2005年5月2日〜3日(えさし藤原の郷/平泉・春の藤原まつり) |
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源九郎義経は16歳ごろから22歳くらいまで、現代人に当てはめれば高校〜大学生の青春まっさかりの学生時代を奥州平泉(岩手県平泉町)で過ごしました。やがて坂東の兄頼朝のもとで就職(?)しますが活躍しすぎて失脚、失意のうちになつかしい平泉に戻ってきます。そんな「第二の故郷」であり「最期の地」でもある平泉は昔も今も義経にやさしい。彼にまつわる史跡や観光地も多くて見どころがいっぱいです。 本当はオフシーズンにじっくり史跡めぐりをと考えていたのですが、大河「義経」で東北は大フィーバー、そのうえ「平泉藤原まつり」のメインイベント“義経公東下り行列”の義経役にはタッキーこと滝沢秀明くんが!記念すべきこの空前の義経ブームをしかとこの目で確かめたくなり、急遽カッ飛んでまいりました。人混み大キライの私をもつき動かす義経さんの魅力は絶大です。というか単に私が筋金入りの義経バカなんですが。 |
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江刺市(えさし藤原の郷) | ||
歴史公園・えさし藤原の郷(政庁) |
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義経屋敷 大河「義経」放送に合わせて義経関連の建造物も増設されました。そのなかのひとつがここ「義経屋敷」。義経が京都で暮らした館を再現しています。当時の一般的な板葺屋根の武家屋敷です。 |
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義経館内部 義経屋敷内の「義経館」では、源平合戦の様子や義経の周辺人物についてパネルや人形などでわかりやすく解説されています。天井からは今まさに八艘飛び真っ最中の義経さんが! |
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義経館 内部・人物紹介 義経館のなかにズラリと並んだ義経・静・常盤・平清盛の人形。ビミョーに大河「義経」出演者に似ているのが笑えます。とくに清盛…!どうみても渡哲也。 |
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弁慶館 義経館のとなりには弁慶館が。薙刀、下駄などが置いてあり、自由に手に取り記念撮影できます。つねに背後から弁慶人形にニラまれてるのが気になりますが。しかも唐突に「その刀を置いてゆけい!」などと言い出すのでドッキリです。 |
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伽羅御所(きゃらのごしょ) 秀衡・義経の対面 藤原秀衡の居館・伽羅御所も広々とした美しい庭園つきでその姿を楽しめます。館内の寝殿には秀衡と義経の対面シーンが人形で再現されてます。こちらも大河キャラ似。思いっきり高橋英樹な秀衡さんです。 |
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安宅関(あたかのせき) 歌舞伎「勧進帳」等で有名な安宅関も再現されています。ニセ山伏に扮していた義経主従は通行を咎められますが、弁慶が「きさまが義経様に似ているばっかりに!」と義経をメッタ打ちにして疑いを晴らします。関所を通り抜けたあと、心ならずも主に暴力をふるってしまった弁慶はさめざめと泣いて謝り、義経はお前のおかげで助かったとねぎらいます。義経物語のなかでも屈指の名シーン! |
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義経持仏堂(よしつねじぶつどう) 園内の高台には、義経が泰衡勢に囲まれて自害した「義経持仏堂」があります。苦難の道のりの末辿りついた奥州にも彼らの居場所はなかったのです…。諦観の面持ちで静かに座す義経と、それを決死の形相で守る弁慶。「義経記」では彼らは死に際して来世での再会を誓い合いました。誰よりも強い絆で結ばれた義経主従、きっと次の世でもめぐり合い、今度こそみんなでいつまでも楽しく暮らしたはず。…そう思わなきゃとてもやってられません(涙)。 |
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平泉町(中尊寺など) | ||
弁慶の墓 |
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弁慶堂 中尊寺バス停から中尊寺本堂へと長い長い「月見坂」が続いています。その途中、杉木立のなかにひっそり建っているのが弁慶堂。義経と弁慶の木像がまつられています。ここでは義経と弁慶の顔が両面についためずらしい土鈴を買いました。(下のオミヤゲ情報コーナーで紹介) |
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中尊寺金色堂※写真は金色堂を守る覆堂(おおいどう) 月見坂参道を登りきると国宝・金色堂がみえてきます。壁や床まで惜しみなく金箔が押された、見ているだけでありがたいゴージャスなお堂。そのなかには奥州藤原氏三代、清衡・基衡・秀衡のミイラが今も静かに眠っています。 拝観時間(金色堂)・8:00〜17:00(冬季は8:30〜16:30) 拝観料(金色堂)・大人\800/高校生\500/中学生\300/小学生\200 |
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ゆめやかた奥州藤原歴史館 入り口(牛若丸) 中尊寺バス停近くには、奥州藤原氏の盛衰の名場面30シーンを107体のロウ人形で再現した展示館「ゆめやかた奥州藤原歴史館」があります。「前九年の役」から始まり、義経の平泉入り、壇ノ浦合戦、安宅関、そして弁慶の立往生、頼朝による奥州討伐まで、臨場感あふれる名シーンが楽しめます。残念ながら写真撮影禁止ですが、売店で写真つきの場面解説書が売ってます。 展示館入館料・大人\1050/中高生\730/小学生\520 営業時間・9:00〜17:00(冬季は10:00〜16:00) |
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伽羅御所(きゃらのごしょ)跡 義経を庇護した藤原秀衡の居館・伽羅御所があった場所は今は住宅地となり、路地の一角にその場所を示す標があるのみです。このほかにも秀衡が京の宇治平等院を模してつくった無量光院(むりょうこういん)、奥州藤原氏の政庁があった柳御所(やなぎのごしょ)など、いずれも標識が立てられているのみでその姿はなく、まさしく夢の跡といった感。しかし現在それらの威容は「えさし藤原の郷」で目にすることができます。 |
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高舘義経堂(たかだちぎけいどう) 平泉の地をゆったり流れる北上川を見おろす高台には義経の居館・高舘があったといわれ、義経は泰衡に攻められてここで郎党たちに守られながら自刃したと伝わります。お堂のなかには義経の木像がまつられており、参拝客を凛々しくもおだやかなお顔で迎えてくれます。また当時の兜や陣太鼓、義経の郎党鈴木重家・亀井重清の書状などを展示した宝物館もあります。 拝観時間・8:30〜17:00(冬季は〜16:30) 入山料・大人・高校生\200/小中学生\100 |
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義経堂への石段 義経堂周辺には桜の木が多数植えられ、お堂をやさしく包んでいます。最愛の恋人がそばにいてほしいだろうとの人々の思いが込められた「静桜」なる若木もありました。 |
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北上川(きたかみがわ) 高舘跡から眺める北上川の流れはまことに雄大で、対岸には夏の大文字送り火で有名な束稲山が望めます。 |
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芭蕉の句碑 江戸の俳聖・松尾芭蕉は大の義経ファンで、「奥の細道」の旅で平泉を訪れた際には高舘に登って義経主従の壮絶かつ美しい最期をしのび、この有名な句を残しました。 夏草や兵共が夢の跡 (なつくさや つわものどもが ゆめのあと) |
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毛越寺(もうつうじ) 毛越寺は中尊寺とともに嘉祥三年(850年)慈覚大師円仁が開いた寺院で、かつては堂塔40・僧坊500の規模を誇り、また大泉ガ池を中心とした優美な浄土庭園は名勝の誉れ高く、中尊寺とならぶ平泉の観光地として有名です。 また毛越寺の北側にある金鶏山(きんけいざん)は平泉の安寧を願う秀衡が雌雄一対の黄金の鶏を埋めたという伝説が残り、山の登り口付近には義経と運命をともにした正妻とその子の墓と伝わる五輪塔があります。 さて今回はこの毛越寺が「東下り行列」でタッキー義経を一番長く見られる絶好スポットということで朝早くから人々が群れをなし、場所取りのビニールシートが見る間に地面を埋め尽くしてゆきました。…スゴイ!あまりの人出に、帰りの電車を乗り逃がすことをおそれた私は行列通過地点の平泉駅前でスタンバっておくことにしました。 拝観時間・8:30〜17:00(冬季は〜16:30) 拝観料・大人\500/高校生\300/小中学生\100 |
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「春の藤原まつり」義経公東下り行列・出迎え行列 午前10時、義経を迎えにゆく行列が中尊寺から毛越寺に向け出発します。騎馬武者姿の秀衡の息子たち、壺装束の女人たちにお稚児さん…。多種多様な装束に身を包んだ人々が練り歩きます。写真は牛車にゆられる秀衡さん。このあと行列は毛越寺で待っている義経のもとにたどりつき、義経ねぎらいの場、舟遊びなどが再現されたのち、義経を加えてふたたび中尊寺へと向かいます。 |
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義経公東下り行列・平泉駅前に到着 毛越寺を出発した行列が平泉駅前にやってきた。撮ったどーっ!タッキー義経…に群がる人々を。見てください沿道を埋め尽くすこの人・人・人。例年よりはるかに多い28万人の人出、平泉町の人口の31倍だったそうです。 生タッキー義経は群がりさけぶ群集にも終始おだやかな笑みを浮かべ、やさしく手を振り続けてくれました。背筋をシャンと伸ばした姿勢はつねにきりりと美しく、大河の義経そのままの凛とした気品とカリスマ性に満ち、彼の周りだけ空気がちがってみえました。平成のスーパーアイドル滝沢くんが平安のアイドルヒーロー義経を演じてくれている幸せを、いち義経ファンとしてしみじみかみしめたのでありました。 |
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義経公東下り行列・源義経公の馬 上の写真だけじゃあんまりなのでせめてタッキー義経の乗ってたお馬さんの写真をば(意味ねー)。どっしり太い足が頼もしい大きなお馬さんですが、この空前の人出にはさすがに興奮気味でした。それでも滝沢くんは臆することなく義経さながらの落ち着きでお馬さんをなだめていたもよう。さすが!滝沢くんもお馬さんも行列に参加した皆様も、本当におつかれさま&感動をありがとうございました。 |
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顔出しパネル各種 いちいち全部出してられるか(顔を)!と言いたくなるくらい各地で多数発見しました。 圧倒的に義経&弁慶のツーショットが多かった。静ももっとがんばれ!(どうがんばれというのだ) |
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JR水沢江刺駅 ※一関駅にもあり |
えさし藤原の郷 五条大橋の対決 |
JR一関駅 観光案内所の主従 |
中尊寺弁慶堂 仁王立ち弁慶 |
花巻空港 義経&静 |
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平泉町周辺↓ |
平泉町ホームページ 中尊寺ホームページ 毛越寺ホームページ 歴史公園・えさし藤原の郷 |