●第7回 ヴィクトリアマイル(G1)●
     5月13日東京11R 芝1600m、牝、国際、定量、指定

     5月12日更新
     変更点 なし
01 マルセリーナ 55 田辺 07 アパパネ 55 蛯名
12 ホエールキャプチャ 55 横山典 03 キョウワジャンヌ 55 柴田善

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件   変更点 当日変更 1着馬名
1回 06年 2東8芝16、牝、国、定、指   新設   ダンスインザムード
2回 07年 2東8芝16、牝、国、定、指   表記G1→Jpn1 枠連ゾロ目万馬券 コイウタ
3回 08年 2東8芝16、牝、国、定、指       エイジアンウインズ
4回 09年 2東8芝16、牝、国、定、指   Jpn1→G1   ウオッカ
5回 10年 2東8芝16、牝、国、定、指     当日番組変更あり ブエナビスタ
6回 11年 2東8芝16、牝、国、定、指 7歳上なし WIN5発売
(ステップ戦福島牝馬S新潟施行)
当日番組変更あり アパパネ
7回 12年 2東8芝16、牝、国、定、指        

【 考察 】
 先週のNHKマイルCこそ、トライアルNZTを勝ったカレンブラックヒルが1番人気にこたえたが、他は出番なし。
 カレンブラックヒルに出番が来たのは、「無敗の1番人気馬」だったこともあるだろう。

 古馬戦線となると、[地]ステップ戦を持つ高松宮記念、天皇賞春はいずれもステップ戦負け馬が連対。
 しかも、ステップ戦勝ち馬の入った枠は最高でも3着までに終わっている。

 本体が中京に戻った高松宮記念、日経賞を阪神で行った天皇賞。
 前年とスペックを同じくしているものはないが、今回も[地]ステップ戦となる福島牝馬Sの開催地が変更されている。

 そう考えると、同じ流れを受け継いでいる、と考えられるだろう。

 ちなみに、高松宮記念は前走ステップ戦敗退馬のみの枠。
 天皇賞は1着枠がステップ戦敗退馬のみの枠、2着馬は重賞すら出走歴を持たない馬とステップ戦2.3着馬の組み合わせ。

 ならば、阪神牝馬S、福島牝馬Sを勝ったクィーンズバーン、オールザットジャズには厳しく見える。
 
 (ここまで5月9日更新)

 今年は、ステップ戦とされる阪神牝馬S、福島牝馬Sの1着馬が揃って出走するが、これは06〜09年以来。

1着馬 前走   2着馬 前走  
06年 ダンスインザムード マイラーズC2着 桜花賞 エアメサイア 阪神牝馬S2着 秋華賞
07年 コイウタ ダービー卿2着   アサヒライジング   秋華賞2着
08年 エイジアンウインズ 阪神牝馬S2着   ウオッカ (海外) 東京優駿
09年 ウオッカ (海外) 天皇賞秋 ブラボーデイジー 福島牝馬S  

 前走を見ると、海外のウオッカ以外は重賞連対。
 今年は阪神牝馬Sの1.2着馬と福島牝馬Sを勝ったオールザットジャズの3頭と少ない。

 その一方で、これまでは毎年のようにいた前年3歳牝馬G1勝ち馬が不在。
 これまでを見ると、勝ちきる必要はないが、連対は必要とも受け取れる。

1着馬 前年牝馬G1連対 2着馬 前年牝馬G1連対
06年 ダンスインザムード5   エアメサイア 秋華賞、オークス2着
07年 コイウタ   アサヒライジング 秋華賞2着
08年 エイジアンウインズ   ウオッカ 桜花賞2着
09年 ウオッカ5 ヴィクトリア2着 ブラボーデイジー  
10年 ブエナビスタ 優駿牝馬 ヒカルアマランサス  
11年 アパパネ 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞 ブエナビスタ5 ヴィクトリア
 注:馬名後の数字は年齢、ないものは4歳

 前年のG1連対馬を見ても、連覇を目指すアパパネ、桜花賞馬のマルセリーナ、秋華賞2着のキョウワジャンヌのわずか3頭。

 そのなかでは、前年勝ち馬のアパパネ。
 去年は連覇を目指すブエナビスタを蹴散らしたが、今年はどう出るだろうか。

 G1と再表記された09年からの3年間はブラボーデイジーが全て連対枠入りし、それぞれの馬をつなぐ役割を担っていた。
 (09年2着→10年1着同枠→11年1着同枠)

 前年のこのレースで1着枠にいたのは、アパパネ、アプリコットフィズ、ブラボーデイジー。
 今年も2頭出てきたが、何を意味するのだろうか。

 双方がつなぐ枠連4-6という見立てもあるが、アパパネの同枠に阪神牝馬S勝ちのクィーンズバーンが入った。
 狙い目としては成り立つが、今年の古馬G1はステップ戦勝ち馬の枠に出番がないこともあり、頭からとなると疑問符がつく。

 それならば、前走阪神牝馬S2着で復権ののろしを上げたマルセリーナを本命としたい。
 忘れ去られつつあった前年桜花賞馬の存在を、同じ牝馬限定マイル戦でアピールすることは可能だろう。

 他ではアプリコットフィズの同枠に入ったホエールキャプチャと、秋華賞2着のキョウワジャンヌを。
 
【 買い目 】 馬連ボックス 計6点


【 結果 】
1着 ▲ 12 ホエールキャプチャ(4人気)
2着 -- 16 ドナウブルー(7人気)
3着 ◎ 01 マルセリーナ(3人気)
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5着 ○ 07 アパパネ(1人気)

【 再考 】
 4頭選んで1.3.4.5着という、ある意味で芸術的な結果。

 2番人気のオールザットジャズに出番は来ないところまでは正解。
 ただ、問題はその後。

 レースは昨年の1着同枠馬アプリコットフィズと同枠に入った▲ホエールキャプチャが制した。
 昨年のブラボーデイジーと同じ、接着剤としての役割を担ったのがこの馬。
 
 ステップレース勝ち馬と同枠を組んだ○アパパネではダメということ。
 そして、2着の◎マルセリーナは桜花賞勝ちこそあれど、牝馬戦しか加算歴がなく、直前1年間に1着歴なしというキャリア。
 これがマイナス要素となったと受け取りたい。

 無印にした2着のドナウブルー。
 ウィリアムス騎乗で仮想[外]になったことに加えて、京都牝馬S勝ちでマイル重賞勝ち歴あり。
 ヴィクトリアマイルと外国名を使っている以上、仮想であれ[外]は注意すべきであり、こちらを見逃してはいけなかった。  
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