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< 4×5判 インスタント フィルム >

          (インスタント・ホルダー FUJI-PA45)

     4×5カラーフィルムは、写真屋さんに出して現像出来上がりまで、へたをすると4日も5日もかかる。
     取リに行った時には、もう印象が薄れている頃になるが、インスタント・フィルムならばその場で結果がわかる。
     「ポラを切る」というプロ用語があるそうなれど、デジタルの時代、現在でも使われているのでしょうか。

フィルムはポラロイド社製(ポラロイドフィルム)とフジフィルム社製(インスタントフィルム)があり、今回はフジを使用。

     機構は上記の専用フィルムホルダーに10枚1セットになったフィルムセットを挿入し、一枚撮影毎に引っ張り出す。
     その時にロールの間を通り、現像液が入った袋が潰されて、フィルム面に均一に塗布された状態になる。
     現像時間は温度によって違い、本日のように10℃と低い場合は4分ほど待つ必要あり。贅沢のようだが、この時間が結構長く感じる。
     温度と現像時間はフィルムセットに印刷されている。秒針のある時計と温度計が撮影機材として必要。

     この方式は「ピールアパート方式」と呼ばれ、現像時間終了後、フィルムの端から引き剥がすと、まだベタベタした画面が現れる。
     接触しないようにしばらくは置いておく必要がある。そして。出来上がりフィルム以外に紙くずが多くでまるので、
     ごみ箱としてのポリ袋を用意しておいたほうがいいでしょう。

          (フォルダーから引き出した状態)

     この状態は映像面が内側になっており、撮影時は外側にあったものを、なんらかのメカニズムで裏面と貼り合せさせているはずだが、
     その方法が理解できないため、フィルムが少し残っていた状態で、ホルダーを開いて、中を調べてみた。
     10枚セットのフィルムは薄いプラスチックの箱に入っている。「B」と書いてある面が受光面。
     ホルダーに収める前は黒い遮光紙に覆われているが、ホルダーに収めたら、この黒い紙は最初に抜き取ってしまう。
     (引き蓋が以後遮光の役目をする)

          

     さらに、プラスチックの箱を取って中を見てみる。「B」と書いてある面が「ネガ」になり、
     後ろに「A」と書いてある「印画紙」面が控えていることが判る。
     「B」面の後ろには、別のプラスチック板があり、左端は「B」面をホッチキスで止めてあり、右端が丸棒のようになっている。

     撮影が終わり、左側の紙を引っ張っていくと、「B」ポジ面は端に綴じてあるホッチキスから離され、
     丸棒を回り、「A」面と合わせられ、さらに引っ張られてロール間をくぐる際に現像液が「A」「B」面の間に入り込み、現像が始まる。
     その後短時間、現像液を介して接しているだけで「B」面の潜像が「A」面に映し出されるのは、不思議な気がする。

          


     なにはともあれ、その場で見ることができるのは、すごいこと。写真屋さんに寄ることもなく、ごそごそ現像することもなく、快適!

     全紙引き伸ばしなれば、一般フィルムに対して差が出てくるであろうが、
     このようにネットに出す画像程度では充分以上の性能を持っている。単価もフィルム代+現像代より手間を考えると安上がりとなる。
     ホルダーも今では安価に入手でる。
     欠点は期限切れフィルムは使えないこと(通常フィルムは期限切れでも少々であれば十分使える)

     現在入手できそうなフィルムは次の種類になる。

             FP−100B45(白黒、ISO=100)、FP−500B45(白黒、ISO=500)、FP−3000B45(白黒。ISO=3000)
             FP−100C45(カラー、ISO=100)


< 4×5判 ポラロイド社製 インスタントフィルム >

     このタイプの元祖はポラロイドで、機構(メカニズム)が異なる。
     フィルムは、レディーロード方式フィルムと同じように、一枚づつになっており、専用のフォルダーに挿入して、撮影をする。

     撮影後、その場で現像まで行う場合は、開閉するロールを閉めて引き出せば、フジ同様に現像できる。
     持ち帰って現像する場合はロールを開けて再度フィルムを差込み、ロールを閉めて引き出し、現像を行なう。
     なお、このフォルダーは「レディーロード(コダック)、クイックロード(フジ)フィルムホルダー」としても使用できるとのこと。

          (ポラロイド545ランドフィルムホルダー)

     ポラロイドの4×5用フィルムは次の種類がある。販売は20枚/セット

          タイプ52(白黒、ISO=400)、タイプ53(白黒、ISO=800)、タイプ54(白黒、ISO=100)
          タイプ57(白黒、ISO=3000)、タイプ72(白黒、ISO=400)
          タイプ59(カラー、ISO=80)、タイプ79(カラー、ISO=100)
          ネガ/ポジタイプのタイプ51とタイプ55は残念ながら入手不可であった。

     ホルダーの裏面には引き蓋はない。写真はロール部を開けた状態

           

     サイドのセット部品を外し、裏板部品の状況、左端の金具はフィルム引き出し位置のストッパーの役目をする。

          
 
     フィルムセットの表面、左端に金具が付いている。

            

     フィルムセットを押し込んだ状態

           

     端を持って引き出すと、左端の金具とフィルム面を残してカバーなどが引き出される(撮影時はもちろんカメラ内で)

          

     撮影が終わると、引き出したカバー類を再度押し込む。
     レバーを「P」位置にしてロールを閉め、引き出すと左端金具とフィルムも同時に引き出されるが、
     この時、ロールで潰された現像液がフィルム面と印画紙面に入り込む。現像時間が過ぎたら、フィルム面と印画紙面を引き剥がす。
     (タイプ59の場合、現像時間は21℃以上で60秒、18℃で75秒、13℃で90秒)
     この情報はフィルムには「21℃60秒」しか印刷されておらず、どこかに記入しておかねばならない。

          (左側:フィルム面、右側:印画紙面)


     (タイプ55を入手)
     白黒フィルムで、その場で見れるポジフィルムと同時にネガフィルムが付属。そのネガは通常フィルムと変わらない高品質。
     ただし、ポジフィルムを引き剥がすと同時に出てくるネガフィルムにはまだ現像材がべったりと残っており、これをすぐ洗ってやる必要あり。
     洗浄は亜硫酸ソーダ20%液で行うが、戸外撮影ではこの薬品を持ち出す必要あり。


< スタンダード判 インスタント・ポラロイド フィルム >

     4×5判フルサイズまでがんばらなくても、少し小さいサイズに「スタンダード」判がある。
     画面サイズはフジの4×5判が89mm×118mmに対して73mm×95mmtとなる。
     右サイドを4×5と同じ位置にした右よりにはなりますが、ブローニーの6×9判位置をカバーし画面も大きいので、
     4×5判の厳密な構図を検討する以外は、6×9判の代わりになる。

          (中央黒枠が6×9判、赤枠がインスタント・スタンダード判)

     フジもポラロイドも同サイズの10枚/組の箱入りで、機構はフジの4×5サイズと同じとなり、
     同じスタンダード判用フィルムホルダーが使用できます。フィルムの入手も比較的簡単になる。

     フィルム説明ページ ポラロイド・スタンダードタイプ   フジ・インスタントフィルム・スタンダードタイプ   

          (インスタント・ホルダー FUJI−PA145)

     引き蓋の位置が4×5判と異なり、左側になるため、カメラとの取り合わせをチェックする必要あり。