●第7回 ヴィクトリアマイル(G1)● 5月13日東京11R 芝1600m、牝、国際、定量、指定 5月12日更新 変更点 なし
【 過去6年経歴 】
【 考察 】 先週のNHKマイルCこそ、トライアルNZTを勝ったカレンブラックヒルが1番人気にこたえたが、他は出番なし。 カレンブラックヒルに出番が来たのは、「無敗の1番人気馬」だったこともあるだろう。 古馬戦線となると、[地]ステップ戦を持つ高松宮記念、天皇賞春はいずれもステップ戦負け馬が連対。 しかも、ステップ戦勝ち馬の入った枠は最高でも3着までに終わっている。 本体が中京に戻った高松宮記念、日経賞を阪神で行った天皇賞。 前年とスペックを同じくしているものはないが、今回も[地]ステップ戦となる福島牝馬Sの開催地が変更されている。 そう考えると、同じ流れを受け継いでいる、と考えられるだろう。 ちなみに、高松宮記念は前走ステップ戦敗退馬のみの枠。 天皇賞は1着枠がステップ戦敗退馬のみの枠、2着馬は重賞すら出走歴を持たない馬とステップ戦2.3着馬の組み合わせ。 ならば、阪神牝馬S、福島牝馬Sを勝ったクィーンズバーン、オールザットジャズには厳しく見える。 (ここまで5月9日更新) 今年は、ステップ戦とされる阪神牝馬S、福島牝馬Sの1着馬が揃って出走するが、これは06〜09年以来。
前走を見ると、海外のウオッカ以外は重賞連対。 今年は阪神牝馬Sの1.2着馬と福島牝馬Sを勝ったオールザットジャズの3頭と少ない。 その一方で、これまでは毎年のようにいた前年3歳牝馬G1勝ち馬が不在。 これまでを見ると、勝ちきる必要はないが、連対は必要とも受け取れる。
前年のG1連対馬を見ても、連覇を目指すアパパネ、桜花賞馬のマルセリーナ、秋華賞2着のキョウワジャンヌのわずか3頭。 そのなかでは、前年勝ち馬のアパパネ。 去年は連覇を目指すブエナビスタを蹴散らしたが、今年はどう出るだろうか。 G1と再表記された09年からの3年間はブラボーデイジーが全て連対枠入りし、それぞれの馬をつなぐ役割を担っていた。 (09年2着→10年1着同枠→11年1着同枠) 前年のこのレースで1着枠にいたのは、アパパネ、アプリコットフィズ、ブラボーデイジー。 今年も2頭出てきたが、何を意味するのだろうか。 双方がつなぐ枠連4-6という見立てもあるが、アパパネの同枠に阪神牝馬S勝ちのクィーンズバーンが入った。 狙い目としては成り立つが、今年の古馬G1はステップ戦勝ち馬の枠に出番がないこともあり、頭からとなると疑問符がつく。 それならば、前走阪神牝馬S2着で復権ののろしを上げたマルセリーナを本命としたい。 忘れ去られつつあった前年桜花賞馬の存在を、同じ牝馬限定マイル戦でアピールすることは可能だろう。 他ではアプリコットフィズの同枠に入ったホエールキャプチャと、秋華賞2着のキョウワジャンヌを。 【 買い目 】 馬連ボックス 計6点 【 結果 】 1着 ▲ 12 ホエールキャプチャ(4人気) 2着 -- 16 ドナウブルー(7人気) 3着 ◎ 01 マルセリーナ(3人気) ----- 5着 ○ 07 アパパネ(1人気) 【 再考 】 4頭選んで1.3.4.5着という、ある意味で芸術的な結果。 2番人気のオールザットジャズに出番は来ないところまでは正解。 ただ、問題はその後。 レースは昨年の1着同枠馬アプリコットフィズと同枠に入った▲ホエールキャプチャが制した。 昨年のブラボーデイジーと同じ、接着剤としての役割を担ったのがこの馬。 ステップレース勝ち馬と同枠を組んだ○アパパネではダメということ。 そして、2着の◎マルセリーナは桜花賞勝ちこそあれど、牝馬戦しか加算歴がなく、直前1年間に1着歴なしというキャリア。 これがマイナス要素となったと受け取りたい。 無印にした2着のドナウブルー。 ウィリアムス騎乗で仮想[外]になったことに加えて、京都牝馬S勝ちでマイル重賞勝ち歴あり。 ヴィクトリアマイルと外国名を使っている以上、仮想であれ[外]は注意すべきであり、こちらを見逃してはいけなかった。 |