●JRA60周年記念 第75回 菊花賞(G1)● 10月26日京都11R 芝3000m、3歳、牡牝、国際、馬齢、指定 10月25日更新 変更点 記念(セントライト記念、新潟施行)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 今年の菊花賞は記念競走として行われるが、前回、記念競走として行われたのは50周年事業となった04年。 04年菊花賞 1着 デルタブルース 九十九里特別1着(メインレース、50周年記念競走) (同枠含め、クラシック出走歴なし、優先権なし) 2着 ホオキパウェーヴ 青葉賞2着→東京優駿9着→セントライト記念2着 (同枠馬 優先権なし、古馬1000万加算歴あり) クラシック歴なし、優先権なしが揃うのは8枠のみ。 さらに、今年の60周年記念の副題付与日に賞金加算歴を持つのはトゥザワールド(皐月賞2着)のみ だが、その皐月賞は以下の通り。 14年皐月賞 1着 イスラボニータ 共同通信杯1着 (同枠 ワンアンドオンリー 弥生賞2着) 2着 トゥザワールド 弥生賞1着 (同枠 アジアエキスプレス スプリングS2着、同枠 ウインフルブルーム 若葉S2着) 勝ち馬はWIN5が中止された代替開催での勝ち歴を持つ。そして、優先権保持馬が揃った8枠から連対馬を出している。 今年はセントライト記念が新潟で行われたが、勝ち馬はイスラボニータ。 この馬は皐月賞馬でもあるが、天皇賞に向かうためこのレースにはいない。 参考:セントライト記念1着馬不在の菊花賞(00年以降)
皐月賞馬がいたら出番、01年のように不在なら大荒れ。 参考:皐月賞馬不在の菊花賞
01年はフルゲート割れの15頭立、04年、08年、10年、13年はダービー馬も不在。 今年はフルゲートのうえにダービー馬が参戦するため、参考にはしづらい。 ちなみに、皐月賞馬不在、ダービー馬出走、セントライト記念1着馬不在は01年と似る出馬形態。 この年に前走1000万負けのマイネルデスポットが連対したのは、「15頭」というフルゲート割れで行われたのも一因だろう。 さて、ここで見ておきたいのが、ダービー馬ワンアンドオンリーのキャリア。 弥生賞2着 → 皐月賞4着 → ダービー1着 → 神戸新聞杯1着 弥生賞は枠連ゾロ目、皐月賞は1着同枠馬であった。 つまり、皐月賞トライアルから全戦「1着枠」にいるということ。 イスラボニータが出てきたら、ワンアンドオンリーの存在価値がなくなるため、あの馬は天皇賞に回った。 もしくは、イスラボニータは勝てないから離れた。 そう考えれば、この馬の入る枠の出番とも受け取れる。 トライアルから全戦1着枠というと、ディープインパクト、オルフェーヴルの3冠馬。 現物1着馬として勝ち上がったこの2頭に対して、それなりに?負けたワンアンドオンリーを同列に扱うのは3冠馬に対して失礼にあたる。 この馬は2着馬までとも受け取れるが、軸馬としては問題ないだろう。 相手は抽選ゼロで行われた年が優先権獲得馬で決着しているため、他の優先権獲得馬4頭をあげたい。 【 買い目 】 馬連、馬単2着流し 計8点 【 結果 】 1着 ▲ 02 トーホウジャッカル(3人気) 2着 △ 04 サウンズオブアース(4人気) 3着 -- 10 ゴールドアクター(7人気) ----- 9着 ◎ 15 ワンアンドオンリー(1人気) 16着 ○ 14 トゥザワールド(2人気) (参考:馬連2640円、馬単4470円) 【 再考 】 ◎ワンアンドオンリーはあくまでも2着軸として予想したが、7枠にトゥザワールドと同居していたことに完全に引っかかった。 抽選なし、フルゲートの時点でTR優先権獲得馬の競馬ということは正解。 そして、記念競走ということで古馬1000万下を走る必要があった。 優先権を獲得した5頭(セントライト記念1着イスラボニータは不出走)で、ダービーに出ず、古馬条件戦を経験した唯一の馬がトーホウジャッカル。 そう考えると、この馬が優先権組の中では唯一の異質な組として受け取れる。 ならば、単純にこの馬からいけばよかっただけのこと。 |