「ハウス」の練習を始めました。
初めは、ハウスにおやつやおもちゃを置いて、チョコが自分で入るたびに
「ハウス」と声をかけます。
慣れてきたら、おやつを見せて、ケージを指差しながら「ハウス」と
号令をかけます。
入ったら「おすわり」させて持っていたおやつを与えます。
応用して、ワンちゃんベッドを指差しながら「ベッド」というと
ピョン、とベッドに入ったりもできます。(^^♪



上達すると、「おすわり」「ハウス」「待て」「伏せ」「おいで」「おすわり」
「お手」「待て」「よし」までが連続でできるほどになりました。


                     「伏せ」は次のコーナーで…(^^ゞ