●JRA60周年記念 ジャパン・オータムインターナショナル 第15回チャンピオンズカップ(G1)● 12月7日中京11R ダート1800m、国際、定量、指定 12月6日更新 変更点 記念、ジャパンカップダートから名称変更、阪神→中京、賞金減額(13000→9400)、 国際招待なし、定量規定変更(3歳55K→56K))
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 昨年までの阪神「ジャパンカップダート」から、中京「チャンピオンズカップ」と大きく変更された。 中京への移設された理由は、「ダート競馬が盛んで左回りがメジャーな米国からの参戦馬を増やすため」というのが一般的。 それも正論だろうが、それだけならば名称を変える必要は全くないはず。 朝日杯FSは中山から阪神に移っても、名を変えずに残っている。 しかし、今回はあえて変更した。 「国際招待」を取りやめ、賞金を一気に下げることで、フェブラリーSと同列に置きたかっただけのことではなかろうか。 そうなると、もう1つの疑問が浮かぶ。 誰でも気付くであろう、はじめてのチャンピオンズCにもかかわらず、開催回数が「第15回」。 ここだけ、ジャパンカップダートの14年間を受け継いでいる。 リニューアルしたのであれば、NHK杯からNHKマイルカップに変更されたときのように「第1回」を名乗るはず。 回数を敢えて継続してきたことに注目すると、浮かぶのは同じ中京のG1高松宮記念。 97年まで高松宮杯として行われてきたが、98年に突如高松宮記念と名称を変えた。 こちらは、「宮杯」の提供が皇室経済法に違反していたのが要因だが、変わったことに変化はない。 この年、名を変えた高松宮記念はシンコウフォレストが前年3着の憂さ晴らしをする形となり、馬主は連覇を飾った。 しかも前年の勝ち馬シンコウキングがたどったシルクロードS3着からの優勝。 今年のチャンピオンズCも、前年勝ち馬ベルシャザールが通った武蔵野S勝ちというルートをワイドバッハが通っている。 ちなみに、馬主の連覇というのならグレープブランデー。 一方で、このレースは「JRA60周年記念」の副題付与最終戦だが、ここだけが唯一のダート戦。 高松宮記念にせずに、ここにしたのはなぜだろう。 皐月賞から開始したかったことに加えて、今年を記念競走化して目立たせ、棚上げする目的もあるのだろう。 今年、そのサブタイトルをつけた古馬G1は宝塚記念と天皇賞秋。 両レースとも興味深い結果を見せている。 宝塚記念 1着 ゴールドシップ 1人気 前年1着 2着 カレンミロティック 9人気 (同枠 ジェンティルドンナ 3人気 前年2着同枠) 天皇賞秋 1着 スピルバーグ 5人気 2着 ジェンティルドンナ 2人気 前年2着 (同枠 ヒットザターゲット 10人気 前年1着同枠) 前年の同レースで連対枠入りした馬の出番。 開催回数を引き継いだのは、ここで意味がある、とでも言いたいのだろうか。 それなら、前年連対枠入りした4頭中で唯一今年も出走するワンダーアキュート(前年2着)の出番だろう。 もしくはジェンティルドンナのように海外歴を問うのなら、ホッコータルマエ。他では外国馬のインペラティヴ。 あとは、フェブラリーSと賞金を揃えたことについて。 これまでは、「JCダート>フェブラリーS」だったが、「チャンピオンズC=フェブラリーS」に変更された。 フェブラリーSといえば、シンガリ人気で制したコパノリッキーがここにも出走するが、9か月の月日がたって前日段階で1番人気。 この真逆ぶりにも注目したい。 とりとめがなくなってしまったが、高松宮記念ではなく、あえてここに記念事業を持ち込んだことに注目して、◎ワンダーアキュート。 【 買い目 】 単複11、枠連、馬連流し 計12点 【 結果 】 1着 △ 08 ホッコータルマエ(2人気) 2着 -- 04 ナムラビクター(8人気) 3着 -- 12 ローマンレジェンド(3人気) ----- 5着 ◎ 11 ワンダーアキュート(5人気、3着同枠) 6着 ▲ 05 ワイドバッハ(10人気) 12着 ○ 14 コパノリッキー(1人気) 【 再考 】 完全に失敗。 記念事業をここに持ち込んだことは正解だったが、古馬限定ではなく、秋のG1で考えなければいけなかった。 菊花賞 1着 トーホウジャッカル 神戸新聞杯3着、G1初出走 2着 サウンズオブアース 神戸新聞杯2着 天皇賞秋 1着 スピルバーグ 毎日王冠3着、G1初出走 2着 ジェンティルドンナ 宝塚記念9着(2着同枠) 優先権を付与するレースの3着馬に出番。 みやこS、武蔵野S3着馬が両方出走したが、グレープブランデーはG1既勝馬。 ならば、残ったナムラビクターを狙えばいいだけのこと。 さらには、勝ったホッコータルマエは前年のJCダート3着。 高松宮杯から高松宮記念に変更された初年の勝ち馬、シンコウフォレストも前年3着。 シンコウフォレストのことは本文に記載おり、そこまで書きながら見落とす体たらく。 よく考えれば簡単に取れるレースだったが、それを仕留めそこなう以上、管理人の状態の悪さを露呈しただけだったかと。 |