●有馬記念(第58回グランプリ)(G1)● 12月22日中山10R 芝2500m、国際、定量、指定 12月21日週中考察更新 変更点 なし
【 過去10年経歴 】
【 考察 】 キズナ、エピファネイア、ジェンティルドンナ、メイショウマンボらは登録前に回避。 エイシンフラッシュが追い切り後に脚部不安を発症して回避したことで、グランプリといいながらさびしい顔ぶれとなった。 まずは、その出馬構成から考えたい。
現行馬齢表記となった01年からまとめたが、ブログでも触れたように当年G1勝ち馬が連から全滅したのは08年のみ。 こうなると、唯一の当年G1馬ゴールドシップが眩しく映る。 ちなみに08年は枠連ゾロ目万馬券決着、ファン投票1位馬が不在、当年G1馬が1頭のみの顔ぶれだった。 (ダイワスカーレットは前年2着馬、アドマイヤモナークはJC1着同枠馬) 今年も当年G1馬が1頭のみだが、ファン投票1位馬は出走し、古馬初対戦の3歳馬も不在と、似たような顔ぶれという点が気になる。 もちろん、3歳G1馬もいないが、これは08年以外では00年。 00年といえば、「テイエムオペラオーvsメイショウドトウ」の4度目のワンツー決着で終わった年だった。 唯一の当年G1馬の看板を生かすのか、それとも、2年越し4度目となる「オルフェーヴルvsウインバリアシオン」で終わるのか。 はたまたその他の結末か。 これはまた考えてみたい。 2つ目だが、今年はジャパンC勝ち馬が不在。 ジャパンC勝ち馬不在の有馬記念
3歳馬が必ず連に入っているが、いずれもG1馬。 非G1馬しかいない今年はやはり厳しく映る。 (ここまで12月19日更新) 上で、今年は当年のG1勝ち馬が1頭のみという点を触れたが、この年だけ当年G1馬が連対していないという事実もある。 当時の勝ち馬、ダイワスカーレットは前年の有馬記念2着、当年は大阪杯1着、天皇賞秋2着とわずか3戦ながら全戦連対。 大阪杯とフォワ賞を勝ち凱旋門賞2着。 前年からわずか3戦ながら全戦連対のオルフェーヴルと見事に重なる。 ただ、この馬で気になるのは、ここがラストランの5歳馬。 5歳馬にとって有馬記念は鬼門であり、現行馬齢表記となった01年以降で連対したのはわずか3頭。 勝ったのは09年のドリームジャーニー、そして04年のタップダンスシチー、06年のポップロックが2着に入ったのみ。 この3回はいずれも1枠が連対し、相手はG1馬。 そしてラストランの馬は1頭もいない。 万が一の可能性を考えても、G1馬ゴールドシップ以外を相手に選ぶことはなさそうにも見える。 最後に。 今年の中央競馬もあと2日。 去年、今年は祝日絡みの3連休のため9日間開催で行われているが、来年は最終日曜が28日となり8日間開催となる。 同日にホープフルSが組まれているため、最終の重賞となるかは定かでないが、有馬記念は開催最終日に復帰。 グランプリと謳いながら最後の重賞、最後の開催日ではないという珍妙な状態から解放される。 この2年間の有馬記念を、今年唯一のG1馬ゴールドシップがまとめて面倒を見ると考えたい。 相手筆頭は昨年から暮れに移った金鯱賞を勝ったカレンブラックヒル。 前年2着馬オーシャンブルーと同じ流れという点を買う。 一気の逆転というのならオルフェーヴルだろうが、ゴールドシップか同枠のデスペラードと枠連ゾロ目を見せるかのどちらか と受け取り、評価を下げる。 あとは天皇賞秋1着同枠のトーセンジョーダン、宝塚記念で相手となったダノンバラードを。 【 買い目 】 単複14、馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 ▲ 06 オルフェーヴル(1人気) 2着 -- 04 ウインバリアシオン(4人気) 3着 ◎ 14 ゴールドシップ(2人気) ----- 6着 ○ 03 カレンミロティック(6人気、2着同枠) (複勝170円) 【 再考 】 「ラストランを圧勝ですか、そうですか」としか言いようのない終わり方。 金曜に会社で上司と話していたことを書き忘れていたことに後で気づく体たらく。 「オルフェーヴルが勝つなら、ウインバリアシオン、デスペラード、ゴールドシップの3頭しか相手にならないのでは?」 まさにその通り。 結果としては、3歳G1馬のいない00年と08年を綺麗にミックスしてきた。 「相手はこれまでと同じ馬(00年)、今年全戦重賞を走り、賞金加算に一度も失敗していない馬が勝つ(08年)」 ゴールドシップの宝塚記念勝ちを評価してましたが、2つの結論から最後で間違えるというのは先週と同様。 「そこが甘い」と言えばそれまでですが、それが毎週できていれば、何の苦労もしないんですけどね。 |