簡単整備マニュアル



フロントハブボルト交換

ナットが1個だけ噛み込んでしまいました。
昨年交換したばかりなんだけどねぇ。

てな訳で今回はハブボルト交換を行います。

まずは噛み込んだナットの取外しから。ボルトをへし折るつもりで外します(笑)

どうしても外すのがムリな場合は、整備工場に駆け込むしかありません。

写真右上が痛めたボルトです。先っぽが完全に削れてますね。
右下のボルトも一部ねじ山が欠けていたので、こちらも交換します。
ブレーキキャリパーとローターを外し、該当ボルトをハンマーで叩けば外れます。
キャリパーの取外しは以前行っておりますので、今回は割愛。
K12はローターがハブに固定されていないんでラクです(笑)

通常はキャリパー、ローターを外しますが、そのままでも交換は可能かも。
ただしハブボルトを叩くときにローターを叩かないように注意。
本来はハブの台座(正式名称がわかりません)も外すそうですが、今回はこのまま行います。(台座の裏からハンマーでハブボルトを打ち込んだ方が早いらしいです)

台座のボルト穴に溝がありますので、ハブボルトの根元の溝をそれに合わせて差し込んでから貫通ナットでねじ込んで行きます。
ハブボルトを真っ直ぐネジ込むために、ボルト径より大きいナットを台にします。
(ワッシャを重ねても可)

ちなみにこの方法は某所のパクリです(笑)
「ハブボルト交換」で検索すればスグ見つかるハズです。

通常はインパクトレンチを使用しますが、私はビンボなのでラチェットレンチでねじ込みました。少しねじ込んでは戻す、を繰り返して、ボルトのねじ山を舐めないように注意しましょう。
あと油で潤滑しながらねじ込んだ方がいいです。
私はCRC556を使用。機械油だと、後で拭き取るのがメンドウそうだったので。

当然このままだとハブが回転しますので、残りのボルトに棒などを引っ掛けるなどしてハブが回らないように固定してください。
上2本が新しいハブボルト。
あとはローター、キャリパーを戻せばおしまい。

意外と簡単でしょ?

完全にハブボルトをねじ込む前に、1度ホイールを取り付けて、ボルトが真っ直ぐになっているか確認してください。

ハブボルトが台座に対して直角に差し込まれるように注意さえすれば、難易度は
意外と高くないかもしれません。

K12はリアブレーキがドラムなんで、むしろリアのハブボルトの方が難易度が高いかも・・・

なお、K12はフロントとリアのハブボルトの長さが違いますので、注文の際は気をつけてください。

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