足回りの仕様変更に関する考察<その1>


現在装着しているオーリンズ車高長もすでに5シーズンが経過したのでOHのついでに仕様変更を予定。 マッチングを見るためテキトーなスプリングを購入。


フロントはテインのテーパースプリング、自由長200ミリ7kg

車高調アダプターはテキトーな中古品をヤフオクで購入して流用。
テキトーに購入してしまったので、取り付けたらこんな事に(笑)



これでは走れないので加工を施したが、シートロックナットがアダプターの台座を兼ねる状態になってしまったので車高調整が出来ない。
仕方が無いのでスプリングをカットして車高を調整。



付属のスプリングはレートが5キロだったので、新たにスプリングを購入。
クラフトの直巻スプリング自由長200ミリ8kg



とりあえずコイツをカットして車高を合わせてみました。
理屈の上ではスプリングの全長が変化するとバネ定数が変化する。試しに計算してみたら、現状の全長だと9.9kgという事になるのだが・・・

まぁ、あまり気にしない方向で(笑)

とりあえずコレでリンクを走ってみたが、最終コーナー後半でアクセルを踏み込むとフロントが跳ねてしまってタイヤが浮いてしまう。
こういう症状を『チャタリング』と言うらしい。
「らしい」と書いたのは、自動車ではほとんど使われてないからで、検索してみるとバイクでの記述がぽつぽつと出てくる。
チャタリングと言うとLSDのそれを思い出してしまうが、こういう言い方もするのね。
原因としては、バネレートを上げると相対的に1G状態でのバネのたわみ量が少なくなります。逆に言えば伸び側のストロークが短くなります。
縮んでいる量が少ないんですから、いわゆるリバンプ側ではスグにバネが伸びきってしまいます。
バネが伸びきってしまえばダンパーのストローク量に余裕があったとしても、それ以上伸びることは出来なくなります。
こうなると余った力は車体を押し上げて、極端に言えばタイヤが地面に接地出来なくなる訳ですね。
まぁ、伸び側の減衰力及びストローク不足というのもあるようですが。

要するにバネのストローク長とダンパーのストローク長が合っていない訳です。
辻褄を合わせてやるためには、バネの全長を変えてバネの動きをダンパーのストローク内に収めてやらないといけません。

ダンパーはつるしの状態だから仕方ないとはいえ、これではタイムが伸びない。
減衰力不足はOHの時に仕様変更をしてやらないといけませんな。



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