1900年、コダックはフィルム拡販の為に、 No1ブローニーの販売を開始した。
ボディーは紙と木で出来ており、レンズは1群1枚の単玉(F11?)、シャッターはBとI(1/50秒?)のみとなっている。元箱には、促販のため、このカメラの名となった「ブローニー」が描かれている。
価格はたったの1$、今なら1000円位であろうか、クリスマスプレゼントや誕生日祝いとして買われたとのこと。
フィルムは117(120フィルムスプールのフランジ計が2.5mm小さいもの)を使用し、6×6p判を6枚撮るようになっている。
発売は1年だけで10万個を売ったという。ただし、個体の単価が低い故に、100年以上経った現在では、残っているものは少ないという。
なお、詳しくは「クラシックカメラ専科No74号P36〜」を参照
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翌年になって、このNo2ブローニーが発売された。サイズは6×9に拡大され、フィルムはスプール径も大きくなり、現在でも中判カメラの標準フィルムとして入手できる120フィルムとなってる。
No1では25¢で別売となっていたファインダーも内蔵され、絞りも2段となった、ただし、価格は2$となっている。
このカメラはその後、多くのブローニーカメラが発売される中、永年に渡って販売される。ただ、元箱のブローニーが描かれるのは4年ほどの間であったとのこと。 

さて、実機をすこし見てみると、
レンズは後のVPKのような高価?な張り合わせレンズは使用できず、1群1枚の単純なメニスカスレンズとなっている。外観からはレンズはないように見えるけれど、奥のシャッターや絞りのまた奥に収まっている。
焦点距離は約105mmと推定。(レンズからフィルム面まで110mmで製作されており、固定レンズの焦点は5M位に合うようにと計算すると)
単玉レンズの焦点距離をピタリと合わての製造は難しいよう、実機では、10mmほど遠目となっている。カメラも年を重ねると老眼になるのであろうか?このままでは本来の画質を得ることが出来ないため、フィルム面を5mm後に修正をを行った、結果は約10M位に焦点があっているよう。

当時のフィルムはもちろん白黒、感度はどれくらいであったであろうか?。フィルムのサイズの情報は多々見つかる、しかし、感度に関する情報はなかなか見つからない。
このカメラが持っている推定値F11、1/50秒なら、薄曇り程度での適正感度はISO100になり、これから推定してISO50〜100の間であったと考えられる。


「 百年前 最古の120フィルムカメラ No2ブローニー 」

年代:1901年〜
レンズ:単玉1群1枚 105mm F11?
絞り:2段(F11とF22?)
シャッター:ギロチン型 B、1/50?
画面サイズ:6p×9p
フィルム:120








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