●第54回 宝塚記念(G1)● 6月23日阪神11R 芝2200m、国際、定量、指定 6月22日更新 変更点 なし
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 1.天皇賞馬フェノーメノの存在 「当年の天皇賞春1着馬は宝塚記念を勝てない」というのは有名な話。 何せ、天皇賞春→宝塚記念を連勝したのが、2000年代ではわずか3頭。 00年のテイエムオペラオー、03年のヒシミラクル、06年のディープインパクト。 あとはことごとく敗れ、最高でも2着までに終わっている。 では、勝ち馬となったこの3回は何があったのか? 00年は春季4日目初年かつ翌年から馬齢表記の変更を迎える年で、「4歳53K」は最初で最後だった。 03年は枠連ゾロ目万馬券決着。 06年は阪神ではなくて「京都」施行。 だからこそ出番が来たと考えると、今回のフェノーメノも「2着まで」とも受け取れる。 2.オルフェーヴルの不在 ファン投票1位のオルフェーヴルが登録のみで回避した。 ファン投票1位がいないというのは最高の主役候補不在と同じで、レースの興味をそぐには十分ともいえる。 そんな年は02年、08年、09年の3回。 02年 1着 ダンツフレーム 安田記念2着/2着 ツルマルボーイ 金鯱賞 08年 1着 エイシンデピュティ 金鯱賞/2着 メイショウサムソン 天皇賞春2着 09年 1着 ドリームジャーニー 大阪杯(天皇賞春3着)/2着 サクラメガワンダー 金鯱賞 いずれも古馬G1未勝利馬が勝った。 となると、G2勝ち、G1では2着までのトーセンラーの出番とも受け取れる。 (ここまで6月19日更新、6月22日一部修正) 3.枠順 発表された枠を見ると、8枠にゴールドシップとジェンティルドンナが同居した。 これで想定から少し外れたことも考えなければいけない。 というのも、ジェンティルドンナのG1歴で気になるところがあるため。 参考:ジェンティルドンナのG1成績 桜花賞 1着(2着 ヴィルシーナ) 優駿牝馬 1着(2着 ヴィルシーナ) 秋華賞 1着(2着 ヴィルシーナ) この3戦はいずれも7枠が連対 ジャパンC 1着(2着 オルフェーヴル)8枠ゾロ目 ドバイシーマクラシック 2着 過去に出走した5戦すべてで連対しているが、3歳牝馬戦線ではヴィルシーナを毎回相手に選び、ジャパンCではゾロ目を出した。 1頭枠になったら切るつもりだったが、枠のゾロ目もありうる形になった以上、そうはいかない。 今回もゴールドシップを相手に8枠ゾロ目を叩きだす可能性もある。 4.最終結論 8枠のゾロ目であっさり終わるか、ファン投票1位馬不在のためG1未勝利馬が勝つかの二択と予想します。 前者なら書くまでもないが、後者を主に◎は天皇賞2着のトーセンラー。 今回と同じ58K連対歴を持つのもプラスと見たい。 相手はいわゆる「3強」。 出番の薄そうな条件馬が出走してきたのは、8枠2頭構成を作り出すための「お飾り」とも考えられる。 前回の11頭立宝塚記念は00年。 絶対的な王者とも見られていたテイエムオペラオーが勝ち、2着に上り馬のメイショウドトウ。 今回は前走G2勝ち馬がいないので、それなりのキャリアを求めてくるだろう。 トーセンラー頭の馬単と枠のゾロ目を主にしたい。 【 買い目 】 馬連、馬単6流し、馬連10-11 計7点 【 結果 】 1着 ▲ 10 ゴールドシップ(2人気) 2着 -- 04 ダノンバラード(5人気) 3着 ○ 11 ジェンティルドンナ(1人気) ----- 5着 ◎ 06 トーセンラー(4人気) 【 再考 】 |