●JRA60周年記念 第74回 皐月賞(G1)●
     4月20日中山11R 芝2000m、3歳、牡牝、国際、定量、指定

     4月19日更新
     変更点 記念
07 トーセンスターダム 57 武豊 17 トゥザワールド 57 川田
02 イスラボニータ 57 蛯名 16 アジアエクスプレス 57 戸崎
× 01 ワンアンドオンリー 57 横山典 × 18 ウインフルブルーム 57 柴田大

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
64回 04年 3中8芝20、3歳、牡牝、定、指     ダイワメジャー
65回 05年 3中8芝20、3歳、牡牝、定、指 3連単発売   ディープインパクト
66回 06年 3中8芝20、3歳、牡牝、定、指   8R⇔9R メイショウサムソン
67回 07年 3中8芝20、3歳、牡牝、定、指 表記G1→Jpn1   ヴィクトリー
68回 08年 3中8芝20、3歳、牡牝、定、指   8R⇔9R キャプテントゥーレ
69回 09年 3中8芝20、3歳、牡牝、定、指     アンライバルド
70回 10年 3中8芝20、3歳、牡牝、国、定、指 国際化、J1→G1 当日番組変更あり ヴィクトワールピサ
71回 11年 2東2芝20、3歳、牡牝、国、定、指 中山8日→東京2日(1週遅れ)
TRスプリングS代替阪神施行
WIN5発売
番組発表後変更 オルフェーブル
72回 12年 3中8芝20、3歳、牡牝、国、定、指 2回東京2日→3回中山8日(1週繰上)   ゴールドシップ
73回 13年 3中8芝20、3歳、牡牝、国、定、指     ロゴタイプ
74回 14年 3中8芝20、3歳、牡牝、国、定、指 記念 JRA60周年記念番組  

【 考察 】
 今年の皐月賞はJRA60周年の記念競走として行われる。

 記念競走の副題がついたクラシックは04年の菊花賞(JRA50周年記念)。
 トライアル後に賞金を加算した大外枠のデルタブルースが制し、2着にセントライト記念2着のホオキパウェーブで終わった。

 では、ここは?となるが、気になるのは出馬構成。
 時折いる「毎日杯で賞金を積み重ねた馬」がおらず、別路線でもトライアル終了後に賞金を重ねた馬がいない。

 さらには菊花賞は牡馬クラシック最終戦。その一方で皐月賞は牡馬クラシック開幕戦という立ち位置の違い。

 それならば、この逆をやってくるのではないだろうか。

 トライアル後の加算の逆として考えたいのは、トライアルの完全パス。
 トライアル不出走&前走1着は3頭いるが、直前の賞金加算が最も遠い馬はきさらぎ賞を勝ちのトーセンスターダム。

 当日は東京競馬が雪でキャンセルされたため、WIN5の発売中止。
 8頭立の新馬勝ち、OP特別としては最後となる京都2歳S勝ちと再現性のないレースで賞金を加算したキャリアは見逃せない。

 代替競馬となった共同通信杯勝ちのイスラボニータ、7頭立すみれS勝ちのスズカデヴィアスなども見る必要があるだろう。

 そして、今年は23年ぶりとなる牝馬の参戦。
 前回、牝馬が参戦した皐月賞は91年。

 当時は、これまた大外枠に入った若葉S勝ちのトウカイテイオーが制し、2着は同レース3着のシャコーグレイド。
 トウカイテイオーといえば、無敗で皐月賞に挑み、制した。

 4戦4勝で無敗の皐月賞馬誕生というのなら、これまたキャリア4戦目がここになるトーセンスターダム。
 今年の皐月賞はこの馬以外の無敗馬がいない。

 ちなみに、91年の若葉Sは皐月賞トライアル設定初年だった。
 今年新たに何かを設定したレースはなく、「終わるレース」を2歳時に勝ち上がった馬が多い。

 1枠両馬や最後の中山朝日杯を制したアジアエクスプレスなどが該当する。

 (ここまで4月17日更新)
 
 朝日杯を制したアジアエクスプレスがスプリングSで優先権を獲得して出走する。
 このケース、朝日杯が現行レース名となった01年以降では今年が7頭目。

 03年 エイシンチャンプ 3着 弥生賞1着
 05年 マイネルレコルト 着外 弥生賞3着
 06年 フサイチリシャール 2着同枠 スプリングS2着
 07年 ドリームジャーニー 着外 弥生賞3着
 10年 ローズキングダム 着外 スプリングS3着
 13年 ロゴタイプ 1着 スプリングS1着
 14年 アジアエクスプレス ? スプリングS2着

 スプリングSも制したロゴタイプが初めて皐月賞馬となったが、その他は惨敗がほとんど。
 エイシンチャンプが3着に入ったところを見ると、トライアルを勝たなければいけないのだろうか。

 最後に気になる枠順について。
 8枠に優先権保持馬が3頭揃ったが、これは04年、07年とあった。

 04年は弥生賞勝ちのコスモバルクが2着、07年は若葉S勝ちのヴィクトリーが制した。
 今年もトライアルを勝ったトゥザワールドの出番なのだろうか。


 さて、結論を出したい。
 前述した菊花賞は条件上がりのデルタブルースが制した。
 そして、昨年の副題こそないが80周年記念番組となった東京優駿は京都新聞杯勝ちのキズナが制した。

 これまでにない路線の馬に出番が来ている。
  
 そのため、きさらぎ賞直行のローテーションを取ったトーセンスターダムから入る。
 この枠がトライアル不出走のため、相手は優先権保持馬が揃った8枠3頭を上位。
 筆頭には一応1着優先権を持つトゥザワールドを。

【 買い目 】 馬単流し 計5点


【 結果 】
1着 ▲ 02 イスラボニータ(2人気)
2着 ○ 17 トゥザワールド(1人気)
3着 × 18 ウインフルブルーム(8人気)
-----
11着 ◎ 07 トーセンスターダム(3人気)
(参考:馬連920円、馬単1990円、3連複7690円、3連単33490円)

【 再考 】
 「トライアル組に勝ち目なく、勝つのは別路線組」という意味合いで考察をあげた。
 それもあり、◎トーセンスターダムか▲イスラボニータが勝つとみてたが、これだけが正解。

 ゴールドシップが2年前に勝ったことから共同通信杯組ではなく、最近出番のないきさらぎ賞組と見たため、この印となったのだが、
 やはり、同枠馬の優先権有無や勝ち上がったレースの差だったのだろうか。

 それよりも、大外枠に入らなかったことで、全勝馬の参加が禁止されたということか。

 そして2着に弥生賞枠連ゾロ目勝ちの○トゥザワールド。
 「8枠に優先権3頭揃いは出番」という傾向だけはしっかり守っていた様子。

 この枠から唯一1着優先権を持つこの馬から入って、◎▲へ軸2着馬単狙いという手もあった。

 こうして考えてみると、大まかな流れは見えていたが、単なる馬券下手ということを露呈しただけでした。
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