オイル交換における出力変化に関する考察

K12系に搭載されているCR系エンジンの推奨オイルは0W-20なのであるが、実は今までこの粘度のオイルを使用したことが無い(^^;
そこで今回はメーカー指定の粘度のオイルを使用して、どの程度の変化があるか検証してみようと思う。

現在使用しているオイルはカストロールのXF-08(5W-40)というオイル。たまたま4L缶で1980円という激安品を見つけたので使用していたのだが、粘度が硬めなのか、吹け上がりが今一つのような気がする。
そこで今回はBPのmini Cute(0W-20)を使用して変化を見てみよう。

「A」のグラフがminiCuteのグラフ。「B」はXF-08使用時のグラフとなります。

サンプル数が少ないので、この結果だけで断じることはできませんが、若干の変化はあるのかな?といった感じでしょうか。
双方のタイム差は0.12秒。誤差の範囲内と言えなくも無いが、一応miniCuteの方がタイムは向上している。
5千回転以上でminiCuteの数値が良いのは予想通りとして、3千回転以下でXF-08の方の数値が若干良いというのは興味深い。
(たまたまなのか、それとも油圧と関係があるのか?)
肝心の油圧は下の画像の通り。

左がXF-08、右がminiCute。どちらも計測終了時の値です。


やはり低粘度オイルの方が油圧は低くなるようです。
とはいえXF-08は6月に投入。今年の酷暑の中を約4500kmほど走行してまだこの油圧を保っているのは流石とも言えます。
XF-08使用時はエンジン出力が安定していたという印象が強く残っていますので、どちらが良いかと言われるとなかなか難しい所ではありますね。
燃費も考えれば低フリクションのminiCuteという事になりますが、どのような条件下でも安定した出力が出せるのか?となるともう少し検証が必要ですね。

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