マーチ12SRの足回りに関する考察

さて今回後期用の足回りを移植しましたので、前期との違いなど少々書いてみます。
後期用SRではリアサスペンションビームにノート用のものが使用されているのは有名な話ですが、フロントスタビライザーも地味に変更を受けております。

まずリアビームに取り付けられているスタビライザーの太さについては

K12標準     23_
前期12SR    23_
後期12SR    24.6_
ノート、ティーダ  24.6_


そしてフロントスタビライザーの太さは

K12標準    18_
前期12SR   20_
後期12SR   22_
ノート、ティーダ 22_


(K12の1.5L車に関して確認を取った所、スタビライザーは標準車と同一でした。)

このようになっております。(前、後期SR用は実測値。ノート、ティーダ、K12標準に関しては雑誌やネットなどで調べた値です)
サイズで見る限りフロントスタビもノートからの流用ではないかと思うのですがどうでしょう?
ただ後期用もノートとは品番が違うらしいので、もしかしたら専用品なんでしょうかね?
前期SRのフロントスタビはホントに専用品だったんですねぇ。これはビックリ。

この数値から推測すると、前期の足回りはフロントスタビこそ強化しているが、基本的にスプリングの固さでロールを抑えようとしていたのではないのか?
そして中期の開発の際はフロント、リア共にスタビの強化を行ったため、スタビライザーである程度ロールを抑えられるので若干スプリングレートを下げ前期に比べしなやかな足回りが実現出来たのではなかろうか?

なお価格に関しましては

フロントスタビライザー   11340円
リアサスペンションビーム 34860円
(前、後期同じ。工賃は別途)

結構リーズナブルな値段ですねぇ(笑)
リアビームは流石に大掛かりになっちゃいますけど、後期用フロントスタビならK12の標準車両や前期12SRには恰好のチューニングパーツになりますね。

おひとついかが?(笑)

TOPへもどる