●第49回 報知杯弥生賞(皐月賞トライアル)(G2)●
     3月4日中山11R 芝2000m、3歳、混合、馬齢、指定

     3月3日更新
     変更点 WIN5発売、賞金減額(5400→5200)
12 アダムスピーク 56 内田 13 クラレント 56 小牧
02 トリップ 56 田辺 04 アーデント 56 藤田
× 05 コスモオオゾラ 56 柴田大 × -- --

【 過去10年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
39回 02年 1中4芝20、3歳、混、定、指 混合化、馬齢→定量   バランスオブゲーム
40回 03年 3中4芝20、3歳、混、馬、指 馬単・3連複発売、定量→馬齢   エイシンチャンプ
41回 04年 2中4芝20、3歳、混、馬、指     コスモバルク
42回 05年 2中4芝20、3歳、混、馬、指 3連単発売   ディープインパクト
43回 06年 2中4芝20、3歳、混、馬、指     アドマイヤムーン
44回 07年 2中4芝20、3歳、混、馬、指 外国産馬優先権付与、G2→J2   アドマイヤオーラ
45回 08年 2中4芝20、3歳、混、馬、指     マイネルチャールズ
46回 09年 2中4芝20、3歳、混、馬、指、2場     ロジユニヴァース
47回 10年 2中4芝20、3歳、国、馬、指 国際化、J2→G2   ヴィクトワールピサ
48回 11年 2中4芝20、3歳、国、馬、指     サダムパテック
49回 12年 2中4芝20、3歳、国、馬、指 WIN5発売、賞金減額(5400→5200)    

【 考察 】
 今年から賞金が減額された3歳重賞路線で唯一賞金加算歴を持つ、京成杯勝ちのベストディール。
 この馬の扱いに注目していたが、やる前から辞退した。

 そのため、今年の弥生賞は3歳重賞勝ち馬どころか3歳オープン連対馬すらゼロ。  
 
 このように、3歳重賞勝ち馬ゼロで行われた弥生賞は、03.10.11年の3回。

1着馬 前走 2着 前走 備考
03年 エイシンチャンプ 朝日杯1着 スズノマーチ こぶし賞1着  
10年 ヴィクトワールピサ ラジニケ杯1着 エイシンアポロン 朝日杯2着  
11年 サダムパテック 朝日杯4着 プレイ つばき賞4着 京都2歳2着

 勝ち馬は3歳初出走。
 こうなるとアダムスピーク、クラレントしか残らないが、後者は前走朝日杯7着と掲示板を外した。

 最低でも掲示板となると、アダムスピークとなる。
 03年のエイシンチャンプは前年の朝日杯勝ち馬。
 それ以外の年は資格賞金1位馬以外が勝っている点も、アダムスピークにはプラスだろう。
 (本年1位はクラレント)

 (ここまで3月1日更新)

 そのアダムスピークはラジニケ杯から直行してきたことは前述したが、この手の馬が来たときは軸は平穏。

 3歳で最も最初に行われるG2戦である以上、2歳戦の力関係が最もよく反映されるところにもなる。

 ラジオNIKKEI杯1着馬出走年(02年以降)
ラジオNIKKEI杯1着馬、着順 初勝利 500万 OP 弥生賞2着馬 前走
03年 ザッツザプレンティ 着外
(1着エイシンチャンプ 朝日杯1着)
新馬     スズノマーチ こぶし賞1着
04年 コスモバルク 1着 公営 百日草特   メイショウボーラー 朝日杯2着
06年 サクラメガワンダー 着外
(1着アドマイヤムーン 共同通信1着)
未勝利 エリカ賞   グロリアスウィーク きさらぎ4着(シンザン2着)
09年 ロジユニヴァース 1着 新馬   札幌2歳 エイシンアポロン 朝日杯2着
10年 ヴィクトワールピサ 1着 未勝利   京都2歳 プレイ つばき2着(京都2歳2着)
 
 勝ったのは全て前走重賞1着馬。
 こうなった以上、単純だがこの馬から入りたい。

 ちなみに、ここはWIN5対象レースだが、出走馬でWIN5発売戦加算歴保有馬がいない。
 秋番組以降、WIN5対象戦加算歴を持たない馬のみで行われたWIN5対象3歳(2歳)重賞は、共同通信杯。

 この時もオープン加算歴を持つ2頭(ゴールドシップ、ディープブリランテ)で決まった以上、同じことが起きると考える。

 そのため、デイリー杯勝ちの同枠クラレントを相手筆頭。
 押さえに、朝日杯後の加算歴を持たないOP馬のトリップ、コスモオオゾラ、アーデントでまとめてみたい。

【 買い目 】 馬連流し 計4点
 

【 結果 】
1着 × 05 コスモオオゾラ(9人気)
2着 ▲ 02 トリップ(3人気)
3着 -- 04 アーデント(5人気)
-----
8着 ◎ 12 アダムスピーク(1人気)
12着 ○ 13 クラレント(11人気)
(参考:馬連7830円、馬単22190円)

【 再考 】
 3歳時の重賞、オープンの勝ち馬不在ということで、求めてくるものは2歳の実績。
 トライアルの中で最も早く行われることも、それを裏付けている。
 
 そこから人気の一角を占めたフェノーメノ、ジョングルールに出番はないと読んだところまでが正解。  

 アダムスピークがラジオNIKKEI杯1着から直行したローテーション。
 さらには資格賞金1位馬としてクラレントが出走してきたことから安直に扱って失敗。

 ブログでも触れたが、これまでチューリップ賞で鉄板級の信頼度があった阪神JF1着馬のジョワドヴィーヴル。
 この馬がしくじった時点で、最初のクラシックトライアルでは重賞実績馬は不要と判断する必要があった。

 2歳時に賞金を加算してオープン入りしていた馬はトリップ、タイセイスティング、アーデント、コスモオオゾラの4頭。
 ダートのみのタイセイの評価を下げれば残り3頭。

 重賞連対歴を持つアダムスピーク、クラレントを含めても、2歳芝500万下勝ちを持つコスモオオゾラのキャリアは異色。
 そう考えれば狙うことは可能だが、さすがにそこまではできなかった。
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