日記

日々の出来事、感じたことなどを、気の向いたときに書き連ねたいと思います。

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2007年4月1日
今日から新年度です。気分を新たに、このページも前よりはマメに書き込もうとは思っていますが、どうなることでしょうか。
今日から私の職名、助教授が准教授に変わります。といっても業務内容は別に変わらないのですが。何となくしっくりこない響きと字ですね。

2007年3月
半年近くも更新せず、放置しておりました。
去年の10月に全日本吹奏楽コンクールの全国大会も終わり、私の課題曲の役割も終了しました。去年はこの曲のお陰で、このホームページをご覧になる方も一挙に増え、また思いがけないメールなども頂きました。コンクールが終わるとアクセス数も途端に少なくなり、コンクールの影響力のすごさを認識しています。
別に訪れる方が減ったから更新を怠けたわけでも有りません。もともとマメに持続するのが苦手なようですね。

それではこれまでに有ったことなど。

去年の11、12月は、10月の記事に書いたとおり、オーケストラ・プロジェクトの決算報告、助成団体への報告書と、来年のオーケストラ・プロジェクトの助成申請作成で忙しくしていました。それと並行して、本業の作曲では、須川展也君から依頼のサクソフォーン・オーケストラ曲を作曲、12月中旬に無事に完成しました。

年が明けて1月はオーケストラ・プロジェクトの助成申請作成がまだ続いていました。2月は大学で一番忙しい時期です。後期成績提出、入試準備、大学院論文審査など、年度末へ向けていろいろと仕事が増えていきます。大学の業務で忙しいこともあり、オーケストラ曲のスケッチも早く進めようと考えていましたが、なかなか進みません。
18日には芸大のsaxophone dayで、須川君委嘱のサクソフォーン・オーケストラ曲「3 Movements for Saxophone orchestra」が初演されました。芸大サクソフォーン科の学生総動員という素晴らしいもので、さすが芸大生、大変熱心に取り組んで頂きとても良い演奏でした。指揮は須川君がしたのですが、これもなかなかのものでした。練習にも立ち会いましたが、そこでの指導ぶりも適確でさすがといった感じです。この曲はサクソフォーン・オーケストラですが、8パートに分かれており8重奏の形でも演奏可能なので、近いうちに8重奏として出版する計画を立てています。そうなればアンサンブル・コンテストや演奏会でも使えるレパートリーになるのではと期待しています。

3月は入試などの大学業務が続いています。オーケストラ曲の構想はなかなかまとまりませんが、中断して東京学芸大学混声合唱団OBの委嘱による合唱曲を作曲しました。これは星野富弘さんの詩による無伴奏混声四部合唱の曲です。12月頃に初演予定です。これは完全に調性でできていますが、無調的なオーケストラ曲の作曲の合間に調性曲を作曲することは、変化があって決して悪いことではないように感じています。自分としてはどちらのタイプの作曲も、それぞれの面白さがあり好きです。ちなみに「3 Movements for Saxophone orchestra」は、調性と無調の部分が両方混在しているようなスタイルでした。

3月24日には日本現代音楽協会主催の「吹楽」がサントリーホールで有りましたが、その実行委員になっていたため準備段階から関わっており、当日もリハーサルからずっと立ち会っていました。なかなかの盛況で、吹奏楽の人気を改めて実感することが出来ました。

2006年10月
久しぶりの更新です。もう最近は日記では無く、完全に月例報告といった感じですね。
というわけで10月にあったことなど。

10月は祭りのような1ヶ月でした。上旬はオーケストラ・プロジェクトの練習、招待者への招待状送付などオーケストラ・プロジェクト関係で忙しくしていました。12日に本番でしたが、観客も予想以上の入りで良かったです。もちろんサクソフォーンの須川くんも素晴らしい演奏をしてくれました。

13日は梶が谷女声コーラスの定期演奏会で「すすきとお日さま」が演奏されるので聴いてきました。歌曲版を初演してくれた横山和彦先生が指揮をしたのですが、金子みすずの詩による歌曲集第2集も独唱していただき、しかもその時の舞台上には、詩にちなんだ絵や装飾が施されるといった手の込んだ演出でとても楽しめました。しかも「このみち」はアンコールでも歌って頂き、その時には会場のお客様も口ずさみ出すなどとても感動的な雰囲気に包まれました。編成や作風の異なる自作品をたまたま2夜続けて聴くことになったわけですが、なかなか楽しい体験でした。

中旬から大学の後期授業も始まり、本来のサイクルに。だけどイベントは続きます。
待望の全日本吹奏楽コンクール全国大会中学の部が21日に、高校の部が22日にあり、両日とも普門館に聴きに行ってきました。期待以上に多くの学校が演奏してくれて嬉しい限りです。自分の曲を違う演奏で続けて聴けるなどということは、めったにない経験です。さすがに全国大会だけ有って、どの演奏も素晴らしく、仮に作曲者の立場として採点を求められたとしたら大変悩むのではと思います。ある学校は前半の表現は好きだが、中間部はこちらの学校の方が好きということも有りますし、評価するのは難しいです。いずれにしても総じて満足のいく演奏ばかりで、とても楽しめました。

28日は全日本吹奏楽コンクールの大学の部なのですが、全日本合唱コンクール高校の部の日でもあります。やはりどうしても土・日が都合がよいことから重なってしまったのでしょうが、同じ朝日新聞社主催なのにという気もします。
私としては全日本吹奏楽コンクールも聴きたかったのですが、中学・高校の部でたくさん課題曲を聴けたので、今回は全日本合唱コンクールの方に行くことにしました。私の課題曲は2校だけでしたが、やはり全国レベルだけあって良い演奏をしてくれ満足しました。29日は出来れば全日本吹奏楽コンクール一般・職場の部を聴きたかったのですが、残念ながら大学院の入試が重なり行くことは出来ませんでした。きっと、どれも良い演奏だったことでしょう。

そのような訳で、今月はオーケストラ、吹奏楽、合唱、歌曲といった自作品を、短期間の間に続けて聴くという経験が出来た訳ですが、それぞれスタイルが異なるので、全て自分が書いたのだと思うと不思議な気分になりました。いずれにしても作曲家としてはとても嬉しい一ヶ月でしたね。過ぎると何か本当に祭りが終わってしまったという気分です。

それ以降はオーケストラ・プロジェクトの決算報告、助成団体への報告書と、来年のオーケストラ・プロジェクトにも参加するので、来年に向けた助成申請を提出しなければならず、それらの書類作成で大変です。いきなり作曲家から事務職にでもなった気分です。
これを早く済ませて、また作曲家に戻らなくては。

次の予定としては、今回のオーケストラ・プロジェクトがきっかけで、須川君からサクソフォーン・オーケストラの曲を依頼されたので、年末にかけて作曲する予定でいます。
その曲は来年2月に芸大のサクソフォーン専攻学生によって初演される予定です。詳細はまた後ほど。

2006年9月
またまた更新が滞ってしまいました。8月から9月頭にかけて10月のオーケストラ・プロジェクトのための新作を作曲しており、大変忙しかったためです。8月はその作曲以外はほとんど何もなく、ただひたすら家にこもって食事と睡眠以外は作曲に没頭していました。作曲終了後もパート譜を自分で作成することにしたので、結構大変な作業が続きました。その様なわけで忙しい日が続きましたが、9月20日にパート譜作成も完了、やっと一段落したところです。

その夏休みの間に、吹奏楽コンクールの地区大会も次々と終了し、全国大会進出の団体も決まっていきました。全国大会では予想以上に多くの学校、団体が私の課題曲を演奏してくれるようで嬉しい限りです。埼玉県大会や東関東、東京の地区大会のお誘いもあって私自身も聴きに行きたかったのですが、何しろ作曲が終わらずパニックしていましたから行くことが出来ず残念でした。全国大会は高校・中学の部は聴きに行けそうです。いろいろな団体の聴き比べが出来る訳で、今からどのような表現に出会えるのか楽しみです。

話が戻ってオーケストラ・プロジェクトのことですが、お知らせのコーナーに割引販売のお知らせを載せましたので、そちらもご覧下さい。曲の出来不出来については、今まさに出来たばっかりで嬉しさの方が勝っているので、今ひとつ自己評価できません。いずれにしても須川君が素晴らしい演奏をしてくれることと思いますので、興味のある方は是非お出で下さい。

2006年7月
久しぶりの日記更新です。6月をとばしていきなり7月です。
6月は大学やカルチャーセンターの授業を普通通りにこなしていましたが、それ以外は特に大きな行事、事件も
無く淡々とすぎていました。

7月13日に東京音楽大学ウインドオーケストラの定期演奏会にて「架空の伝説のための前奏曲」を演奏してくれるとのことで、東京芸術劇場に聴きに行きました。なかなか個性的な解釈で面白く聴けました。

7月16日は東京学芸大学で吹奏楽・合唱両方の朝日作曲賞受賞曲のレクチャーコンサートが有り、解説をしました。どちらも大学の在学生、卒業生を中心としたメンバーで、吹奏楽は前日一回のみの合わせだったようですが良くまとまった演奏で、うちの大学もなかなかやるものだと感心させられました。

7月22日には、お知らせにも書いたとおり、宮城第三女子高等学校で新作「駿河茶摘みファンタジー」と「金子みすずの詩による合唱曲集第2集」が初演されるので仙台に行きました。とてもよくまとまっており安心しました。「駿河茶摘みファンタジー」はNHK全国学校音楽コンクールの自由曲として歌って頂けることになっています。これからコンクールまで、更にみがきがかかることでしょう。とても楽しみです。

7月28日から30日までの3日間、静岡県中部地区吹奏楽コンクールの審査員をしてきました。
吹奏楽コンクールの審査員は初めての経験です。今回、課題曲を作曲したことがきっかけで審査員をやることになった訳です。最初の2日は自由曲のみのB部門、最終日は課題曲と自由曲で審査されるA部門で、私の曲は3団体が取り上げてくれました。難しい曲なのでやはり中学の部では取り上げられる割合は少ないようですね。
出来ればもっと多くの学校で聴きたかったのですが、他の課題曲の聴きくらべや多様な自由曲に結構楽しませて頂き、また良い勉強にもなったと思います。
何よりも、久しぶりに吹奏楽コンクールの活気有る現場に立ち会うことが出来、また自分の中学、高校の頃も思い出され嬉しい気分になりました。
また機会が有れば審査員をしてみたいですね。

以上のように7月は結構いろいろイベントが有りましたが、8月は作曲に集中する予定ですので、また日記が滞る予感がしています。

2006年5月
「架空の伝説のための前奏曲」についての特設コーナーをアップしました。作り出したら結構な量になってしまい、そちらの方でエネルギーを使ってしまった結果、ますます日記の更新の方は後回しになってしまいました。もっとも、実際に大学の方も5月、6月は一年の中で一番行事も少なく、平凡に淡々と過ぎていく時期で、特に話題になることも少ない時期ですね。

「架空の伝説のための前奏曲」は今月も多くの団体の演奏会で取り上げられているようで嬉しい限りです。

前にも触れた新作合唱曲や管弦楽曲のことですが、もう時期が近づいていますので、そろそろ公表しても良いでしょう。
「お知らせ」にも書きましたが、合唱はコンクールで全国大会常連の宮城第三女子高等学校からの委嘱作品と金子みすずの詩による歌曲集第2集の合唱版初演です。委嘱作品は当初、ある民謡を引用した日本的なテイストの曲をとの依頼だったのですが、著作権問題が絡み引用を断念、結局完全なオリジナルにすることになりました。そのために一度出来上がっていた曲を書き直すことになってしまいましたが、引用した場合は私のオリジナル部分が7割りもあるのに作曲では無く編曲扱いになるとのこと、結果的に引用を断念したことで完全な作曲作品と認められることになった訳で、かえって良かったかも知れません。
しかし著作権の問題がこれほど大変なことだとは。いろいろと苦労しましたが勉強になりました。
この曲は7月22日の定期演奏会で取り上げられる他に、NHK学校音楽コンクールの自由曲として歌って頂けることになっています。

管弦楽曲はサクソフォーン協奏曲で、独奏は芸大同期の須川展也君です。サクソフォーン協奏曲にしようと考えたのも、課題曲の模範演奏録音で久しぶりに須川君と再会できたことがきっかけです。
曲はまだ完成しておらず、現在作曲中です。完成は8月中旬を目標にしています。いったいどういう曲になるのでしょうか。

オーケストラ・プロジェクトは来年も出品することになりました。

2006年4月
3月から4月前半は、作曲に集中していました。大学も後期入試が終わると特に主だった行事もなく2005年度も終了。4月に入ると新入生オリエンテーションが有り、いよいよ新しい年度の始まりです。

今月は4月21日にミューザ川崎で、東京佼成ウインドオーケストラ定期演奏会、29日には洗足学園大学で課題曲講習会、30日には春日部共栄高等学校の吹奏楽部定期演奏会に行き、「架空の伝説のための前奏曲」を聴いてきました。

2006年3月3日
また、このところ日記の更新をさぼっています。前回からこれまでの出来事を簡単にまとめてみます。

2月は結構大学の仕事で忙しい時期です。前半は授業の締めくくりと成績提出、それが一段落すると前期入試の準備です。2月26日に前期入試が無事終了し、やっと大学関連の仕事が一段落しました。毎年2月はあっという間にすぎてしまいますね。
大学の仕事の合間に作曲の方もやらなければいけなかったのですが、2月上旬より鼻カゼをこじらせたか副鼻腔炎の症状になってしまいました。こうなると頭がぼうっとして集中力も全然なくなってしまいます。蓄膿症にでもなったら困るので病院に行って薬をもらい、入試が終わる頃には症状も落ち着きました。

2月下旬からはスケジュール、体調ともにやっと作曲に取り組める状況に成りました。今はオーケストラ・プロジェクトのための曲と、もう一曲平行して作曲を進めています。
集中しだすと家からほとんど出ず、一日の多くの時間を部屋にこもっている状況なので、特に変わったことも起こらず、日記ネタも無くますます更新停滞です。きっと3月も同じような状況が続くでしょう。

裏プロフィールにも載せている我が家の子猫ミューは、今も恐ろしい勢いで家中を走り回っています。そろそろ生後6ヶ月ですが、成長のスピードには驚くばかりです。

2006年2月12日
仙台にある宮城第三女子高等学校のコンサートで、私の「すすきとお日さま」が演奏されることになったので、聴いてきました。仙台はプロフィールに有るとおり、私の生まれ育った所です。最近はなかなか帰る機会が無く、実に7、8年ぶりなのではないかと思います。
ずいぶん駅前の感じも変わりましたが、反面、私の高校時代と変わらないものもまだ残っており、それを見るとタイムスリップしたような不思議な感覚に陥りました。「ああ、あの本屋には高校時代に良くよったものだ。」でも、それって30年も前のこと。そこで前回の日記と同じ感想。

時間が経つのは早いものです。

さて、このコンサートはもう29回を数える伝統的な行事のようですが、何と大変珍しい音楽部と体操部のジョイント・コンサートなのです。体操は新体操なのですが、生で見るのは初めて。合唱もさすがに素晴らしく、初めは合唱と新体操のジョイントということで不思議に思っていましたが、実に楽しいコンサートでした。私の曲も100人ほどの大人数で歌ってくれて、とても見事なものでした。

高校生の若いエネルギーに感動をした一日でした。

2006年2月4日
今日は西関東バンドクリニック2006を聴きに行きました。課題曲1から4までを春日部共栄高校の吹奏楽部が演奏したのですが、春日部共栄の顧問の先生と知り合いだった関係でお誘いを受けました。
ところが何と、開始が5時からとの予定だったので、その前にトイレに行ったりロビーをうろうろしていたら、いつの間にか始まってしまっており、気づいたときには自分の曲が半分を過ぎたあたり。残りもドア越しに聴くということになってしまいました。開始のアナウンスぐらいして欲しかったですね。

というわけで、何のために行ったのかという話しなのですが、その後の森田一浩さんと、飛び入り参加の作曲家後藤洋さんの感想や解説はとても的確で、大変興味深く聞きました。それを聞けたから良しとしましょう。

後藤洋さんとは以前に数回お会いしたことが有りますが、それも20年ほど前のこと。実に久しぶりです。後藤さんは私が高校生の時、彼の作品「即興曲」が史上(その当時で)最年少で課題曲に選ばれたことで有名になり、私も感心した思い出があります。

時間が経つのは早いものです。

2006年2月2日
このところも大学関係の仕事が中心です。大学で新しいカリキュラムを作ろうとしているのですが、その委員になっており、第一段階の作業が1月末締切だったのでその仕事がメインでした。他にも2月1日に大学院論文審査があり、今年は4本の論文を読んで審査をすることになりました。

こんな状況なので、作曲になかなか集中できませんが、前述の合唱曲は何とか完成しました。合唱コンクールの自由曲となるため、これから半年以上じっくりと取り組んでくれ、練習過程で実際の音を聴いて不満があれば手直しする機会も十分有るようなので、作曲者としては有り難いことです。

2月1日には大学の作曲専攻学生の自主的な作品発表会が有り聴いてきました。学生の作品なので技術的には色々と言いたいことは有るのですが、若々しく純粋な音楽への気持ちが感じられる曲が多く好感を持ちました。
そして、ふと自分が彼らくらいの年齢の時には、音楽や人生についてどう考えていたんだっけと考えてしまいました。
いくつになっても初心の気持ちを持てればと思いました。

2006年1月25日
また大学関係の行事。今日は東京学芸大学音楽学科の卒業演奏会があり、作曲専攻の卒業作品が演奏され、私の指導学生も数名出品しました。
驚いたのは私の指導学生に駒澤大学吹奏楽部の出身者がいて、卒業作品は吹奏楽のオリジナルだったのですが、演奏者として後輩である駒澤大学吹奏楽部の人たちを引き連れてきたことです。ホールの入り口に駒澤大学吹奏楽部の方々が整然と整列し、不動だにしない様子を見てびっくりしてしまいました。とても規律がよい感じですね。よく吹奏楽部は文化部の中の体育会系という話しを聞きますが、舞台の準備や後かたづけの見事さ、ステージマナーの良さなど、確かに見事な団体スポーツを見ているような爽快感すら感じてしまいました。

駒澤大学吹奏楽部の皆さま、お疲れ様でした。

この時期から2月、3月と、大学では最も忙しい時期です。大学院の論文審査、学部の成績処理、学部入試などなど。
なかなか作曲に集中できません。それでも何とか合唱曲(1月8日のところで書いた曲)が、もうすぐ完成しそうです。

2006年1月22日
本日はセンター試験の2日目。
東京学芸大学の常勤なので、10年前から毎年センター試験の監督をやらされています。昨年までは2日両方だったのですが、今年からは1日でよいことになりました。私は幸い2日目の担当です。
幸いと言ったのは、1日目はヒアリングテストの初めての導入が有ったり雪が降ったりと、2日目より大変そうでしたからね。いずれにしても一字一句変えずに読まされる受験生への指示内容、数秒のずれも許されない時間管理など、緊張することは2日目も同じこと。まあ重大なミスが無く終了して良かったです。

受験生の皆さま、お疲れ様でした。

2006年1月15日
今日は、課題曲の全曲演奏をするとのことで洗足学園大学の特別演奏会を聴きにミューザ川崎に行ってきました。課題曲2と3の作曲者、堀内俊男さん、木下牧子さんもいらっしゃっていました。堀内さんとは今回初めてお目にかかりました。

現代音楽の世界だと最初で最後の初演というケースも多いので、前回の尚美に続いて一ヶ月の間に2回も聴けるのは嬉しい限りです。続けて聴いて感じるのは、本当に表現の方法はいろいろだなということです。尚美の演奏と比べてどちらが良かったとは簡単には言えません。或る部分は尚美の方が気に入ったし、或る部分は洗足の方が上手くいってたし。テンポ設定や表現の仕方もいろいろですね。
音楽は再現芸術なので、その時の演奏者、指揮者が変わればかなり違ったものになります。同じメンバーでも違う日に演奏すると変わってしまうことでしょう。その上、演奏会場が違えば音響効果にも影響を受けます。作曲者としては毎回異なる表現に出会えることは大変興味深いことです。

これからも色々な表現に出会えることが楽しみです。

2006年1月8日
おそまきながら、新年明けましておめでとうございます。

年明けは三が日も何ということなく過ぎ、5日には年明け早々熱を出して寝込んでしまいました。まあこれでこの残りの一年、もう寝込むことはないと前向きに考えることにしましょう。

今年は10月のオーケストラ・プロジェクトで新作のオーケストラ曲が初演されます。まだ本格的に作曲に入っていませんが構想は立っています。スタイルは協奏曲になる予定でソリストもすでに決まりました。ソリストはかなり有名な人物ですが、今はまだ秘密で公表はもう少し後にしたいと思っています。

現在は某合唱団の委嘱を受けて、コンクール自由曲用の合唱曲を作曲中です。これまたどこの合唱団なのか秘密にして申し訳ありませんが、いろいろ微妙な問題もあるので公表には時期を選ばないとという感じです。そのような訳で名前はまだ出せませんが、全国大会レベルの有名な団体です。

他にも室内楽曲や上記のとは別の合唱曲などを構想中です。年の後半になれば、また別の計画も入ってくるかも知れません。

という訳で、今年は去年以上に忙しくなる予感が。
なにしろ吹奏楽と合唱の両方の課題曲になっていることは大きいです。いろいろ今までに無い体験や出会いも有りそうで楽しみです。すでに雑誌掲載用の原稿執筆依頼があり、慣れない文章を書いています。

吹奏楽の方はすでに演奏会で取り上げられ始めました。
昨日7日には「第2回 SHOBI合同ウインドコンサート」で課題曲が演奏されたので聴きに行ってきました。生演奏で聴くのは佼成の参考音源録音以来です。楽譜が発売されてから間もないし、年末年始もはさんで練習は大変だったと思いますが、とても良い演奏をしていただけました。
予定では天野正道さんが解説をするとのことで楽しみにしていたのですが、インフルエンザでお休みとのことで残念でした。代わりに作曲家の高橋伸哉先生が解説をされましたが、何と私の曲の時には、私が来場していることを指揮の佐藤正人先生がご存じだったので、舞台に呼び出され自分で解説することになってしまいました。事前にお話しも打ち合わせも無かったので驚いてしまいました。
私としては高橋伸哉先生がどのような解説をされるか聞きたかったのですが。

いずれにしても自分の作品を生で聴けるのは、作曲者として最も嬉しいことです。演奏もその度に違った表現や結果をもたらし、毎回新しい発見が有るのも音楽の面白いところですね。

今後も都合の付く演奏会には出来る限り足を運びたいと思っています。

2005年12月26日
今日は私の作品、金子みすゞの詩による合唱曲集(出版名 女声合唱のための「すすきとお日さま」)が東京家政大学フラウエンコールの定期演奏会で演奏(改訂初演)されたので聴きに行ってきました。初演の時から更に練習を重ねてくれたので、曲への理解や思い入れも深まっているようで、とても良い演奏でした。学生指揮の坂本千明さんも大変良くやってくれました。今日は残念なことに、指揮の鈴木成夫先生が体調不良でお休みになったので、坂本さんは鈴木先生の分も頑張って指揮していました。

レセプションでは信長貴富さんともお話しが出来ました。信長さんは私より年下ですが合唱作曲経験は私より上なので、以前より彼の作品には注目していました。今日の信長さんの曲も良くできており勉強になりました。来年の全日本合唱コンクールでは、信長さんと私の作品がともに混声の課題曲になる予定です。

2005年12月21日
2006年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲一式が届きました。
CD録音には立ち会ったのですが、録画の時は都合で立ち会えなかったのでDVDを先に見ました。
DVDの演奏の方が主要部分をより速いテンポで演奏していますね。私としてはCDのテンポで十分満足しています。テンポの問題はとても難しい問題を含んでおり、私もよく悩みます。過去の作曲家のテンポ指定が明らかにおかしいという話や、作曲家の自演で自分の指定したテンポと違って演奏していたという話もよく聞きます。
結局、作曲家がテンポを指定していても、演奏表現によってはいろいろなテンポ解釈が起きる可能性があるのが、音楽の面白い所であり難しい所でもあるのでしょう。

今回の私の曲は、主要部のテンポ設定については勢いや前進感が無くなっても困りますが、結構アンサンブルが難しい所も多いと思うので、リズムが乱れないちょうど良いテンポを決めるのがポイントでしょうか。

他の課題曲も聴きましたが、それぞれに特色が有る良い作品ばかりですね。聴く分には楽しいのですが、技術的にも例年より難しいようなので、どの曲を選んでも演奏する側にとっては音楽的な表現の問題も含め、結構大変かも知れませんね。

2005年12月16日
今日、カワイ出版から「すすきとお日さま」の完成品が届きました。数日後には楽譜売り場にも並ぶことでしょう。見つけられましたならどうぞ手に取って見てやってください。そしてよかったらお買い上げください。カワイ出版の楽譜の表紙は以前より変わらず、昔から赤、緑、青色の表紙に親しみを感じていたので、今回のカワイ出版からの初出版は感慨ひとしおです。

ところで表紙の模様は、何を表したものなのですかね。

2005年12月14日
今日は日本作曲家協議会の年末パーティーがあり出席してきました。池辺先生や松下功先生、猿谷さんとも久しぶりにお会できましたが、新実先生、西村先生は今回は欠席でした。新実先生は朝日作曲賞の両部門の審査員をされていたので、お会いできたならその折のお話を伺おうと思っていたので少し残念です。
しかしこのような作曲家団体の会合に出る度に思うのですが、作曲家の人相は結構多彩で個性的な人が多いですね。知らない人がこのパーティーを見たら、いったい何の集まりと思うことでしょうか。

2005年12月12日
以前、首都圏での「架空の伝説のための前奏曲」の初めての公開演奏は、1月15日の洗足学園大学の演奏会が初めてかと書きましたが、もっと早いのを見つけてしまいました。
1月7日14時より新宿文化センターにて開催される「第2回 SHOBI合同ウインドコンサート」で2006年度課題曲2006 I〜IVが演奏されるようです。しかも天野正道さんの解説付きとのことです。

天野さんとは以前に一度お会いしたことが有りますが、その後は年賀状のやりとりをする程度で、このところはお会いする機会はありません。
私は宮城県仙台第一高等学校の出身で、吹奏楽部に所属しティンパニを叩いていたのですが、その頃、東北大会で秋田南高校の「ペトルーシュカ」を聴いてとても感動した思い出があります。その「ペトルーシュカ」を編曲したのが秋田南高校の
OBの天野さんだった訳で、その後も続けて秋田南のために「春の祭典」や三善晃さんの「管弦楽のための協奏曲」を編曲されました。秋田南の素晴らしい演奏とともに、天野さんの名前は高校生だった私の記憶にしっかりと焼き付いたのでした。
今回は解説とのことですが、どのような解説をされるのか大変興味が有ります。

天野さんとは機会が有ればゆっくりお話しをしたいですね。

2005年12月10日
今日、木村弓さんのコンサートに行ってきました。私の「山の子浜の子」と「このみち」をライア伴奏で歌って下さいましたが、とても素敵な歌声でした。終了後、楽屋にお邪魔し、初めてご本人ともお会いしましたが、お人柄も雰囲気もとても素敵な方でした。CDにもちゃんとサインを頂きました。
また何かの機会に歌って頂けることを願っています。

これまでの自作の演奏会では味わえない体験でした。

2005年12月5日
本当は「お知らせ」の方に書くような内容なのですが、こちらに書いておきます。

今度の12月10日に、何とあの「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」で脚光を浴びた木村弓さんが、私の「金子みすゞの詩による歌曲集第2集」の「山の子浜の子」と「このみち」を歌って下さることになりました。場所はあきる野市の秋川キララホールで開場14時30分、開演15時とのことです。近くにお住まいの方で関心のある方は足をお運び下さい。

木村さんとは去年からあることがきっかけで私の曲のCDや楽譜をお送りするようになり、その後も手紙のやりとりをしていました。とても曲を気に入って頂けたようで、今回演奏して頂けることになりました。他の曲もプライベートで歌った録音を送って頂き感激したことが有りましたが、生で聴けるのは今回が初めてなのでとても楽しみです。
特に今度は例のライアという小さなハープによる演奏で、すでに録音で聴かせて頂きましたが、原曲とは違う命をふきこまれたような感じがしました。
自分の曲が一人歩きを始めたような感じがして、とても嬉しく思っています。

2005年12月2日
たまたま東京佼成ウインドオーケストラのホームページを見ていたら、12月8日に名古屋の愛知県芸術劇場コンサートホール で行われる「東京佼成ウインドオーケストラファン感謝コンサート 」で私の「架空の伝説のための前奏曲」が演奏されることを知りました。
12月下旬くらいに楽譜が発売されるはずなので、最初12月8日の日付を見たときは来年の12月のことだと思ってしまいました。ずいぶん前から宣伝するものだなと感心していたら、良く見ると間違いなく2005年12月になっています。参考演奏を担当した東京佼成ウインドだから可能なことなのですね。

東京近郊では来年1月15日に、ミューザ川崎で行われる洗足学園大学の演奏会で2006年課題曲全曲が演奏されるようです。これが首都圏での公開生演奏第一号でしょうか。指揮は秋山和慶先生で、以前オーケストラ曲を振って頂いたことがあるので、今回も指揮して下さること、とても楽しみです。
それにしても毎年このような早い時期に課題曲を取り上げているのでしょうか。楽譜が届いてから一ヶ月も期間がないので大変なのではと思います。特に来年はマーチでは無く演奏時間も長い上に、私の曲も含めて2004年度に比べても難しい曲が揃っているような感じですので。
でも、聞いたところでは管楽器専攻生の中から選ばれた精鋭メンバーによる演奏会とのことですので、きっと良い演奏をしてくれるものと期待しています。
是非とも聴きに行きたいと思っています。

2005年12月1日
日記の方、一ヶ月近くさぼってしまいました。これでは日記でなく月記ですね。
この間ものすごく忙しかった訳でもありませんが、逆に細々した仕事が色々あってあっという間に時間が過ぎてしまった感じです。一番時間を取られたのは、前回の日記にも書いたオーケストラ・プロジェクトの助成申請書類作成です。普通のコンサートでは事務方がすることなのですが、オーケストラ・プロジェクトは作曲家の自主公演なので、出品作曲家自体が主催であり事務局なのでこういうことになっています。特になぜか私が事務局長ということになっており、この手の仕事を任されています。この一ヶ月で5団体への書類を作成しました。これが結構面倒で、書類上の不備が有ってはいけないし、有った場合は或る団体などはやり直しを要求してきます。なかなか気を使う作業でした。
それ以外にも朝日カルチャーセンターの新講座が始まり、この準備も結構大変です。
お陰で作曲の方にはなかなか手が付きませんし、どうしてもHPの更新も後回しになってしまいますね。

日記の更新が無かったこと、雑用に追われるばかりで話のネタになるような出来事が無かったせいも有りますが、全く何もなかったわけでもありません。
19日には全日本合唱コンクール全国大会で朝日作曲賞の表彰があるため、新潟まで行ってきました。初めての新潟でしたが、諸般の事情から(一番の事情は子ネコのことが心配だったことなのですが)日帰りの慌ただしい行程となりました。
23日には一才年をとりました。何才になったかはプロフィールをご覧下さい。自分としては年齢のことはもうどうでもよいという感じです。(とりあえずは四捨五入だけはしないようにします。)

それ以外には、  

やっぱり大した出来事は無いです。何となく訳の分からないうちに忙しく過ぎた一ヶ月でした。

2005年11月5日
今日は東京学芸大学の同窓会関連の演奏会があり、依頼されていた学芸大学学生歌(校歌のようなもの)と秋の歌(もみじ、ちいさい秋みつけた、ふるさと、まっかな秋)のメドレーの合唱とオーケストラ版アレンジの演奏があり立ち会ってきました。演奏は学生中心のオーケストラですが期待以上の出来でした。合唱は来場のお客様全員によるものですが、これも積極的に歌ってくれました。もともとアレンジはオリジナルの作曲に比べて好きな仕事では無いのですが、今回はまずまず楽しめました。

オーケストラといえば、早いもので来年のオーケストラ・プロジェクトの助成申請などの仕事が既に始まっています。曲も書き始めていないのに曲名を提出しなければなりません。一体どんな曲が出来上がるのやら、まだ作曲者自身にも分かりません。まだイメージも固まっていない時期なので、不安とワクワクが入り交じった妙な気分になっています。

2005年10月30日
前回書いた課題曲の説明を少し補充してみました。書いておきながら、実際にまだ聴けない曲を言葉で説明したり分析しても意味があるのかとも思ったりしますが。

2005年10月25日
予定通り、今日から全日本吹奏楽連盟のホームページで課題曲の音源の一部が公開されました。早速ダウンロードして聴いてみましたが、出だしの1分間とのことなので、予想通り序奏が終わって主部のトランペットの旋律が始まり、さあこれからという所で切れていました。全貌が明らかになるCD発売開始までは2ヶ月近くも有るので、サンプルを聴いた方はこの先どうなるか分からない状態がそれまで続く訳ですね。
言葉で説明してもしょうがありませんが、簡単に流れを紹介すると、序奏で長2度、完全4度、増4度を主要音程としたモチーフが提示されますが、この音程は後のA,B,Cの全てのメロディーに共通する重要な音程です。テンポが速くなって主部に入りますが、最初にトランペットで提示される旋律がAで、この要素を中心に展開したあと、対位法的で少し現代的な感じがするBに続き、その要素でクライマックスを作り一段落します。ここまでは速いテンポでリズムにも動きがあります。続く中間部Cはテンポを落とした表情的な部分で、課題曲の募集要項にもある「親しみやすい旋律を」というのを多少意識したものです。Cのメロディーで盛り上がると再現部となり、初めとは逆にBからAの順で変形再現され、最後に一番大きなクライマックスを形成して終わります。

この曲は課題曲ということを意識したため、本来の作風とは異なるのですが、逆にそれが故に楽しい作業でした。特に中間部のメロディーなどは、募集要項に従ったとの大義名分が無ければ書くことが無かったでしょう。

CDの販売開始が待ち遠しいです。

2005年10月19日
今日は日本現代音楽協会主催の現音作曲新人賞本選会が有り、裏方の手伝いをさせて頂きました。ゲネプロから本選に残った作品を聴いたり、審査員(林光、北爪道夫、野平一郎の各氏)のサポートということで、審査中にもその経過を脇で聞くことができ、結構面白い仕事でした。審査は大きく意見も割れることも無かったのですが、以前には意見が割れたまま、まとまらなかったことも有ったようです。審査結果は順当なものだと思いました。

2005年10月18日
全日本吹奏楽連盟のホームページで、10月25日(火)午前11時より2006年度課題曲参考音源の一部(冒頭約1分・MP3)が公開されるとの告知がされていました。
作曲者の気持ちとしては少し微妙といったところです。
やはり全曲聴いて頂かないと。1分までは導入部でそれ以降からが本題なのにと思ったりします。
もっとも、このHPの私の作品一覧でも、いくつか音源サンプルや楽譜の一部を掲載する予定でおり、その場合も出だし数十秒程度という形にせざるを得ないと思いますが。(この計画はJASRACへの申請など手間もあり、実現はまだ先のことになりそうです。)

正式な出版は12月下旬のようですので、サンプルを聴かれた方は是非完全版の方も聴いて頂きたいと思っています。

2005年10月17日
今日から東京学芸大学の後期授業開始。前期授業が7月末に終わっているので随分長い夏休みです。大体10月に入っても夏休みと言って良いものか毎年考えてしまいます。後期初めての日なので、自分の授業の教室を探す学生などで結構混乱した状況です。

2005年10月8日
狭山市の広報に紹介記事が載りました。先日、狭山市以外の人は見られないと書きましたが、狭山市公式ホームページから入って広報を開くとPDFファイルで見られるようです。興味のある方はご覧下さい。現物は狭山市駅のホームにも置いてあるようです。

全日本合唱連盟の機関誌「ハーモニー」も今日届きました。

2005年10月5日
今日の朝日新聞朝刊、イベントasahiの「人ひとこと」のコーナーで、小さいですがカラー写真付きで掲載されました。自分自身掲載日を勘違いしており、当日手に入れることが出来ませんでした。

10月10日には合唱の朝日作曲賞の記事が掲載された、全日本合唱連盟の機関誌「ハーモニー」が出る予定です。

2005年10月1日
朝日作曲賞(吹奏楽の方)の表彰式が、全日本吹奏楽コンクール全国大会中学校の部の終わりで行われるということで、名古屋に行ってきました。最初は日帰りも考えていましたが、今まで名古屋は通り過ぎる程度だったので、これを機会に1泊して名古屋城を見たり名物の「みそかつ」や「ひつまぶし」を食べたりしました。

もちろん、コンクールの方も中学の部後半の演奏を何校か聴きました。中学生とは思えないような素晴らしい演奏にとても感動しました。さすが全国レベルです。聴いた部分に金賞が集中しており、特に良いところを聴けたようです。会場も盛り上がっていました。表彰自体はあっという間に終わりましたが、結構待っている時間は緊張しました。

来年の全国大会では、何校かは私の曲を課題曲として演奏してくれることでしょうが、どのような演奏を聴かせてくれるのか、今から楽しみです。

2005年9月26日
朝日カルチャーセンター新宿教室の講座「オーケストラ学入門」が今日で終わりました。大学の授業以上に緊張しました。というのも受講者の半分位の方が私よりも年上だったからです。中には70代の方も何人かおられました。普段、20才前後の学生を相手にしている私にとっては、いつもと勝手が違います。

また、受講生の知識や興味のレベルも様々なようなので、その点でも大学の授業とは異なる難しさを感じました。そのため準備にも時間を結構取られましたが、私にとっても大いに勉強になりました。

10月からは新講座が始まります。

2005年9月16日
15、16日と続けて2件の取材を受けました。15日は朝日新聞の取材で、今回の朝日作曲賞受賞を受けてのものです。10月8日前後の朝日新聞朝刊に掲載されるようです。正確な日にちが分かったらお知らせします。

16日は私が住んでいる狭山市市役所広報の取材で、狭山市在住で活躍している人を紹介するコーナーのようです。来月の狭山市広報に掲載されるとのことですが、これは狭山市以外の人は見ることが出来ませんね。

取材なんて、あまり受けたことが無いので緊張してしまいました。

2005年9月7日
予想通りというか、更新が滞っています。久しぶりの更新ですが、大体このような日記はプログの形にした方が良いのでしょうね。ブログのことはまだよく知らないので、研究してみるとしますか。

昨日と今日で、来年の課題曲の模範演奏録音が有りました。演奏は朝日作曲賞の審査の時と同様に東京佼成ウインドオーケストラです。芸大同期のクラの小倉君、サックスの須川君とも会えました。特に須川君は朝日作曲賞の時はおり番だったので会えず、今回久しぶりの対面でした。演奏はとても熱心に取り組んでくれて満足のいくものでした。

12月中旬にCD・DVDとして販売されるようです。私自身もとても楽しみです。

2005年7月17日
今日は「第7回新作歌曲の夕べ」の本番がありました。今回も事務局長をやっており、朝から打ち上げ終了くまで全部仕切っていたので大変忙しく、緊張の連続でした。でも、お客様が予想以上の入りで、私の曲の演奏も上手くいったので良かったです。

2005年7月1日 
やっと重い腰を上げて、ホームページの一部を更新。これから少しずつ整備していくつもりです。しかし、こんなホームページでも知らないうちにカウンターは1700。いったいどういう方たちがご覧になってくれているのでしょうか。