NHKスタジオパーク「義経」の世界
2005年9月28日

 東京都渋谷区のNHKスタジオパーク(NHK放送局)では大河ドラマ「義経」放送にあわせてさまざまな展示やイベントが行われています。去る9月28日、私も日帰り強行軍であわただしく見学してまいりました。この日は奇しくも「義経」スタジオ収録クランクアップの前日。生タッキー義経の姿をおがめるのも残りわずかとあってドラマ撮影現場の見学窓にはものすごい人だかり。スタジオ内では義経と奥州藤原氏の面々や弁慶が深刻に話し合うシーンの撮影が続き、最終回前の緊迫した空気が窓越しに伝わってきます。しかし「カット!」の声がかかるたびタッキー義経はフニャッとくつろいだ笑顔になり、そのつど見学客から一斉に「カワイイ〜!」と歓声があがります。押すな押すなの大混雑にもかかわらずタッキー義経が笑えば見学客も皆笑顔。多くの人に愛されている「平成の義経」の輝きを、私もしかとこの目に焼き付けてまいりました。

NHKスタジオパーク(NHK放送局)
 JR渋谷駅からにぎやかな公園通りを歩くこと約10分、NHK放送局がみえてきます。平日ならゆっくり見られるかな…と思いきや入ってみたらば遠足や修学旅行の小中学生、また団体見学客でゴッタ返してます。そういや私もたしか中学校の修学旅行でここに来ました。でも当時は次のスケジュール「原宿で買い物」に心を奪われてたためほとんど何も憶えてません。何が「修学」旅行だか。今回こそはきっちりみっちり見学させてもらいます。


時代劇スタジオ「義経」スタジオセット・五条大橋の対決
 時代劇スタジオのエリアでは「義経」の名場面を再現したセットがみられます。まずは有名な「五条大橋の対決」!おぼろ月夜にいかつい僧兵と優美な稚児、狂い咲く桜…絵画的でファンタジックなあの名シーンがよみがえります。ドラマよりかはずいぶんコンパクトな橋ですが(あたりまえだ)。

時代劇スタジオ・牛若丸と鬼一法眼
 こちらは鞍馬時代の牛若丸&鬼一法眼(写真パネル)と仏像レプリカ。通りすがりの見学客らを「うわっびっくりした!」と飛びすさらせる圧倒的存在感の美輪様です。となりの神木牛若くんもタジタジのお顔。

時代劇スタジオ・小道具展示エリア
 静御前の白拍子装束など、ドラマで使われた衣装や小道具なども展示されています。この時は壇ノ浦合戦の陰の功労者(?)・金粉が置かれてました。展示品はその時によっていろいろ入れ替わるとのこと。ドラマの重要アイテム「牛若にラクガキされて宗盛に破られた屏風」もたまにここで見られるそうです。見たかったなあ〜。

時代劇スタジオ・タッキー義経と記念撮影
 麗しいタッキー義経パネルと並んで記念撮影もできる!牛若衣装(笛or被衣つき)か弁慶衣装(薙刀つき)、どちらかを着せてもらえます。小さい子用の衣装もちゃんとあるので家族全員でのコスプレも可能!

「義経」出演者サイン展示
 ドラマ収録の行われているスタジオ見学窓の近くには「義経」出演者のサイン色紙と写真が多数展示されています。タッキー義経と中井頼朝の色紙が並んでたのでパチリ。元気いっぱい無邪気なタッキー義経とクールで理知的な中井頼朝、対照的な両者の特徴がよく出てます。



レストランスタジオカフェ・「義経」特別メニューサンプル
 スタパ内のレストランでは今年限定で「義経」特別メニューが用意されています。上段が「義経御膳」、下段が「静御膳」、それぞれ一日30食限定。どこがどう“義経”あるいは“静”なんだろう…と推理しながらいただくのも一興。


オミヤゲ情報
「義経」オリジナル扇子(義経¥1890/静御前¥1680)
義経の扇子には兄への哀切な訴え「腰越状」の一節が、静のほうには義経への思いを込めた歌(吉野山 峯の白雪踏み分けて 入りにし人の跡ぞ恋しき)が綴られています。
「義経」出演者図書カード・テレホンカード各種
右からタッキー遮那王(水干姿)、タッキー義経(鎧兜姿)、マツケン弁慶、中井頼朝。ほかにも石原さとみ静、上戸うつぼ、ゴマキ能子、賀集維盛などがありました。若手アイドルばっかりね…。稲森常盤や佐藤兄弟のがあったらゼッタイ買うのに!むっさい義経郎党勢揃いとかでも迷わず買います。
どーもくんオリジナルマスコット(牛若/弁慶各\472)
NHKの人気キャラ・どーもくんも「義経」コスプレで登場。こりゃスゴイ。シュールですねえ。台紙デザインがまたキッチュでいいっすね。ブサカワイイ系キャラ好きの女子高生たちにバカ売れすることうけあい。
「義経」オリジナルキャラグッズ各種
(絵はがき各\126/キーホルダー\525)
NHKオリジナルの義経アニメキャラグッズ、地方のみやげ物屋さんではイヤってほど見かけるんですがスタパには意外に置いてない。こちらの商品も実は別のところで買ったもの。絵はがきにキーホルダー等いろんな種類が出ています。同じ絵柄だとはわかっていても「義経」ブームの象徴としてうれしくて、ついいろいろ買ってしまいます。
その他のNHKオリジナルグッズとしては「義経」ロゴ入りの竹笛や手拭い・きんちゃくなどがありました。そのほか「これ京都でみたことある」「たしか岩手で売ってた…」「これは下関で…」等いろんなデジャヴを呼び起こすご当地オリジナル土産も置いてます。商魂ガッチリです。

NHKスタジオパークホームページ

 スタパ内はほかにもニュース原稿を読める体験スタジオやアニメ声優気分が味わえるアフレコスタジオ、また立体ハイビジョン映像が大画面で楽しめるハイビジョンシアター、NHKの人気キャラと触れ合えるこどもひろばなど、アミューズメントスペースとしても充実しており、子供から大人まで一日たっぷり楽しめます。しかし「義経」関連展示&イベントは今年限り、あとわずか!「義経」ファンはいますぐスタパへGO!

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