●第30回 フェブラリーステークス(G1)● 2月17日東京11R ダート1600m、国際、定量、指定 2月16日更新 変更点 なし(ステップ戦、平安S→東海S)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 去年と今年の最大の違いは、やはりステップ戦が平安Sから東海Sに変更されたことだろう。 ステップ戦の変更というと、昨年のNHKマイルC(ファルコンS:1200→1400)や安田記念(マイラーズC:阪神→京都)などが記憶に新しい。 とはいえ、簡単に片づけてはいけないのだが、それらは時期や距離のマイナーチェンジとして扱うことは可能。 その一方で、今回はステップ戦の名前からガラッと変わった。 そんなステップ戦が行われたG1といえば、やはり、「みやこS」が創設された初年となる10年のJCダートだろう。 この年は、その新生されたみやこSを勝ったトランセンドが勝ち、みやこS創設の関係で1週繰下げられた武蔵野S勝ちのグロリアスノアが2着。 同じことを繰り返すのならば、新生東海S勝ちのグレープブランデーは消せるわけがない。 ただし、今回は根岸S勝ちのメイショウマシュウは回避。 これがどのような因果関係を及ぼすのかは、また考えてみたい。 (ここまで2月13日更新) ちなみに根岸Sが現在の時期に移ってから1着馬不在で行われたフェブラリーSというと03年のみ。 その03年は中山代替開催のダート1800で行われ、ゴールドアリュールが東京大賞典から連勝するという、これまでになかった 結末を見せた。 「これまでになかったもの」で、今年考えられる結末の1つとういうならば、初ダートの馬が勝つ、ということが考えられる。 しかし、ここはダートのG1。 カレンブラックヒルやガルボが勝ったら、ダート路線の全否定とも受け取れ、さすがにそれはできないだろう。 そこで少し解釈を変えてみるが、ステップ戦として東海S(昨年までは平安S)、根岸Sが用意されている。 その勝ち馬がどちらか不在と見ると浮かんでくるものがある。
09年のカジノドライヴは米国G2勝ちのうえに、聞いたことがない前走1600万出走馬。 昨年のテスタマッタには2年前の2着歴。 ここから見る限り、前1年内のG1格連対歴は必要だろう。 そこで、昨年のJBCクラシック勝ちを持つワンダーアキュートを◎としたい。 相手筆頭はJCダート1着同枠のうえに、ステップ戦勝ち歴のあるグレープブランデー。 他ではステップ戦を飛ばしたシルクフォーチュン、前年のこの時期は未勝利だったイジゲン。 最後に前年1着馬テスタマッタを押さえたい。 【 買い目 】 馬連2.10-8.10.14.16 計7点 【 結果 】 1着 ○ 02 グレープブランデー(3人気) 2着 -- 06 エスポワールシチー(9人気) 3着 ◎ 10 ワンダーアキュート(7人気) ----- 5着 ▲ 16 シルクフォーチュン(5人気) 【 再考 】 素直にいけば取れたレース。 みやこSが創設された10年に、勝ち馬トランセンドがJCダートも持って行ったが、それと全く同じ結末。 リニューアルされた東海Sを勝ったグレープブランデーがここも持って行った。 また、根岸Sの勝ち馬不在から、ステップ戦勝ち馬不在年の資料を入れたが、少し書き換えるとこうなる。
前走条件馬がいないので、G1格勝ち馬どうし、もしくはステップ戦1着馬/同一レースの2着馬を相手という結末。 グレープブランデーが軸(JDD1着馬/東海S1着馬)である以上、相手はG1格既勝馬を選べばそれで終了だった。 つまり、タイセイレジェンド、エスポワールシチー、ワンダーアキュート、テスタマッタの4点へ流せば取れたレース。 捻って失敗した典型例といってもいいだろう。 当初から気づいていたが、それはあまりにも単純すぎるのでは?と考えた時点で負けだったのかもしれない。 |