CR系エンジンの吸気温度と剥き出しタイプのエアクリの関係

まずこの図を見ていただきたい。

これは5月に停車中の吸気温度の変化を調べた時のものですが、外気温25℃で15分程度エンジンを掛けたまま駐車していた時、吸気温度は69℃まで上昇。50℃台まで下がるのに5分強の走行時間が必要だった。
CR系エンジンはご存知のようにエンジン上部にエアクリーナーBOXが載っているためエンジンからの熱の影響を受けやすいのではないか?との疑問からこの実験を行ってみた。
結果から言いますと、特別他社エンジンより吸気温度の上昇が早いというわけでは無さそう。(あたりまえか)
ただしエアクリBOXが他のエンジンと比べ大き目であるために、一旦BOX内の温度が上昇してしまうと、温度が下がるのに少々時間が掛かるようである。

これが剥き出しタイプのエアクリを装着していた場合どうなるか?
剥き出しタイプの方が実は温度の上下する時間がノーマルと比べて短いのである。
まぁ、それなりの効果はある訳ですね。
問題は温度上昇の方。上の実験ではエンジンを掛けたままで行ったが、エンジンを止めていてもエンジンルーム内の熱のせいで多少は吸気温度が上がってします。例えば夏場だとエンジンを切って5分程度車を止めていただけで、再始動したときの吸気温度は60℃を軽く超えてしまう。エンジンルーム内の熱気を直接吸い込んでしまう剥き出しタイプの場合実際の吸気温度はどうなってしまうのか・・・結果が怖くて実験する気にもなりません(- -;

剥き出しタイプのエアクリを装着している方で、外気の導入を積極的に行おうと試行錯誤している方は最近多いようですが、殆どは走行中に関してしか考慮されていないようで。
もう少し停車中の吸気温度やエンジンルーム内の温度にも気を使っても良いのではないかなぁ・・・と個人的には思うんですけどねぇ。

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