●第65回 朝日杯フューチュリティステークス(G1)● 12月15日中山11R 芝1600m、2歳、牡牝、国際、馬齢、指定 12月14日更新 変更点 なし(次年から阪神へ移設)
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 来年から阪神に移設されるため、最後となる「中山」朝日杯。 今年の出走馬を見ると、気になることが2つ。 1つは牝馬ベルカントの出走。 参考:牝馬が出走した朝日杯FS
05年の2着枠、07年の1着枠はオープン加算歴がない。 今回、オープン加算歴のない馬で組まれた枠は3.5.8枠とあるが、オープン歴すらない馬が揃った5枠は厳しいともいえる。 ただ、それぞれの年に出てきた牝馬のキャリアが意味深。 05年 出走取消 スロクハイネス 初勝利以外の加算歴なし → 1着 フサイチリシャール 東スポ杯1着 07年 3着同枠 フォーチュンワード 芙蓉S1着 → 1着 ゴスホークケン 初勝利以外の加算歴なし 牝馬の戦績とは真逆の結果を勝ち馬に求めてきた。 今年はベルカントがファンタジーS1着歴を持っての参戦となるため、07年と同じ流れ。 初勝利以外の加算歴なし(いわゆる資格賞金400万)の馬は、5.10.15の3頭。 ただ、経歴を見ると素直にこれとは言い難い。 もう1つは、[地]プレイアンドリアルの出走。 公営馬が出走するのは03年のモエレエスポワール以来だが、この年はデイリー杯と京王杯の勝ち馬どうしで決着した。 ただ、今年は牡馬重賞勝ち馬はゼロの顔ぶれである以上、視点を変える必要があるだろう。 モエレエスポワールは夏重賞の札幌2歳S勝ちが参戦の直接要因に対して、プレイアンドリアルは東スポ杯2着と秋重賞。 夏と秋が違う以上、当然別の流れになる。 1着馬を3つ並べる形の裏で、2着を並べる形になるのだろうか。 それならば、アトムとこの馬のド本命決着であっさり終わることになる。 そして、このレースは来年から阪神に移るため、「WIN5ありの中山朝日杯」は3回で終了する。 WIN5発売前は、それこそ取消戦となった05年2着のスーパーホーネット以外は全く出番がなかった「前走500万勝ち」。 発売されるようになってからは2年連続で1着席に入ってきた。 しかも、ともに外国人騎手。 前走500万勝ちは5頭いるが、外国人騎手はダートで2つ圧勝したアジアエクスプレス。 最後だからこそ初芝を持ってくるということもありだろうが、それなら牝馬を持ってくる可能性のほうが上と見たい。 舞台が違えど、このレースの牝馬出走はオークスをパスしてダービーに牝馬が参戦するようなもの。 オークスと賞金額に差があるダービーではビワハイジ、ウオッカが参戦した年は連対枠入りを許可してきた。 阪神JFと賞金額で強弱をつけられてからは初めてとなる牝馬出走。 出番があるからこそ、阪神JFへの出走権を放棄したと考えて最内枠のベルカントを◎。 重賞勝ち馬が1頭しかいない年の朝日杯は、その馬を連対させることで、ステータスを保ってきた歴史もある。 99年 2着 レジェンドハンター デイリー杯1着 02年 2着 サクラプレジデント 札幌2歳S1着 これらもプラスだろう。 相手は前走500万勝ちの3頭を上位に。 【 買い目 】 複勝1、馬連流し 計6点 【 結果 】 1着 ▲ 06 アジアエクスプレス(4人気) 2着 -- 11 ショウナンアチーヴ(6人気) 3着 ○ 14 ウインフルブルーム(5人気) ----- 10着 ◎ 01 ベルカント(3人気) 【 再考 】 本文に書いた通りで考察はほぼ正解だったが、最後で選択を誤った。 「WIN5発売の中山朝日杯」は今年までの3回。 いずれも外国人騎手騎乗前走500万勝ち馬を1着席に用意した。 この流れは変わらずじまいで、該当する▲アジアエクスプレスで素直に行けばよかっただけのこと。 最後だからこそ、これまでの勝ち馬にない「芝出走歴なし」のキャリアも生きた。 ◎とした牝馬ベルカントとの選択で最後に失敗。 とはいえ、500万勝ちどうしでの結末も想定できなかったため、いずれにしても、取れても単複(単勝870円、複勝390円)まで だったでしょう。 人気となったアトム、プレイアンドリアルを消せたことだけが正解でした。 |