●第43回 高松宮記念(G1)● 3月24日中京11R 芝1200m、国際、定量、指定 3月23日更新 変更点 1回8日→2回6日(時期不変)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 毎年同じポジションで行われるが、今年は開催日程の兼ね合いで「第2回中京6日目」。 この日程は09年以来だが、当時はローレルゲレイロが勝ち、2着に1番人気のスリープレスナイトという結末。 1着 ローレルゲレイロ 香港遠征→阪急杯2着(同枠オーシャンS1着馬) 2着 スリープレスナイト スプリンターズS1着(当年初出走) 勝ち馬ローレルゲレイロが通った「香港遠征→ステップ戦阪急杯連対」。 それをトレースする馬というと、とびぬけた人気となりそうなロードカナロアしかいない。 この馬は阪急杯勝ちのG1馬だが、そんな馬が出てきた高松宮記念は01年と03年。 01年 国際化元年 1着 トロットスター シルクロードS1着 2着 ブラックホーク 阪急杯2着 (スプリンターズS1着→阪急杯1着のダイタクヤマトは着外) 03年 馬単発売元年 1着 ビリーヴ G1馬、阪急杯9着(同枠 阪急杯1着、前年1着馬) 2着 サニングデール 阪急杯2着 阪急杯1着馬は勝っていないが、G1馬か阪急杯連対馬の入った枠、前走重賞1着馬しか出てきていない。 こうなると、数は一気に絞られる。 G1馬はロードのみ、阪急杯連対馬となるとロードかマジンプロスパー。 前走で他の重賞を勝ったのはドリームバレンチノとサクラゴスペルで結局は4頭に落ち着く。 人気馬の競馬となるのだろうか。 (ここまで3月20日更新) そして、今年は19頭の登録があったが、2頭が回避してフルゲート割れの17頭立となった。 フルゲート未満の頭数で行われるのは00年以来のことになる。 (阪神で行われた11年はフルゲート16頭) 00年 3月変更初年、混合最終年 1着 キングヘイロー フェブラリーS13着 2着 ディヴァインライト 阪急杯2着 勝ち馬キングヘイローは短距離への路線転換を行ったが、マイルCS2着、スプリンターズS3着と馬券対象となった過去を持つ。 2着のディヴァインライトは2走前で条件を卒業し、オープン初戦となった阪急杯で2着。 スプリントG1で馬券対象となったキャリアを持つのは、サンカルロ(前年2着)、ロードカナロア、ドリームバレンチノ(スプリンターズS3着)。 前走オープン初戦という馬はいないが、オープン入りしてから連対を外していないのはサクラゴスペルのみで、やはり実績馬だけが残る形となる。 そこで、今回は圧倒的な人気となったロードカナロアを素直に◎。 スプリンターズSが非WIN5対象戦となったことは気がかりだが、それを17頭立が打ち消すものと判断したい。 相手は前走重賞勝ちのドリームバレンチノ、サクラゴスペルが上位。 他では阪急杯で連対席をわけあったマジンプロスパー、オーシャンS2着でG1では出番なしとも見えるダッシャーゴーゴー。 最後に何でもありの1400m戦しか出番のない印象が強いが、前年2着のサンカルロを。 【 買い目 】 馬連流し、3連複 11.12-8.9.15.17 計9点 【 結果 】 1着 ◎ 11 ロードカナロア(1人気) 2着 ○ 12 ドリームバレンチノ(2人気) 3着 -- 13 ハクサンムーン(10人気) ----- ▲ 08 マジンプロスパー(7人気) (馬連470円) (参考:馬単560円) 【 再考 】 昨秋、台風で急遽WIN5の発売がキャンセルされたスプリンターズS勝ちを持つロードカナロア。 よほどのことがない限り、WIN5発売がキャンセルされたG1というのは今後はない。 裏返せば、そんなレースを勝った馬にはそういったポジションが与えられる。 つまり、ロードの出番とするためには、何らかの出来事が必要となっていた。 その中で、登録頭数の少なさから抱いた「フルゲート割れとなるのでは?」という疑問そのまま、17頭立でレースを構成。 さらに、2番人気のドリームバレンチノと同枠配置。 万が一、何らかの解釈ミスが起きることを恐れて4頭を保険で挙げたものの、「枠のゾロ目で終わる」という予想通りの結末。 高い馬券を取ることも確かに必要だが、キッチリと流れを読み切ったものなら低配当でも十分に満足できる。 久々にそう思わせたレースでした。 |