● 東京優駿(第81回 日本ダービー)(G1) ●
     6月1日東京10R 芝2400m、3歳、国際、牡牝、定量、指定

     5月31日更新
     変更点 なし
13 イスラボニータ 57 蛯名 05 トゥザワールド 57 川田
06 ショウナンラグーン 57 吉田豊 02 ワンアンドオンリー 57 横山典
× 16 レッドリヴェール 55 福永 × 17 トーセンスターダム 57 武豊
( 出走取消 07 ウインフルブルーム 57 柴田大 )

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
71回 04年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場     キングカメハメハ
72回 05年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 3連単発売   ディープインパクト
73回 06年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 11R施行日→12R施行日   メイショウサムソン
74回 07年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 表記G1→Jpn1   ウオッカ
75回 08年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場 JRAプレミアム   ディープスカイ
76回 09年 3東4芝24、3歳、牡牝、定、指、2場     ロジユニヴァース
77回 10年 3東4芝24、3歳、国、牡牝、定、指、2場 国際化、Jpn1→G1、優先権変更
(青葉賞 3→2、プリンシパルS 2→1)
取消 エイシンフラッシュ
78回 11年 3東4芝24、3歳、国、牡牝、定、指 WIN5発売
(皐月賞東京施行)
10R→11R
番組発表後変更
オルフェーヴル

79回

12年 2東12芝24、3歳、国、牡牝、定、指、2場 3回4日11R→2回12日10R(時期不変)
  ディープブリランテ

80回

13年 2東12芝24、3歳、国、牡牝、定、指、2場 賞金増額(15000→20000)
JRAプレミアム
当日特別番組 キズナ

81回

14年 2東12芝24、3歳、国、牡牝、定、指、2場   取消  

【 考察 】
 東京優駿といえば、賞金額が物語るように3歳の頂点を決める戦い。
 そこに2歳戦賞金1位の朝日杯FSを勝ったアジアエキスプレスがいない。

 参考:前年朝日杯1着馬不在の東京優駿(01年以降)
1着馬 前2走 2着馬 前2走
08年 ディープスカイ 毎日杯1着→NHKマイルC1着 スマイルジャック スプリングS1着→皐月賞9着
11年 オルフェーヴル スプリングS1着→皐月賞1着 ウインバリアシオン 弥生賞7着→青葉賞1着

 わずか2回だが、勝ち馬はともにG1馬。
 今年は皐月賞を制したイスラボニータ、あとは阪神JFを制したレッドリヴェール。

 さらに今年は優先権を保持する馬が全馬出走予定

 参考:優先権保持馬が全馬出走した年の東京優駿(01年以降)
1着   2着  
02年 タニノギムレット 1人気 NHK3着(皐月賞3着、スプリS) シンボリクリスエス 3人気 青葉賞1着
03年 ネオユニヴァース 1人気 皐月賞1着(スプリS1着) ゼンノロブロイ 3人気 青葉賞1着
05年 ディープインパクト 1人気 皐月賞1着(弥生賞1着) インティライミ 2人気 京都新聞杯1着
07年 ウオッカ 3人気 桜花賞2着 アサクサキングス 14人気 NHK11着(皐月賞7着)
09年 ロジユニヴァース 2人気 皐月賞14着(弥生賞1着) リーチザクラウン 5人気 皐月賞13着
10年 エイシンフラッシュ 7人気 皐月賞3着 ローズキングダム 5人気 皐月賞4着(スプリS3着)
12年 ディープブリランテ 3人気 皐月賞3着(スプリS2着) フェノーメノ 5人気 青葉賞1着
 注:10年から優先権枠減少(青葉賞3→2、プリンシパルS2→1)

 2冠制覇となるのは1着優先権で皐月賞に挑んだときのみ。
 皐月賞馬イスラボニータはトライアルをパスして挑んでいるうえに、今年の皐月賞はJRA60周年の記念競走。

 前年に80回の記念競走を迎えた東京優駿にこの場はそぐわなく映る。

 (ここまで5月28日更新)

 さらに今年はNHKマイルC連対馬不在。
 これは05年までさかのぼるが、この時の勝ち馬は皐月賞馬ディープインパクトで、2着に京都新聞杯勝ちのインティライミ。
 前走重賞勝ち馬の出番だった。

 何も起きなければ大荒れになるだろうとみてたが、ウインフルブルームの出走取消により、97年以来となる17頭立。

 これにより、これまでの想定が全て変更となる。
 
 17頭立で行われた東京優駿は96年、97年、10年の3回。いずれも出走取消発生によるものだった。

 参考:17頭立の東京優駿
1着 前走 2着 前走
96年 フサイチコンコルド すみれS1着 ダンスインザダーク プリンシパルS1着
(弥生賞1着)
97年 サニーブライアン 皐月賞1着
(弥生賞3着)
シルクジャスティス 京都4歳特別1着
10年 エイシンフラッシュ 皐月賞3着 ローズキングダム 皐月賞4着
(スプリングS3着、同枠皐月賞馬)

 勝ち馬に共通しているのは、3歳になってから別定戦で1着歴あり。
 サニーブライアンはジュニアC、エイシンフラッシュは京成杯1着歴をそれぞれ持っていた。

 今年の該当馬は7頭。
 (マイネルフロスト、トゥザワールド、スズカデヴィアス、エキマエ、イスラボニータ、タガノグランパ、トーセンスターダム)

 ただ、皐月賞トライアルで賞金を加算した馬はゼロ、そして皐月賞出走の場合は優先権を獲得している。
 こうなると、弥生賞勝ちのトゥザワールド、皐月賞で優先権を取れなかったタガノグランパ、トーセンスターダムは劣る。
 前走馬券対象外は勝ち馬の出番なしとも受け取れ、そうなると、交流重賞勝ちのエキマエ、2冠を目指すイスラボニータしか残らない。
 
 一方、2着馬は前走勝ちか皐月賞で優先権獲得。

 そこで、そろそろ結論を。
 記念競走となった皐月賞を勝ったイスラボニータを切りたかったが、取消戦によりきれなくなった。

 代替競馬でWIN5がキャンセルされた共同通信杯勝ち、記念競走となった皐月賞を勝っており、この馬を連軸としたい。

 皐月賞と東京優駿の2冠達成有無が問われるが、これは厳しいとみます。
 2冠馬が生まれたのは、現行馬齢表記となってからは03年、05年、06年、11年の4回。
 03年、05年、11年は新馬券発売初年、06年は1日12R化初年と何らかの変更を受けていた。
 
 今年は取消以外は何もない点が気になり、この馬を2着と見て馬券を組みたい。

 相手は皐月賞で相手となったトゥザワールド、祝日トライアル勝ちのショウナンラグーンが入った3枠を上位。
 最終戦となるラジニケ杯勝ちのワンアンドオンリー、同じ代替競馬勝ちのトーセンスターダムは消せない。

 そして今年は皇太子殿下が来場されるが、前回来場時は牝馬ウオッカが勝ったこともあり、一応レッドリヴェールを最後に押さえる。

【 買い目 】 馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 △ 02 ワンアンドオンリー(3人気)
2着 ◎ 13 イスラボニータ(1人気)
3着 -- 03 マイネルフロスト(12人気)
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5着 ○ 05 トゥザワールド(2人気)
6着 ▲ 06 ショウナンラグーン(9人気)
(馬連 850円)
(参考:馬単 1860円)

【 再考 】

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